washingtonpost.comが伝えるところによると,新聞66紙と広告主100社が参加している試験サービスは,Googleとしては順調に推移していると判断している。広告売上高は想定額の3倍近く達成したとGoogleは自慢している。
GoogleはAdWordsやAdSenseで幅広い中小企業の広告主を抱えており,そうした企業に新聞紙の小枠広告スペースを仲介するサービスである。現在の試験サービスでも,すでにトップ5紙には毎週数社の広告が付いているという。
これは,単価の低い小枠広告を大量に仲介することにより成り立つロングテール広告サービスである。Googleにとっては魅力ある事業に育つ可能性があるが,新聞各社にとって意味のある広告売上高を得られるかどうか明確ではない。でも,広告集稿に苦戦し自社広告で埋めることが多くなっている新聞紙にとっては,面倒な小枠広告を少しでもGoogleにお願いせざる得ないのかも。
ともかく,Googleとしては,現在の試験サービスが終わる2007年1月以降にも,本番サービスに入りたいようだ。
◇参考
・Google Set To Expand Newspaper Ad Program(washingtonpost.com)