先週,次世代インターネットを議論するweb2.0会議が開かれたが,その中のセッション“Discussion: What the Teens Want, Featuring a Panel of Teenagers”で10代のネット生活について討論が行われた。壇上に上がった17〜18歳の若者6人の意見は次の通り。
・壇上の若者全員が,Yahooを使っていない。IM,検索,ショッピング,メールなどのサービスでYahooを使っていない。Googleで満足な検索結果が得られなかったときのみ,Yahooの検索にお世話になる程度。嫌な理由は,忙しいのに広告が多くて目障りだから。
・eBayも嫌いだ。だまされるような気がするからだ。ショッピングするときは,Froogleなどで徹底的に調べる。
・音楽のダウンロードで金を使わない。新曲や関心のある曲をiTuneなどで探すが,実際にはBitTorrentで楽曲を入手する。
・ニュースは複数のソースを閲覧する。シングルソースだと信用できないから。
・大学に,いつも出かける必要がない。ソーシャルネットワークサイトのfacebookがあるから。MySpaceを使っている高校生も,大学に入るとfacebookに乗り移る。
米国の10代は,通信費に毎月50〜60ドルをかけている。その代わりネット上では,安いショッピングや,できればタダで済ませる生活をおくっている。それと興味深いのは,Googleは人気があるが,Yahooは嫌われていることだ。日本では,10代にもYahoo人気が浸透しているようだが。
facebookは新興のソーシャルネットワークサイトで,米国の学生の間で爆発的に人気が急上昇している。学生しか入会できない。MYCOM PC WEBで紹介されている。
◇参考
・Web 2.0: What Teens Want(Jeffrey McManus)
・Teens Don't Use Yahoo!(webpronews.com)