PwC(Pricewaterhouse Coopers)の「Global Entertainment and Media Outlook」によると、世界のビデオゲーム市場は年平均成長率7.2%で伸び続け、2016年に830億ドルに到達するという。注目すべき動きは、オンライン/モバイル・ゲーム市場がコンソールゲーム市場を侵食する展開で、主役交代が一気に進んでいることだ。
ビデオゲーム広告も、ソーシャルゲームや無料ゲームの成長に伴って売上アップに貢献していく。オンライン/モバイル・ゲームの市場規模が2013年にコンソールゲームを追い抜き、2016年には36%も上回る。ビデオゲーム市場全体では中国の急成長が特出しており、2012年に日本を抜き去り、2016年には米国とほぼ肩を並べる。
最初のグラフで示したように、オンライン/モバイル・ゲーム市場は一本調子で成長しているが、今後5年間で倍近くに増えるモバイルインターネット加入者も潜在ゲームユーザーとなっていく。ここでも中国の加入者の伸びが目に付く。
またモバイルインターネット加入者は以下のように新興国で急速に増えていく。新興国がモバイルゲームの有望市場として育ってきているのだ。
◇参考
・Global entertainment and media outlook: 2012-2016(PwC)