iPadが登場して18ヶ月が経ち、タブレット市場も順調に立ち上がってきている。Gartnerの予測によると、世界のタブレットの出荷台数は急成長を続け、2015年には年間3億台を突破する。

タブレットの先進国の米国では、今回のPewの調査によると、成人の11%がタブレットを保有している。まだ少数派であるが、今後、急激にユーザーが増えていくのは間違いなさそう。現在、保有者の77%が毎日、タブレットを利用している。また保有者の53%がタブレットで毎日ニュースコンテンツに接しているという。つまり、米成人の約5.5%がタブレットでニュースを毎日閲読していることになる。

米国成人のタブレットユーザーは平均して毎日1時間35分間もタブレットに向かっているという。夜にソファーやベッドでゆっくりと利用している人が多そうだが、それにしても1時間35分間は長いな。ニュースを入手することに加えて、タブレットユーザーは以下のようなアプリケーションを利用している。

またタブレットユーザーは一般の人に比べ、ニュースを日常的にフォローしている人が多く、ニュースを観るよりも閲読したり聴取することが好きな人が多い。

さらに興味深いのは、タブレットを保有して以来、以前にましてニュースを楽しむようになり、ニュースに接する時間が長くなったという。

またタブレットのニュースユーザーの多くは、本もプリント版よりも電子版で読みたいようだ。

◇参考
・THE TABLET REVOLUTION:HOW PEOPLE USE TABLETS AND WHAT IT MEANS FOR THE FUTURE OF NEWS(Journalism.org)
・The Tablet Revolution–A PEJ Infographic(Journalism.org)
・iPad to dominate tablet sales until 2015 as growth explodes, says Gartner(Guardian)