PwCが毎年販売している Global Entertainment and Media Outlook 2007-2011(995ドル)では,今年号でもEntertainment and Media分野 の主要14産業について,地域別に市場分析し2011年までの予測を行っている。
そのレポートから,ビデオゲーム市場の要約を紹介する。
・世界のゲーム市場は,2006年売上が前年比14.3%増の316億ドルであったのが,2007年は前年比18.5%増の375億ドルに達する見込み。
・2011年の世界のゲーム市場規模は489億ドルに。年間平均成長率(compound annual growth rate:CAGR) が9.1%となる。
・米国のゲーム市場は2007年に100億ドル台に乗せそう。その後,成長率は鈍るが2011年には125億ドルに。
・アジア・パシフィック地域は,今後5年間のCAGRが10%で,2011年には188億ドルに。
米国市場は来年以降,成長が鈍化し始めるが,オンラインゲームとワイヤレスゲーム(ケータイゲームなど)は大きく伸びそう。米国のオンラインゲーム市場は,2006年の11億ドルから2011年には27億ドルに。またワイヤレスゲーム市場は,2006年の4.99億ドルから10億ドルへ。一方,コンソール/ハンドヘルドゲーム市場は65億ドル(2006年)から79億ドル(2011年)と穏やかな伸びに終わり,PCゲームは9.69億ドルから8.49億ドルへとマイナス成長に。注目のゲーム内広告市場は,2006年の0.8億ドルから9.5億ドルへと急成長が見込める。
◇参考
・Spending on Convergent Platforms Will Exceed 50% of Global Entertainment & Media Spending by 2011 Print-friendly version
Email to a colleague (プレスリリース)
・PwC: Videogames to Surpass Music in Revenue This Year (Marketing Charts)