その資料で最も目を引いたのが,Peer-to-Peer (P2P)トラフィックが2004年時点で,インターネット・トラフィックの60%も占めているという統計データである。 このデータのソースはCacheLogoc Researchのレポートである。下図は,そのレポートで示されていたグラフである。
P2Pトラフィックが,インターネットを圧迫していると言われているが,なるほどと納得できるグラフである。CacheLogocが解説しているように,P2Pトラフィックは,ごく少数のヘビーユーザーによって酷使されているとか。2004年時点で60%なのだから,現時点では凄いことになっているのでは。
Mary Meeker の資料には,他にも面白いデータが満載されている。たとえば,世界のインターネットの市場価値の46%が,わずか5社で占められているといった話など。その5社とは,
Google+Yahoo+eBay+Yahoo Japan+Amazon
である。
また,Global Internet Thesisとかいう成長率ルールがあるとか。それによると,
user growth:10-15%
usage growth:20-30%
monetization growth:30%+
う〜ん,インターネットが「金のなる木」って,ほんとうなのかな。上のようなトップ5社にとってはそうだけど・・・。この資料の中でも,monetizationのpathの行き先が,Yahoo,Google,Apple となっている。