Steve Rubelの言い分はこうだ。最近のWebページ設計では,AjaxやFlashなどのインターラクティブ技術が普及し,ほとんどページクリックなしで済ませるアプリケーションが出現してきている(例えば,GmailやGoogle Reader)。さらに widgetの普及が,その流れを加速している。
だがネット広告が絶好調で推移している現在,広告関係者としてはページビュー問題に触れたくない。バナー広告などの指標として,ページビューを利用しているからだ。
最近の先進的なサイトを見ていると,やはり「ページビューの死」がジワジワ近づいているようだ。米Yahooですら,今年5月にホームページを刷新したときにAjaxを採用し,クリックなしで(別のページに飛ばなくても)一部の情報をチェックできるようにしていた。これからは,アレコレと無闇にクリックさせて読みたい記事を探させるようなページ作りをしていると,ユーザーに嫌われてしまうだろう。最近,Google,Yahoo,MSN,NYtimes,ESPNなど,有力サイトが力を入れているパーソナライズドページ(マイページ)も,ユーザーがストレスを感じることなく,つまりなるべくクリックをさせないで,所望のコンテンツに到達させようとしているのだ。
滞在時間やユニーク訪問者数なども考えられるが,ページビューの代替としては難しそうだし・・。まだ,しばらく,ネット広告にはページビューを使わざる得ないのかな。
◇参考
・The Imminent Demise of the Page View(Micro Persuasion)
・The Deeply Painful Growing Pains of Online Advertising(Publishing 2.0)
・米Yahooのホームページ,久々のデザイン刷新へ(メディア・パブ)
・強気なネット広告予測,メディアのオンラインシフトに拍車(メディア・パブ)
・パーソナライズドページがブームの兆し,ビジネスにもなりそう(メディア・パブ)
・Widgetによるコンテンツ流通が本格化(メディア・パブ)
PV神話=視聴率神話
のような感じがしました。
先日機会がありましてTVの構成作家の
お話を伺ったのですが、
「番組評価の指標は視聴率」
と言い切っていたのが印象的です。
視聴率みたいに正しいかわからないけれども
昔から指標として使っているといった
立ち位置に「PV評価」もなっていくのでしょうか。