フェイスブックよりもツイッターが、より多くのトラフィックを呼び込む。経験からも、そうだろうと実感していたが、先月末に発表されたHubspotの測定結果でも、その傾向が見られた。
今や、ブログやニュースサイトを始め多くのWebサイトでは、各記事をフェイスブックやツイッターで共有してもらうために、それぞれの共有ボタンを配するのが当たり前になってきた。そして、サイトのビジター数やページビュー数が、フェイスブックやツイッターからのトラフィックにますます依存してきているのだ。
Hubspotは5000ブログを対象に、ソーシャルメディアからのトラフィックによる効果を測定した。注目したいのは、ツイッター(TW)共有だけを施したブログが、フェイスブック(FB)共有だけを施したブログに比べ、63%も多くのページビュー数を獲得したことだ。TW共有のブログは、ソーシャルメディア共有をまったく施してないブログに比べ、117%も多いトラフィックを得ている。またTW共有とFB共有の両方を施したブログは、ソーシャルメディアを無視したブログに比べ、160%も多いページビューを得ている。ともかく、リツイートボタンを置くだけでも、目立った効果が得られるということである。
●ブログ記事当たりの平均ページビュー数
またTW共有やFB共有を施すことにより、ブログへのインバウンドリンク数も増える。つまりSEOにも対応することになり、検索エンジン経由のトラフィック増に貢献するはずだ。ここでも、TW共有がFB共有よりも、インバウンドリンク数増加に効果的であった。
●ブログ記事当たりの平均インバウンドリンク数
ソーシャルメディアに対応することにより、ブログへのコメント数も以下のように増えている。 この場合、逆に、FB共有の方がTW共有よりも効果的であった。
●ブログ記事当たりの平均コメント数
◇参考
・Does Twitter or Facebook Drive More Traffic to Your Blog?(jeffbullas.com)