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2005年11月09日

米新聞の発行部数,前年比2.6%減で底なし状況に

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 米新聞の今年4―9月の発行部数が前年同期比2.6%減となり,底なし状況に陥っている。新聞発行部数の前年割れは定常化しており,今やニュースにならないほど。トップ20社の中で2社がかろうじて前年割れを免れたのが,話題になるほどの悲惨さだ。

 以下は,ABC(Audit Bureau of Circulations)の発表データを基に(Editor&Publisher)がまとめた発行部数一覧表(Weekday発行)である。
・米新聞増減.JPG
 何とか踏ん張ったのが,NYTimesとStar-Ledgerの2紙のみ。 San Francisco Chronicle は16.58%減,Boston Globeは8.25%減と,大幅に落ち込んだ。

 日曜版の発行部数も前年同期比3.1%減と,歯止めがからない。トップ20社で前年割れでなかったのはNYTimesだけで,0.12%増と発行部数をわずかだが増やした。

 米新聞の発行部数の下降に歯止めがかからないどころか,部数減が加速化しているだけに深刻である(発行部数の増減が,今年3月時に1.9%減であったのが,今年9月時は2.6%減になってい)。来年以降は,広告売上減が本格化するのではとの心配も。



◇参考
・Top 20 Papers By Circulation, According to New FAS-FAX (Editor&Publisher)
・For large dailies, total combined newspaper readership close to three times the number of papers sold (NAA)
・Net reach of Newspaper Print and Web site, by Newspaper(NAA)
・Newspaper Daily Circulation Down 2.6% (NYTimes.com)
・Newspaper Circulation Slides 2.6 Percent (AP via Forbes.com)

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posted by 田中善一郎 at 07:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
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