*生活意識
日本:「暮らしていける収入があればのんびりと暮らしていきたい」
米国:「一生に何回かはデカイことに挑戦してみたい」
中国:「やりたいことにいくら困難があっても挑戦してみたい」
韓国:「大きい組織の中で自分の力を発揮したい」
* 偉くなることについて
日本:「責任が重くなる」「自分の時間がなくなる」
米国:「自分の能力をより発揮できる」「周りに尊敬される」
中国:「自分の能力をより発揮できる」「責任が重くなる」
韓国:「周りに尊敬される」「自分の能力をより発揮できる」
これは,高校生に限らず,若者一般の傾向であろう。面白味のない人生だと思ってしまうのだが・・・。
でも,当然だが,皆が皆のんびりとした人生を望んでいるわけではない。たまたま昨年の夏から,ネットベンチャーのグリーで若者達の生態を観察する機会を得ているが,職場の風景は冷めたのんびりムードとはかけ離れている。若者達が「自分の能力をより発揮できる」と信じる職場で,「デカイことに挑戦しており」,また「いくら困難があってもやり遂げようとしている」。グリーだけではない。他のネット系ベンチャー企業を見ていても同じようだ。夢に向かって挑戦できているせいか,窮地に追いつめられることも多いはずなのに,彼らはイキイキと仕事を楽しんでいる。
実は,キャリア情報提供サイト「GREEキャリア」で,グリーの田中良和社長が企業リーダーと対談しており,それをまとめた書籍「本音の履歴書」がこのほど発行された。対談相手にはネット系ベンチャーの起業家も多く登場している。グリーの田中社長は先日30歳を迎えたばかりだが,対談相手のネット起業家も主に20代後半から30代の若者である。同じような夢を抱いて挑戦する仲間意識のせいだろうか,本音の対談となっている。個人的には,ネットベンチャー起業家の人間像を探ることができた。
でもこの書は,私のような者が対象読者でない。学生とか若い社会人に読んでもらいたい書籍である。特に,どのような仕事に賭けようかと模索している人や,ネットベンチャー企業に飛び込みたいと考えている人,そして起業を目指している人たちに薦めたい。参考になるヒントが散りばめられている対談集である。
この書を読んでからの本音。この書に出てくる人は,若いのに,自己分析ができて,仕事に対し真面目で,生き方がカッコいい。自分の若いときに比べ雲泥の差だ。
◆「本音の履歴書」
・著者:GREEキャリア編集部編
・発行所:アメーバブックス
・発売:幻冬舎
・定価:1,365円(税込み)
・購入:アマゾン
・登場対談相手
ドリコム社長,内藤裕紀氏
トレンダ−ズ社長, 経沢香保子氏
はてな社長, 近藤淳也氏
エスグラントコーポレーション社長, 杉本宏之氏
ディー・エヌ・エー社長, 南場智子氏
Zeel社長, 尾関茂雄氏
東京プラス社長, 西村博之氏
テイクアンドギヴ・ニーズ社長, 野尻佳孝氏
元・楽天副社長, 本城慎之介氏
paperboy&co. 社長, 家入一真氏
サイバーエージェント社長, 藤田 晋氏
ホリプロ 社長, 堀義貴氏
アイスタイル社長, 吉松徹郎氏
フォートラベル社長, 津田全泰氏
GDH社長, 石川 真一郎氏
KDDI執行役員, 高橋誠氏
●お詫び
昨日,作成中のブログエントリーが間違って投稿され,失礼しました。ブログエントリーを書いている途中に急用が入り,そのまま保存ボタンをクリックしてしまったからです。SeeSaaの場合投稿ボタンがなくて,そのまま(非公開を指示しないで)保存ボタンをクリックすると投稿されるようになっています。よくやるミスで,失礼しました。


