19日に発表した米Yahooの第1四半期決算では,売上高が前年同期の55%増の11億7300万ドル,純利益が約2倍の2億450万ドルと,好調に推移。売上の約9割を占める広告収入が順調に伸びたためである。続いて21日の米Googleの同期決算はもっとすごかった。売上高が93%増の12億5600万ドルで,純利益が477%増の3億6900万ドルと,飛躍的に膨らませた。収入のほとんどが検索連動型広告であることが特徴である。
両社とも利益の源は広告であるが,今期は検索広告が飛躍台になっている。特に,Googleの成長が目立つ。それもそのはずeMaketerのレポートによると,米国ではGoogleの検索件数がYahooの2倍以上もあるようだ。
2005年1月調査のNielsen//NetratingsのデータをソースにeMaketerがまとめたレポートでは,主要検索エンジンの検索件数(シェア)は次の通りである。
1.Google search:1,923,153(47%)
2.Yahoo! search:868,174(21%)
3.MSN Search:523,188(13%)
検索件数の単位は1,000
ご存じのように,日本の検索エンジン利用シェアでは,逆にヤフーがグーグルを圧倒している。
◇参考
・Yahoo! Reports First Quarter 2005 Financial Results (56K PDF)
http://docs.yahoo.com/docs/pr/pdf/1q05pr.pdf
・Google Announces Record Revenues for the First Quarter of Fiscal 2005
http://www.google.com/press/pressrel/revenues_q105.html
・Earnings reports from Yahoo! and Google highlight the resurgence of online advertising.
http://www.emarketer.com/Article.aspx?1003366