(ソース:Bloomberg)
Googleの株価が,好調な検索広告を背景に,上昇を続けている。2日には過去最高の596.81ドルとなり,600ドル超えも間近に見えてきた。以下,Blommbergの分析を紹介する。
2004年8月に一株85ドルでナスダックに上場して以来,今ではその7倍近くにも高騰。検索市場でYahooやMicrosoftからシェアを奪い取り,この3年間,前年比70%以上の年間成長率で広告売上高を急激に伸ばしてきた。
高値警戒感が出始めている一方で,これからも「買い」との声も少なくない。同社は,YouTubeのビデオ広告や今後有望なモバイル広告にも,きっちりと手を打っている。 DoubleClickの買収が実現すれば,ディスプレイ広告市場でも優位に立てる。
米国のWeb広告市場も今後とも堅調との見方も強い。今年の米インターネット広告市場は前年比29%増の217億ドルとなり,さらに2011年にはその2倍に達するとeMarketerは占っている。2011年のインターネット広告市場の40%は,Googleの得意とする検索広告が占めるとの予測も。このため,1年後には株価が660ドルに届くと主張するアナリストも出てきている。
Bloombergが実施したアナリスト36人への聞き取り調査では,33人が「買い」との評価を示した。だが,28人のうち20人は今後1年間で株価は625ドル以下に留まると答えている。
◇参考
・Google Stock Approaches $600 as Web Ad Spending Soars (Update1) (
Bloomberg)
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