その有料化サービスに向けて早くも、WaPoのiPadアプリ(The Washington Post for iPad)のデザインが刷新されていたので、早速アプリをダウンロードして使ってみた。日本からも利用でき、ダウンロードするとWaPoがNewsstandに置かれる。NewsstandのWaPoをクリックすると、次のような電子版のTop Storiesページが現れた。右上の“Sections”をクリックして選択することにより、Top Stories以外の8分野(Politics、Opinions,localなど)の各ページに辿りつく。
左上の“Print Edition”をクリックすると、毎日のプリント版WaPo(新聞紙)のレプリカが閲覧できる。過去2週間の指定日の新聞紙記事全てがそのまま閲覧できる。
中央下のアイコンをクリックすると、ブログ/コラムや漫画(コミック)、それにフォーラムへの案内アイコンが現れる。ブログ/コラムは、8つの分野別に複数ブログが存在する。下の例では、WaPoの看板ブログとなっているWonkblogをBusiness分野から選んでいる。コミック欄では、50種以上の漫画を閲覧できる。
フォーラムは、政治分野とスポーツ分野が用意されていた。政治分野では、自前の政治記事やブログ記事だけではなくて、外部のABC、CNN、Fox、Politico、NYT、NBC、CBSなど最新記事がツイートの形で掲載されていた。
例えば競合新聞のNYTの政治記事やブログ記事にも直接アクセスできた。また、トピック別(経済、ヘルスケア、エネルギー/環境)の記事も探せるようになっている。
政治分野では、政治記事や政治家発言などの内容について事実関係の調査のニースが高いが、ここでもWaPoのチェックだけではなくて、外部のPolitiFactやFactCheck.orgの実情調査記事が紹介されている。
また、ブログやトピック別のコーナーでは、ユーザーによる記者やブロガーの絞り込み(フィルタリング)も行える。電子版の記事はこれまで通り、ツイッターやフェイスブック、メールで他人と共有できる。
ともかく、iPadアプリを介して、過去2週間分の新聞紙の全てが、イメージの形で無料閲覧できる。現在、シングルスポンサーが付いており、夏までこの大盤振る舞いを続けてくれるのか。また電子版もかなり充実しており、インターフェイスもシンプルで使いやすい。
◇参考
・The Washington Post to charge frequent users of its Web site(The Washington Post)