世界トップSNSのMySpaceが,開発者向けオープンプラットフォーム規格“MySpace Developer Platform” を5日に立ち上げた。そのプラットフォーム向けに開発されたアプリケーションをユーザーが使えるようになるのは3月以降である。
このようなオープンなSNSプラットフォームの提供で先行したのがFacebookである。2007年5月にFacebookプラットフォームが公開されると,外部の開発者が競ってそのプラットフォームに向けてアプリケーションを開発してきた。先ほどチェックしてみたところ,1万5270種ものFacebookアプリケーションが登録されていた。すごい勢いだ。このFacebookの勢いに待ったをかける動きが昨年11月に生まれた。GoogleのOpenSocialである。Facebookを除く有力SNSがこぞってOpenSocialを支持する。MySpaceも加わる。
そしてついに,そのOpenSocialに準拠したオープンプラットフォームをMySpaceが出してきたのである。注目すべきは,MySpaceが開発者を惹きつけるために打った手である。MySpaceアプリケーションのページに掲載する広告を,開発者側がコントロールできるようにしたことだ。つまり,外部の開発者がウィジェット広告を自由に展開できるのである。
また開発者は,次のようなユーザーデータにアクセスできるようになるという。
・Friend's List
・Profile Data(about me,age,interests,locationなど)
・Photo Albums
・Videos
・Status and Mood
(Mashableより)
下に,OpenSocial MySpace Applicationのデモビデオを張っておく。
OpenSocial MySpace Application Demo - Chris Bissell
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◇参考
・OpenSocial on the MySpace Developer Platform(MySpace)
・MySpace Developer Platform Launches; Levels the Playing Field for App Builders(Mashable)
・グーグル vs フェースブックの対決が鮮明に,逆風のFacebookに一転追い風が(メディア・パブ)