Gigyaネットワークのソーシャルログインのシェア推移は図1のようになる。Facebook利用のログインの割合が増え続け今年第2四半期には66%と、全ソーシャルログインの2/3を占めるようになった。逆に、Google+やYahooがシェアを落としている。
図1 Gigyaネットワークのソーシャルログインのシェア推移
(ソース:Gigya)
分野/業界別のシェアでもFacebookの人気が際立っている(図2)。モバイルデバイスで77%と、モバイル時代でのFacebookの優位性を見せつけている。どの業界でも、Facebookのログインシェアが60%を超えていた。
図2 分野/業界別シェア
(ソース:Gigya)
グローバルな州別のシェアでも、Facebookのシェアはダントツで、一番小さいアフリカ/中東で63%も占めていた。図3で北米、欧州、アジア・パシフィックのの各州におけるシェアを掲げておく。
図3 北米、欧州、アジア・パシフィックのシェア
(ソース:Gigya)
日本のソーシャルログイン・シェアはフィードフォースが公開していたので、図4で紹介する。Yahoo IDの今年5月のシェアは56.5%と、Facebookの22.1%を大きく引き離していた。昨年9月からのシェア変動がほとんどなかった。
図4 フィードフォースの「ソーシャルPLUS」における日本国内シェア
(ソース:フィードフォース)
業界別シェアを図5で示す。注目されるのはメディア分野で、Yahoo ID(Yahoo Japan)のシェアが64.2%と一段と高いことである。日本のオンラインニュース市場でYahooニュースが独占してきたという特殊性を反映しているのかもしれない。
図5 日本国内の業界別
(ソース:フィードフォース)
◇参考
・The Landscape of Customer Identity: Facebook Dominates, Payment Providers on the Rise(Gigya)
・国内ソーシャルログイン利用率はYahoo! JAPAN IDが56.5%でシェアNo.1!ソーシャルログイン利用者の6割がモバイルユーザーという結果に。(フィードフォース)