今回の発表で,FacebookのSNSが,WidgetドリブンのWeb2.0プラットフォームとなる。サードパーティーはFacebookユーザーに向けてアプリケーションを供給できる。そのアプリケーションはWidgetの形でユーザーに提供する。
発表の2日後にFacebookのサイトを覗いてみた。既にパートナー企業から各種Widgetが提供されていた。日本時間27日の20時には,100種近いWidgetがApplication Directoryに掲載されていた(ディレクトリーページを閲覧するにはFacebookの登録が必要かもしれない。紹介無しで簡単に登録できる)。そこで示されていた人気Widgetのトップ5を次に示す。
トップのソーシャル音楽ネットワークiLikeのWidgetは,もう23万人以上のMySapceユーザーによってマイページ(プロフィールページ)に貼り付けられていた。
私も早速,WasintonPostとDiggの二つのWidgetをマイページに試しに貼り付けてみた。すると,マイページ上のマイアプリケーションは,次のようになった(クリックで拡大表示可能)。
最初のPhotos,Posted Items,Marketplace,Events,Notes,Groupsの6つは,Facebookが提供しているアプリケーションである。残りのThe Compass(WasingtonPostのアプリケーション)とDigg.comは,私が付け加えたサードパーティーのアプリケーションである。
今後,続々とサードパーティがFacebookとパートナーを組むと言われている。パートナー企業の顔ぶれを見ても分かるのだが,サードパーティー間のサービス競争が激化しそうだ。ともかく,Widgetベースの新しい魅力あるサービスが続々と生まれてきそうだ。このような賑やかな新しい展開が日本でも生まれてくるのだろうか。
◇参考
・SNSがソーシャルOSに,Facebookがアプリ開発業者65社をパートナーに(メディア・パブ)
・Facebookが今日にも開放路線を発表,SNSがOSの役割を(メディア・パブ)