一昨日までの画面例を示す。Recently Popular,Most Users,Newestのそれぞれについて,プロフィールページに貼り付けたユーザー数(つまり配布したWidget数)ベースでWidgetの順位が決まっていた。
でも,貼り付けたユーザー数だけでは,そのWidgetがどれくらいの人たちに閲覧されているかはわからない。実際の人気度を測るには,日々の閲覧者数で比べたい。そこで昨日からFacebookは,日々の閲覧者数やアクティブ率で,ランキングを決めるように変更したようだ。実際には,Recently Popular,Most Activity,Most Active Users,Newestについて,順位付けを実施している。
一日当たりのアクティブユーザー数のランキング(Most Active Users)は,次のようになっていた。トップの“Top Friends”のアクティブユーザー数は273万人である。配布ユーザー数が約1,360万人なので,アクティブ率は20%となる。
そのアクティブ率のランキング(Most Activity)は次のようになっている。
無料サービスでは,登録者数や会員数が減ることがほとんどあり得ない。利用しなくなっても,一般にそのまま放っておくからだ。だから,よほどのことがない限り,無料サービスでは登録者数や会員数が増え続ける。中でも話題性の高いサービスともなると,新規会員の加入により会員数も積分されていく。ところが,繰り返し利用するユーザーの割合が低いと,会員数とアクティブユーザー数との乖離が大きくなっていく。つまり会員数はほとんど意味がない。
Facebookが,プロフィールページ(マイページ)に取り込んだユーザー数による評価を放棄して,日々のアクティブユーザー数ベースでアプリケーションランキングを実施したことは評価したい。ユーザーにとっても,広告主にとっても有り難い。これからの無料会員サービスは,アクティブユーザー数やアクティブ率で評価されていきそう。
追記
・Mashableのエントリーによると,Facebookはアクティブユーザー数(月に少なくともログインしているユーザー数)しか発表しないとか。一方,MySpaceは,dead accountsを含む会員数を誇示しているとか。