人気リーダーは,Bloglines Mobile, FreeNews, Litefeedsあたりのようだ。My Yahoo! Mobile RSSが出ていないのは,RSSリーダーと見られていないせいなのか。Bloglines MobileはPC版Bloglinesとも同期がとれるし,特にPDAユーザーには評判がよい。ケータイでの使い勝手が気になるところ。ケータイ向けでは,オフライン対応とポッドキャストとの組み合わせが注目される。となると,ケータイ向けはクライアント型リーダーが主流なのか。
RSSの台頭で,消費者の情報接触スタイルや,またネット上での情報の流通が,大きく変わろうとしている。これがモバイルの世界にも広がろうとしているのだが,問題はモバイルインフラである。ユビキタスRSSが浸透するには,利用制約のない安価な定額制のケータイ通信サービスが前提になる。日本では3.5世代とか4世代のブロードバンドモバイルの議論が,周波数の割り当ても絡んで,総務省や通信事業者の間で盛り上がっている。10M〜100Mbpsの高速大容量のモバイルインフラが技術的には実現する。だが,周波数資源の状況から,利用制約のない安価な定額制サービスが提供されるかどうかとなると怪しいのだ。また日本のケータイでは,通信事業者主導で垂直統合型アプリケーションサービスを展開してきたのだが,今後も変わらないようでは,日本のケータイ先進国の地位も危うくなりそう。
ブロードバンドやケータイのインフラ整備では欧米よりも先を走り,アプリケーションサービスでも先行しているように見える。だが本番はこれからの段階。欧米で始まったブロードバンドやモバイルのアプリケーションサービスの展開は,動きがダイナミックだ。このままでは主導権を奪われかねない。音楽配信サービスのi-Tuneがその例だ。
◇参考
・Best mobile RSS readers(Goobile)
・Ask Engadget: Best mobile RSS readers?(Engadget)