Web上の有料コンテンツが検索対象で,検索結果のリンク先の有料コンテンツサイトで購読することになる。今日現在,検索対象の有料コンテンツは次の通り。
・Consumer Reports - All online reports
・Forrester Research - All online reports
・FT.com - All articles from the past 60 days
・IEEE - All technical articles since 1988 and selected content older than 1988.
・New England Journal of Medicine - All full-text articles
・TheStreet.com - All articles from 2005
・Wall Street Journal - All articles from the past 30 days
まもなく,次のサイトも検索対象に加わる。
・ACM,
・Factiva,
・LexisNexis, and
・Thomson Gale.
さらに随時,検索対象サイトを追加していく。
これまで,質の高いWebコンテンツはWeb上にあっても,有料だと他サイトからリンクを張られる頻度が少なくなりがちで,検索ランキングも上位にラックされにくかった。つまり,一般のWeb検索では,有料コンテンツが大量の無料コンテンツの中で埋もれがちであった。中には,Web検索の対象外になっていた有料コンテンツも多かったはずだ。
有料の調査資料や学会論文,それに金融関連ニュースなど,仕事の上で不可欠な情報を得るには,個別の有料コンテンツサイトで探さなくてはならなかった。今回のSuscriptionサービスで,質の高い有料コンテンツを探しやすくなるだろう。一方で,コンテンツホルダーにとっても,ビジネスチャンスが生まれる。これまでコンテンツの有料サービスを展開したくても,Web検索では発見されにくかった。そのため,専門のDB(データベース)事業者に販売を頼むことが多かった。敷居が高かったのだ。今後は,Suscriptionサービスに登録することにより直接ユーザーに接する機会が増える。コンテンツ有料化に新たな道が開かれるのではなかろうか。
◇参考
・Searching behind subscription walls(SiliconBeat)
・Expanding Your Web Searches to Include Deep Web Subscription Content!(Yahoo! Search blog)
・Yahoo! Search Subscription