
開発途上国を中心にもの凄い勢いで販売台数を増やしてきたが、ここにきて開発途上国でも普及率が高まり、年間販売台数のピークを迎えたようだ。
ただし、高成長の真っただ中にあるスマートフォンの販売台数は、2012年第4四半期(10−12月)に2億770万台に到達し、前年同期比で38.3%増となった。

OS別のスマートフォン販売台数では、アンドロイドが1億4470万台、iOSが4350万台となり、アンドロイド搭載スマートフォンの伸びが際立った。2012年第4四半期のシェアを比較すると、アンドロイドが69.7%と2011年同期の51.3%から、大きくシェアを増やした。一方のiOSのシェアは20.9%と、2011年の23.6%に比べ縮小した。
またメーカー別で見ると、サムソンとアップルの2社によるスマートフォンの販売シェアは、2012年第4四半期に52%となり、第3四半期の46.4%からさらに拡大している。両社による寡占化が進んでいる。なかでもサムソンの躍進が特出している。2012年第4四半期のスマートフォン販売台数は、6450万台と前年同期比で85.3%増となった。一方アップルは4350万台で、同22.6%増と成長にやや陰りが。
◇参考
・Gartner Says Worldwide Mobile Phone Sales Declined 1.7 Percent in 2012(プレスリリース)