Google , Yahoo, Time Warner (TWX), Disney , Viacom , CBS , Clear Channel など主要17社のメディア企業を取り上げ,Online, TV, Print, Radio, Outdoorとセクター別に分けて、2006年から2007年の広告売上の変化を比較している。
17社全体の2007年広告売上は580億ドルと,2006年の530億ドルに比べ9%増となった。オフライン広告が3%増に過ぎなかったのに,オンライン広告が28増と勢いの差を見せつけた。全体の絶対額の割合ではオフライン売上が7割を占めているが,2007年にオフライン広告が約10億ドルしか増えていないのに,オンライン広告は約40億ドルも増えている。主要メディア企業がオンラインシフトを加速化させている実態が読みとれる。
オンライン広告では主要4社を比較している。Googleは2007年広告売上を前年に比べ44%(27億ドル)も増やし,独り勝ちであった。残り3社(Yahoo+Microsoft+AOL)を束にした広告売上は14%(13億ドル)しか増えていない。
オフライン広告で元気がないセクターは,プリント(主に新聞)分野とラジオ分野である。下表で,赤くなっている(赤字)。
オフライン広告で気を吐いているのは屋外(Outdoor)広告。日本と同じトレンドである。
(注:ざっくりとしたトレンドを把握するための表である。オンライン広告も主要4社の売上だけを取り上げている。また,新聞社の広告売上はオフライン広告にすべて分類しているようだ)
◇参考
・Google Sucks Life Out of Old Media: Check Out The 2007 Share Shift(Silicon Alley Insider)
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