MicrosoftがIEや次期OSにRSS機能を組み込むと騒いでも,開発者や情報提供者だけが意気込むだけで,このままでは消費者にそっぽを向かれかねない。やっぱり,RSSという技術用語が良くなんだな〜。
Steve RubelのブログMicro Persuasionでも,同じような話が出ていたので紹介する。Yahooの開発者が言うには,My Yahooのユーザーの大半がRSSを理解していないとのことだ。My Yahooは一種のRSSリーダーでもある。だが,Yahooが推奨するRSSフィードなら,たとえばNYTimesのHealthとかESPNのMLB(大リーグ)とかを選んでいく限りにおいては,ユーザーはRSSという言葉を全く知らなくても大丈夫だ。RSSを意識しなくても,Yahoo推奨の範囲内なら代表的なRSSフィードを登録してワンストップで閲覧できるわけだ。
一般のユーザーに,RSSフィードの発信Webサイトに飛んで,所望のRSSフィードをRSSリーダーに登録させるのはまだまだ敷居が高い。RSSとか,Atomとか,MyYahooとか幾つかのロゴが並び,さらに小難しいRSSの説明を読まされても・・・。Microsoft製品へRSS技術が実装され,RSSアプリケーションが一般化されようとも,現在のRSSフィードの案内やRSSリーダーの使い勝手では,前途は明るくない。ともかく,ユーザーにRSSを意識させないで,所望の情報を手軽に登録・閲覧できるようにしなければ。そのためには,消費者に向かって,RSSという技術用語を使っていてはダメかも。