その開放SNSをFacebookが宣言して,ちょうど1ヶ月が経った。そこで,どうなっているかを調べるために,Facebookのサイトを覗いてみた。予想を超える繁盛ぶりだ。以下に,Facebookのオープンプラットフォーム向けに登録された人気Widgetを掲げる。ユーザーのマイページ(プロフィールページ)に貼り付けられている上位25のWidget型Webアプリケーションである。
トップ20位のWidgetについては,マイページに貼り付けたユーザー数とそのWidgetに関するレビュー数も示しておく(今朝のデータ)。1位のTop Friendは,700万を超えるユーザーによって利用されている。20位のWidgetでも,100万人を超えるユーザーが自分のマイページに貼り付けている。
この人気を受けて,サードパーティー企業によるWidget型アプリケーションの開発もますます熱が入ってきた。登録Widget数も,Facebookのオープン化宣言の10日後には120種であったのが,1ヶ月後の現在は1200種を越える。以下に,カテゴリー別の登録Widget数の推移を示す。
SlideやRockYouのようなWidget専門プロバイダーだけではなくて,個人もFacebook向けWidgetを作り始めている。“Where I've Been”と称するWidget もそうである。ユーザーが訪れた国や,今後いきたい国や,現在の住んでいる場所を,色分けできる地図アプリケーションである。100万人近いユーザーが既に利用している。
このようにFacebookのオープン化プラットフォームが起爆になって
,WebアプリケーションをWidgetを介して提供する動きが活発になろうとしている。
◇参考
・Facebookが今日にも開放路線を発表,SNSがOSの役割を(メディア・パブ)
・米国で開花したWidget市場,早くもFacebook上が激戦場に(メディア・パブ)
・Facebook向けWidget,100万ユーザークラスが次々と(メディア・パブ)
・Widgetが1億7800万人にリーチ,強力な広告メディアになりそう(メディア・パブ)