“Farewell to Newspapers”。ちょっと食傷気味だが,またこのような見出しのコラムが,ABC Newsサイトでも掲載されていた。寄稿者はシリコンバレーを拠点にした作家でありジャーナリストであるMichael S. Malone氏である。彼自身,San Jose Mercury Newsの元記者であったし,各新聞に多くのコラムを寄稿してきた。今回のコラムの内容を簡単に紹介する。
以前は,仕事の都合上,毎朝,新聞を3紙かかさず読んでいたし,そのほかThe Wall Street JournalやThe New York Times(日曜版)にも目を通していた。新聞を教材に学校で授業をするほど,日常的に新聞とは切っても切れない生活を送っていた。
ネットバブルの頃の夏休みに家族でアフリカ旅行に出かけた時に,旅行中に新聞購読を休んだ。旅から帰ってからも,新聞がなくても困らないことがはっきりした。オンライン版で十分である。20数年の間,新聞と密接に関わってきた人間なのに,今では新聞紙を読まなければならない理由が見つからないのだ。周りの友人にも聞いてみた。大半が新聞紙をめったに開かなくなったという。ピュリッツァー賞を2回も受賞した友人なんかは,新聞紙を読んでないと,おどおどしながら告白する始末。
サーバースペース上には,ニュース,解説,コラム,ブログなど,欲しい私自身の新聞が存在するのだ。新聞の部数の減っていくのもやむを得ない。最近では,大手新聞社が購読部数を水増し発表して,信用を失ったりしている。今後10年間も同じペースで新聞部数が落ち込んでいき,大半が死滅する運命にある。
多くの新聞社は相変わらず新聞紙にこだわっており,オンラインへの乗り換えが遅れている。新聞社サイトはスタティックすぎる。プリント版コンテンツのコピーをダウンロードするサービスなんかよりも,もっとWebでのプレゼンスを高めるコンテンツを発信すべきだ。
the Wall Street Journal, the New York Times, USA Today ,the San Jose Mercury Newsなど有力新聞社も,今では強力で活気のあるオンライン版の構築に必死だが・・・。これらの新聞社ははっきりとした戦略上の活路を見いだせるまで,相変わらずプリント版新聞を止めようとはしないようだ。新聞が残るとしても,全米でせいぜい10紙程度だろう。
以上がMalone氏のコラムの内容。米国における新聞紙を取り巻く環境は,日本に比べかなり厳しい。米国のニュースサイトやブログが質・量とも先を走っており,確かに新聞紙がなくても困らないだろう。
◇ソース
・Silicon Insider: Farewell to Newspapers
http://abcnews.go.com/Business/SiliconInsider/story?id=88655&page=1
2005年03月28日
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