BusinessWeek onlineにBlogspottingという人気ブログがあるが,その中のエントリーで,「我々(BusinessWeek)も同じように統合化を進めている。記者の多くは雑誌とオンラインの両方の編集に携わっており,まもなくプリントとオンラインの編集は一緒になる」と記者ブロガーStephen Bakerが語っている。
BusinessWeekもNYTimesも,特に若年層が関心を持ちそうなテーマのコンテンツは,プリント媒体の掲載記事であっても,多くをWeb上で無料で提供している。WSJ紙も同じだ。WSJ紙のWeb版は有料だが,毎日無料で閲覧できる新聞記事をWebに提供している。こうした動きの背景は,若い読者に効率よくリーチするには,オンラインに頼るほかないからだ。よほどのスクープや調査取材による記事でもなければ,オンラインでドンドン提供していく方向にある。オンラインを通してプリント媒体の読者を獲得していくという考えではない。若い人を相手にビジネスを進めるには,軸足をオンライン側に置くのが当然ということであろう。