MarketingSherpaが世界のマーケター408人(81%は米国/カナダ)を対象に,今年のマーケティング予算についての調査を実施した。調査期間は2008年2月24日〜3月3日。
大企業回答者の60%は,2008年のマーケティング予算を既に削ったか,あるいは削る予定と答えた。米大統領選挙や北京オリンピックの追い風を受けるにもかかわらず,景気後退でマーケティング費用を減らそうとする大企業が少なくない。
確かに多くのマーケターは従来型マーケティング予算を減らしていくと回答しているが,オンラインマーケティング予算については増やすかフラットに保っていきたいようだ。
以下は,オンラインマーケッティングと従来型マーケッティングの各セグメントについて,マーケターが今年の予算をどう増減させていくかを答えた結果である。
オンラインマーケッティング費用については,大半の回答者が予算を増やすか,せめてフラットにしていきたいようだ。ただし,約25%がディスプレー広告を減らしていくと答えていることと,オンライン予算を大幅に増やすと答えた人が少なかったのも気掛かりである。
一方の従来型(非オンライン)のマーケティング予算については,60%近くがラジオ/TV広告予算を減らし,44%がプリントメディア広告予算を削ると回答した。
◇参考
・Marketing During a Downturn (pdf)(MarketingSherpa)
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