なのに最近,有料サービス/製品に劣らないモノが,タダで手に入るのはどうして?
この問いに答える書籍を,ロングテール理論の提唱者クリス・アンダーソン氏が書き進めている。タイトルも,ずばり“FREE”とか。彼のベストセラー“The Long Tail”は,ほとんどを“タダ”でダウンロードできるようにした。となると次作の“FREE”も“タダ”で読めるのでは・・・。
ともかく,ネット上のサービスやコンテンツは“タダ”が当たり前。言うまでもなく,Googleは無料サービスを次々と世に送り出している。
コンテンツもほとんどがタダ。有料化できるのは,よっぽど待てない金欲,色欲に関するコンテンツか,非常に有益で面白いニッチなオンリーワンコンテンツくらいか。いくら優れたコンテンツでも,代替となるモノが地球上のどこかのWebから一つでも発信されていると,有料化がなかなか成り立たない。コンテンツビジネスは,広告収益依存の無料モデルに流れやすい。
代替となる無料コンテンツは,検索エンジンで見つかるし,以下のようなサイトで見つけることもできる。
TheFreeSite.com で適当に見つけたFreeTubeに飛んでみた。無料で視聴できるオンラインのTV番組やスポーツビデオを選ぶことができる。以下は,音楽分野のビデオを探したときのスナップショットである。
「タダより怖いモノはない」はウソだったのか?
◇参考
・My Next Book: "FREE"(The Long Tail)
・Free Book Downloads and Vicarious Curiosity ( Lines from Lee)