OhmyNewsは,記事を投稿する市民レポーターを3万7000人も抱えており,毎日150〜200本の記事が寄せられる。実際に投稿している人数は5000人くらい。12人の専任コピーエディターが対応する。投稿数が増えているので,コピーエディターも増やしたい。最初のスクリーニングで投稿記事の30%を捨てる。残った70%の中から5〜10本の記事を選び,メインページの上部に掲載していく。たとえ編集方針に沿っていてもあるレベルの質に達していない記事は,はねつけるか書き直させる。
伝統的なメディアと違って,特に締め切り時刻はない。毎日,読者や市民レポーターとコミュニケーションしている。エディターは読者のコメントをチェックしており,必要があれば手早く応対するようにしている。市民レポーターの記事だけを処理する専任のデスクチームを置いているのも特徴だ。
英語版のOhmyNews Internationalは昨年から出している。韓国語版の成功を踏襲させたい。世界中に300人のグローバル市民レポーターがいるが,年内に1000人に増員していきたい。
プリント版は2002年の早い時期に始め,有料読者に郵送している。だが街角ではフリーペーパーとして配布している。また主要地下鉄の駅では,誰もがピックアップできるようにしている。他に,次世代ケータイへのDMB(Direct Media Broadcasting)サービスにも注力している。
◇参考
・OhmyNews International : "We update 24/7."
http://www.editorsweblog.org/2005/04/emfont_colorff9.html#more