5年ほど前にバズワードWeb2.0に乗っかって流行ったソーシャルメディア系サービスの幾つかが、急激に失速し始めている。その当時ユーザー参加型サービスと呼ばれ人気沸騰していた、Delicious、Digg、MySpace,iGoogleなどは利用者数を激減させている。それらに代わって、FacebookやTumblr、LinkdInなどが勢いを増し、爆発的に利用者数を増やしている。
代表的なソーシャルメディア系サービスの、この1年間の成長率(増減率)をBufferがまとめていたので、以下に示す。世界市場の成長率である。BufferがAddThisやonelilyのデータを参考にして、インフォグラフィックを作成しているのだが、以下の成長率はユニークユーザー数ではなくて、ユーザーの共有回数のようである。個人的にも、以前世話になったDeliciousやDiggを、今ではほとんど使わなくなっている。
(ソース:Buffer)
人気のソーシャルメディアの共有ボタンは今や、世界中のサイト上のそこらじゅうに置かれているのだが、特に驚くのは共有コンテンツが驚くべき速さと広がりで伝播していることだ。コンテンツが共有されると、2分後にも多くのユーザーがクリックするというのだ。また、クリック数の75%は共有されてから1日以内にクリックされている。ウォール街占拠デモが、ソーシャルメディアを介してアッという間に世界中に飛び火したのも頷ける。また米国においては、最もコンテンツが共有されるピーク時刻は朝9時半(EST)で、ピーク日は毎週水曜日である。
(ソース:Buffer)
◇参考
・Amazing Infocharts: How The World Shares Via Social Media(Buffer)


