*MySpace 対 Facebook:米国ユーザーが対象(クリックで拡大表示)
米国のSNS市場でMySpaceの独走は変わらないが,Facebookがトップとの大きな差を着実に縮めていることは確かなようだ。月間のユニークユーザー数は,MySpaceが前月比1%増の約7,000万人に対し,Facebookは同10%増の約2,600万人と,両者の差はまだまだ大きいながらも,差が縮まっている。
だが,ユーザーのアクティブ性の点では,音楽ファンを多く抱えたMySpaceの方がかなり高い。MySpaceのユニークユーザーは月間18回くらい訪問し,訪問当たりのページビューが55ページで,26分以上滞在している。一方のFacebookは14回訪れ,訪問当たり44ページを見て、14分ほど滞在している。MySpaceで気になるのは,前月比でアクティブ性が低下していることだ。季節要因なのかもしれない。
Facebookを勢いづけている背景としては,プラットフォームのオープン化に伴い,Facebook向けアプリケーションが続々生まれていることがある。現在,3,900種のアプリケーションが登録されている。物見高いユーザーを惹き付けているのだろう。さて,このFacebookの勢いがどこまで続くのか,そしてMySpaceを脅かす存在になっていくのか,興味深い。
追記
AdWeekが発表していたannual Digital Hot Listで,トップがFacebook,2位がMySpaceとなっていた。この1年間で最も元気の良いネット分野はSNSであったということか。
◇参考
・Facebook now ranked 3rd in Page Views; MySpace down nearly 20%(compete's blog)
・Adweek's third annual Digital Hot List(AdWeek)