この1年間に約6000人も新規採用するほどの大企業となったGoogleでは,やりがいのある挑戦的な仕事を見出せなくなったのかもしれない。すでに,優秀なキーパーソンがFacebookなどに続々と転職している。
Wired.comが,Googleを飛び出た人の一覧を掲載していた。彼らが転職した企業を以下に紹介する。ほとんどがスタートアップである。おもしろいベンチャーが目白押しだ。彼ら自身が起業したスタートアップもある。
*Cuill:すでに話題になっている検索エンジン。インデックス化コストがGoogleの10分の1とか。relevanceの点でも優れているとか。
*HowCast:人気上昇のハウツー動画サイト。YouTubeにもHowcast's Channelを設けている。
*Topicle:ユーザー所望の垂直検索エンジン。検索対象サイトをユーザーが推薦。おもしろそう。
*Zillow:不動産情報サイト。
*RentBits:賃貸情報の検索エンジン。賃貸サイトをクローリングしてインデックス化している。検索結果の質が課題になりそう。
*Polyvore:女性ファッションサイト。画像で各種アイテムの組み合わせを見ることができる。
*FriendFeed:現在,最も注目されているサービス。分散しているソーシャルネットワークのデータを集約し,共有できるサービス。
*LimeWire:Gnutella P2P プロトコルを利用したファイル交換ソフト
*Ooyala:動画管理ソフト。動画のアクセス分析が可能。
*The Secret Agency:起業家支援
*Xobni:Outlook専用プラグインで検索機能などが大幅に改善される。今後,他のメーラ、IMアプリ、SNSとも連携させていく。
◇参考
・Can Google Stop the Brain Drain?(Epicenter from Wired.com)
・New Google Problem: Comp Costs Will Rise, Pressuring Margins(Silicon Alley Insider)
タグ:google