先週末のエントリーで,washingtonpost.comの記事と引用ブログを同時に閲覧できる仕組みを紹介した。その説明のために,たまたまwashingtonpost.comの中のあるコラム記事を取り上げたのだが,この連係プレーに巻き込まれたので報告を。
エントリーを投稿してからしばらくして,washingtonpost.com経由で私のエントリーへのアクセスが始まり,半日で25本近くに達した。早速,リンク元を調べると,エントリー内で紹介したコラム記事のページに。以下が,リンク元ページのスナップショット(画面イメージ)である。
右側の“WHO'S BLOGGING?”の欄に,このコラム記事を引用した最新ブログの見出し(リンク付き)が掲載されている。小生のブログでもこのコラム記事を引用していたので,投稿後しばらくして,ブログエントリーの見出しが掲載されていた。実際には,?????と文字化けに。washingtonpost.comの閲覧者がその????をクリックして,小生のブログに飛んできていたのだ。上のスナップショットは投稿1日後のため,小生のエントリーの見出しは消えている。
また,washingtonpost.comには,その記事を引用しているブログの見出しと冒頭本文を掲載するページも設けている。以下が,そのスナップショット。下の位置の文字化けした?????が,小生のブログエントリー(見出しと一部本文)である。
確かに,ほぼリアルタイムで,記事を引用したブログを,記事と共に閲覧できるのはおもしろい。だが,落とし穴もありそうだ。
まだ試行錯誤の段階だろうが,今後はフィルタリングが必要になるのでは。被リンク元のブログを日本語であろうが無条件で掲載している。現在はフィルタリングを実施していないようだ。このままでは,スパムブログに悪用される格好の場になるに違いない。washingtonpost.comの信用度が傷つきかねない。
もう一つ気になるのは,ブロガーの反発を受けかねないことだ。小生のブログの記事部分も,washingtonpost.comのページ内にそのまま掲載されていた。一般のブロガーならブランド力のあるwashingtonpost.comに自分の記事が出るのを歓迎するだろう。しかしバナー広告も掲載されている商用ページに,無断で自分の記事を利用されたことに対し,抗議するブロガーが現れるのではなかろうか。
◇参考
・WashingtonPostもTechnoratiと提携,引用ブログが閲覧可能に
・大手メディアとコンテンツアグリゲーター,共存の道を探る
・荒れだしたブログの世界,半分近くのブログがスパムとの結果も