Google,Microsoft,Yahooの3巨人の主戦場となってきた広告ネットワーク。広告配信先の拡大でしのぎを削っている。その縄張り争いで,どこがFacebookと提携するかが注目されていた。
破竹の勢いで成長するFacebookは,約4000万人強のユーザーを抱える米2位のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)である。そのFacebookと先行して戦略的な提携を結だのがMicrosoftである。MicrosoftはFacebook株の1.6%相当を2億4000万ドルで取得する。と言うことは,23歳の創業者Mark Zuckerberg・CEOが豪語していたように,Facebookの市場価値は150億ドルになる。
今回の提携では,米市場だけではなくて海外市場も含めたFacebook上の広告事業展開となる。最初はバナー広告が対象だが,いずれ検索広告も対象になるようだ。
NYTimes.comによると,3年前にHarvardをドロップアウトしてFacebookを設立したときに,Mark Zuckerbergは20%の同社株を保有したが,その価値は今や30億ドルに。また,VCのAccel Partnersは2005年5月に1270万ドルを出資したが,それが今では16億5000万ドルに。
◇参考
・Facebook and Microsoft Expand Strategic Alliance(プレスリリース)
・Facebookの市場価値が高騰,1年間で10億ドルから100億ドルへ(メディア・パブ)
・Microsoft to Pay $240 Million for Stake in Facebook (NYTimes.com)
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