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2006年12月22日

Web2.0サイトに変身した新聞社系サイトTopix.net,その後は?

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 TribuneやGannettが出資しているTopix.netの展開はおもしろい。  

 Topix.netはもともと,Google Newsのようなニュース・アグリゲーター・サイトであったが,ちょうど1年ほど前から,Web2.0風サイトへの衣替え進めていた。つまり,読者参加型メディア,つまりCGM(Consumer Generated Media)の取り込みを大胆に実施し始めていたのだ。具体的には,下の参考サイトを参照してもらいたい。

 それで,1年後の現在,どうなっているのだろうか。その成果の一部としてフォーラムサービスの経過を,同社の公式ブログが明らかにしている。Topix.netは36万種のトピック対応にニュースページを提供していたが,1年ほど前から,各トピックに読者参加のフォーラムを併設していた。正直言って,新聞社系サイトが行うフォーラム(コミュニティー)を盛り上げるのは厳しいと思っていたのだが。確かに,フォーラムを始めた当初は,閑古鳥が鳴く寂しい状況が続いていた。ところが,最近は下のグラフで示すように,読者からのポスト数がうなぎ上りに急増している。今では,毎日2万件を突破する勢いだ。

Topixnet0612forum.JPG

 このようにソーシャルメディア色を強めているTopix.netへの訪問者数も増えているはずなので,Competeのトラフィックデータで調べてみた。その結果が下図である(クリックで拡大表示)。訪問者数が2倍近く増えている。これまでの新聞紙系サイトに比べても,驚異的な伸びを示している。


topixnet0612.JPG


◇参考
・Happy Birthday, Topix forums!(Topix.net Weblog)
・ニュースアグリゲーターのTopix,参加型アーキテクチャを採用(メディア・パブ)
・新聞社傘下のニュースアグリゲーターTopix.net,CGMコンテンツを拡充(メディア・パブ)



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posted by 田中善一郎 at 11:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
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