やはり広告売上が落ち込んだ。全社で1億9600万ドルと同3.6%減となった。旗艦のNew York Times media group の広告売上高が同3.8%減とへこんだのが響いている。国産自動車メーカー,製薬メーカー,テレコム事業者からの広告出稿が少なくなっているのが目立つ。
ニュースメディアグループ全体のインターネット広告は,前年比15.6%増に留まった。これくらいの増え具合では,プリントメディアの落ち込みを補えない。
About.comの広告売上は890万ドルで同26.6%増と,買収したインターネット事業は順調に推移している。
同社の4月販売売上高(Circulation revenue)は8420万ドルと,前年同期比0.7%減であった。 プリントメディアの販売部数が長期低落傾向にあるので,仕方がないかも。
どうも,米国も日本も,広告情勢は昨年をピークに今年は下り坂の局面を迎えているようだ。米国で気になるのは,インターネット広告も去年ほどの勢いが見られないことである。
メディア企業の大型M&Aの嵐が,まだまだ続きそうだ
◇参考
・The New York Times Company Reports April Revenues(プレスリリース)
IT産業は、他のあらゆる産業を食い潰し、それを補うだけのものを生み出さない、究極の破壊産業です。
いい夢見てられるのも今のうち。
世界総中国化へまっしぐらです。