GoogleはOrkutでSNS市場に一早く乗り込んではいた。だがブラジルやインドで人気を博しているが,米国内では本腰が入っていなかったこともあって影が薄い存在に終わっている。一方のYahooも,Facebook買収が失敗するなどSNSプロジェクトには手を焼いている。
ところが今やSNSはWeb2.0時代の主役的な存在に浮上している。さらにこれからのWebアプリケーションの多くが,SNSプラットフォーム上で利用されていくかもしれないのだ。
GoogleやYahooも無視できない。本気で動かないと・・・。と言うことを察知したかのように,米国のブログがGoogleとYahooがそれぞれ,新世代SNSを手掛けていると伝えている。
ブログGoogle Operating Systemによると,Googleがthe Carnegie Mellon University(カーネギーメロン大学)と組んで,“SocialStream”と称するSNSを開発中である。またブログTechCrunchによると,米Yahooは“Mosh”と称するSNSをテスト中である。
GoogleのSocialstreamには,デモビデオがあるので,それを視聴した方が概要がつかめる。以下に,そのビデオを貼り付けておいた。
(上をクリックすると動画に)
GoogleのSocialstreamではソーシャルネットワーク間の円滑な連携を実現しているという。Blogger, Flickr , Picasa Web Albumsのようなソーシャルデータをシームレスに共有したり,それらのデータを共有する者同士のコミュニティーが生まれるようになっているようだ。まだ理解できていないのだが,米国SNSの潮流になっているオープンSNSをさらに推し進めるサービスと言えそうだ。
一方のYahooのMoshは,同社のオフィス内でテスト中という。Yahoo's360の代替となるのかな。Yahooが買収したFlickrやMyBlogLogと統合させるのかもしれない。
でも,今から本気になって再挑戦してみても,MySpaceやFacebookと戦えるのだろうか。
◇参考
・Google's Social Networking Projects(Google Operating System)
・Mosh, Yahoo’s New Social Network Initiative(TechCrunch)


