Snapchatは友達同士で写真を共有できるアプリである。最近、動画も共有できるようになった。特徴は写真や動画のスナップを見る時間が最大10秒に制限されていることだ。あいさつ程度のスナップしか送れない。表示されたスナップはすぐに削除される。保存されないので、コンテンツをあまり気にしないで気軽にスナップを送ることができのが、人気の鍵なのだろう。学生などの若い人中心に受けており、毎日6000万件以上の写真が送られているという。
Snapchatが使われるシーンを示したプロモーションビデオを以下に貼っておく。
いつまでもネット上に残る写真となると、送るときにやっぱり構えてしまう。でもすぐに消えてしまうなら、プライバシーなどのことや、少々変なスナップでも気軽に送ってしまえるのだろう。Businessweekも、”Erasable You”できるSnapchatをおもしろく紹介している(”the Erasable Future of Social Media“)。これからは、写真や動画を残すために撮るとは限らないのかも。
もう一つのVineは、動画を共有するモバイルアプリだが、最大6秒のビデオクリップしか共有できない。ただし、Snapchatと違って動画は削除されることなく保存される。6秒のシュートクリップなので、あまり質のことを気にしないで、気軽に共有できるのだろう。このアプリを開発したVine LabsをTwitterが買収しており、当然のことだがTwitterに投稿できるようになっている。
Twitterのように、手軽に動画を配信できるので、ニュースメディアでもVineを使う例が出てきた。トルコ人ジャーナリストのTulin Daloglu氏が、今月(2013年2月)1日にトルコの首都・アンカラのアメリカ大使館前で起こった自爆テロの報道で、現場からVineで動画を数点配信した。
vine.co/v/b1MDTPM1YzJ
また昨日あたりから、米北東部で猛吹雪が襲いニューヨークなどが非常事態宣言を出しているが、Atlantic のサイトでは、市民からのVineでの動画投稿が紹介されていた。すでに以下のように、動画(6秒の動画を繰り返し表示)が投稿されていた。
◇参考
・A Growing App Lets You See It, Then You Don’t(NYTimes.com)
・Snapchat Raises $13.5M Series A Led By Benchmark, Now Sees 60M Snaps Sent Per Day(TechCrunch)
・Vine Is Ready for Its Citizen Journalism Close-Up(Atlantic Wire)