メディアサイトとRSSアグリゲーターとの連係が一つの流れとして定着してきた。最近では,NewsweekやWashingtonPostがTechnoratiと手を組んでいる。ForbesがPubSubと連係するのも,その流れである。
PubSubでは,キーワードなどの検索条件を設定しておけば,検索結果をメールやRSSで知らせてくれる。プレスリリース,SEC/EDGARファイル,ニュースグループ,地震情報などに絞り込んだクリッピングサービスもやってくれる。そのクリッピングサービスに,特別にForbes向けのページを設け,クリッピング対象をForbes記事だけを指定することもできるようにした。Forbesの読者からすれば,Forbesの記事と並行して,Forbes以外のネット上の記事も閲覧(クリッピング)できる。メディアサイトも,読者をサイト内に閉じこめるようなナビゲーションに固守しすぎると,反発されるのかも。
米国のメディアサイトでは,検索エンジン,クリッピングシステムなどをアグリゲーター企業にアウトソーシング(ASP利用)する方向にある。RSSからみのサービスは,ますますアグリゲーター依存が増えそうだ。
*PubSubのトラッキング状況(日本時間:2005年10月3日8時):
16,227,647 total sources
10,179,610 active sources
2,717 new items per minute (average over the past two hours)
◇参考
・PubSub to Offer Prospective Search Tracking Technology for Forbes.com RSS Content(プレスリリース)
・WashingtonPostもTechnoratiと提携,引用ブログが閲覧可能に
・Newsweekのサイト,記事に対するブロガーの反応を紹介
・GoogleからYahooに乗り換え,米WashingtonPost紙のサイト
2005年10月03日
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