The International Federation of the Phonographic Industry(IFPI)によると、2012年のデジタル音楽の売上高の増加分が、CDやLPのパッケージ(フィジカル)音楽の売上高の減少分を上回り、世界の音楽売上全体が久しぶりにプラスに転じた。音楽産業の収益の柱であったCD売上高が下落し始めるのに合わせて、世界の音楽売上は1998年以降、マイナス成長が続いていた。
昨年のデジタル音楽の売上は56億ドルに対し、フィジカル音楽は94億ドルであった。デジタル音楽の成長に貢献している最近のサービスは、Spotifyのようなサブスクリプション方式(期間固定料金でストリーム音楽を聴き放題)で、昨年はサブスクリプション方式サービスの売上高が44%も増えた。
◇参考
・IFPI publishes Digital Music Report 2013(IFPI)
・The music industry grew last year for the first time since 1998(Quarts)