これまで,コンテンツがWeb上に存在しても有料であったり会員限定であると,大半がWeb検索の対象にならなかった。でもこうした有料コンテンツを対象にした検索サービスが立ち上がれば,Web上の有料コンテンツサービスにも大きな活路が開かれるかもしれない。
一つは,Appleの音楽配信サービスiTunesの成功が刺激になっている。複数の楽曲を収めた音楽CDは売れなくなっているが,楽曲をバラ売りするiTunesがうまくいっているからだ。新聞や雑誌,調査などのコンテンツをまとめて購入するのはイヤだが,記事の一本買いなら飛びつく顧客は多いかも。問題は,単体記事の在りかをいかに顧客が知ってもらえるかだ。その問題にピッタリ応えるサービスこそが,米Yahooや米Googleが始めようとしている有料コンテンツ対象検索サービスである。
◇参考
・Yahooの有料コンテンツ検索,有料サービスに弾みとなるか
・Google Indexing Subscription Content(BetaNews)
・Here Comes the iTunes of News(BusinessWeek Online)