2005年03月25日

RSSマーケッティング,本格離陸は2年先か

 これからのインターネットマーケッティングのキーワードが,サーチエンジンからRSSへ・・・。ネット上で繰り広げられているマーケッティング議論では,RSSに関心が集まっているのは確かだ。だが,RSSマーケッティングに今すぐ邁進すべきかとなると,米国においても必ずしもそうではない。米JupiterResearch のレポートでも,マーケッティング目的でのRSS採用は,今後24ヶ月の間,低空飛行を続けることになろうと予測。ネット系調査会社にしては冷静な見通しを語っている。

 RSSがe-mailマーケッティングに取って代わることはないだろう,と米JupiterResearch は見ているのだ。ニューヨークでの調査でも,企業のマーケッターの45%は,e-mailの補完でRSSを採用する予定はない,とつれない。現在RSS配信しているマーケッターはわずか5%である。RSS採用に最も熱心なメディアおよびエンターテイメント系企業でも,ニューズレター・コンテンツをRSSで配信している割合は17%とまだ多くない。

 最大の壁は,RSSリーダーが使い勝手の点で今一であることと,それに伴って利用者もインターネット人口の5%近辺で非常に少ないことだ。RSSリーダーは,ブラウザーやメーラーに組み込まれ,もっとユーザーフレンドリーにならないと,幅広く普及しないだろう。根付くには確かに2年ほどの年月がかかるかもしれない。

 ダイレクトマーケッターにとっての目標は,もっとターゲッティング,テスティング,それにパーソナライゼーションを徹底させ,既存のe-mailによるキャンペーンのパフォーマンスを高めることだ。そのためには,RSSやブログをうまく付加することを考えたほうがよい。RSSをe-mailに取って代わるものとして見るのではなくて,よりリーチを広げるための補完ツールとして捉えるべきである。

◇ソース
・JupiterResearch: RSS Adoption Not Really Simple
http://www.dmnews.com/cgi-bin/artprevbot.cgi?article_id=32220
posted by Kilimanjaro at 07:35 | 東京 晴れ | Comment(1) | TrackBack(3) | マーケティング 広告
この記事へのコメント
こんにちは。大変参考になるサイトで、いつも勉強させてもらっています。
ご指摘のように、RSSをメールの代替物としてのみとらえると、マーケットの規模感やマーケットの立ち上がりのタイミングを見誤ると思っています。
toCのプッシュメディア的利用のされ方は、RSS利用の一側面でしかなく、メインはコンテンツシンジケーションやサーチに絡んでくるところで、それは2年後とかではなく、もっと早いタイミングで立ち上がってくるのではないでしょうか
Posted by にらいぬ at 2005年03月25日 10:51
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