2008年05月09日

クラウドコンピューティングも地球を蝕(むしば)むのか

 クラウドコンピューティング時代を迎え,世界各国でデータセンターの建設ラッシュが続いている。だが厄介な問題が持ち上がってきた。データセンターの温室効果ガス排出量が予想を遙かに上回るペースで増え続けているという。

 マッキンゼー(McKinsey)の調査によると,データセンターのエネルギー消費量が,2006年および2007年と続けて,年率30%で急増したようだ。これは,2006年から2010年まで年率9%で増えていくという米国環境保護局(Environmental Protection Agency:EPA)の予測を大幅に上回る。もし現在のような急増が2010年まで続くと,同年までに原子力発電所などが新たに10基も必要になるという。さらに同じペースで2015年まで続くと,さらに20基が必要とのことだ(合計30基)。

  世界中のデータセンターが排出する温室効果ガス量は現在170Mt CO2であるが,2020年には現在の約4倍の670Mt CO2に膨張するという(170Mt CO2:100万トンの二酸化炭素相当量)。航空産業よりもデータセンターのほうが、はるかに地球を蝕むことになるようだ。

 そこで,データセンターなどの消費効率を高めるために,コンソーシアムGreen Gridが設立されているのだが。

greengrid.jpg 



◇参考
Revolutionizing Data Center Efficiency(McKinsey Report,Uptime Institute)
Findings on Data Center Energy Consumption Growth May Already Exceed EPA’s Prediction Through 2010!(The Uptime Institute)
Data Centers Are Becoming Big Polluters, Study Finds(Bits - New York Times Blog)
グーグルのデータセンター,アジアも含め世界各地に次々と配備(メディア・パブ)
posted by Kilimanjaro at 08:45 | Comment(0) | TrackBack(1) | その他
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データーセンター建設ラッシュで原発が20基も増える?!
Excerpt: クラウドコンピューティングも地球を蝕(むしば)むのかIT業界に身を置く者としてちょっとショックな、ニュースを読んだので、思うところを書かせていただきます。いつも読ませて...
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Tracked: 2008-05-10 13:06