Fathom Onlineのレポートからも明らかなように,カテゴリー別キーワードによって単価変動に違いが見られる。特に落ち込みが大きかった分野は,コンシューマ向けサービスで2月単価は前月比−19%となった。小売りも−12%と下げた。年末のホリデーシーズンから年初にへこむのは季節要因としてやむを得ないかもしれない。一方で住宅ローン関係やブロードバンドのように,今年に入ってもクリック単価を上げ続けている分野もある。
だが,2月の単価が全体で前月比マイナス2%であったことは,これまでの勢いに少し陰りが出てきたのは確かである。単なる季節要因だけなら良いのだが・・・。というのは,クリック詐欺の影響が出ているのではと言う心配だ。もし,広告主がクリック詐欺に嫌気を差しだしていたら大変である。
◇プレスリリース
・FEBRUARY SEARCH KEYWORD PRICES SLIP TWO PERCENT
http://www.fathomonline.com/newspress_030205.php
◇カテゴリー別キーワード単価の一覧表(Fathom Online調査)
http://www.fathomonline.com/030205-kpi-lg.gif
◇参考
・Other Shoe on Keyword Prices, Clickfraud
http://battellemedia.com/archives/001296.php