カナダの調査会社Pollaraによると,ネット上のインフルエンサーは,マーケターが期待するほど大きな影響を及ぼしていないようだ。1,100人の大人を対象にしたアンケートによると,回答者の80%がリアルの友人や家族が薦める商品をよく購入すると答えた。一方,よく知られたブロガーが薦める商品をしばしば購入すると答えた人は23%であった。
製品の購入において,バーチャル世界のブロガーよりもリアル世界の友人からのほうが,より多くの影響を受けるということである。バーチャルよりもリアルを重視するのは当然かもしれないが,なんとなく安心する結果である。でも,リアル世界の友人自身がバーチャル世界のブロガーから影響を受けている場合も多いので,間接的にもっとバーチャル(ネット)の影響を受けているのかも。
Pollaraが実施した別の調査(1,800人の大人が回答)では,大半の人がブログとかSNS,コミュニティーフォーラムを介して,製品やサービスなどの情報を共有しているとのことである。特に18〜34歳の若い回答者の57%は,ソーシャルメディアにおける意見の共有が重要だと見ている。若い人には,やっぱりネットバーチャルは欠かせない。
◇参考
・Study: 'Influencers' Possess Less Clout (MediaPost Publications)
外国に行ってて、ブログやメールでのコミュニケーションが中心の家族はバーチャルの家族になるのかな。なんか不安な解説。
電話や交通機関が普及する前、遠方に行った親族、知人とのやりとりは手紙が中心だったけど、今で言えばそれも「バーチャル」な関係だね。
やっぱり結論あってのアンケートなんじゃいないかな。