そのデータセンターについては公式な発表もなく,真相は闇に包まれたままである。世界数10ヵ所の場所に分散配置された計10万以上のCPUから構成されると言われたりしている。最近,Googleは光ファイバー(ダークファイバー)を購入したりして,新たなデータセンターシステムの構築に動き始めているようだ。そこで,技術コラムニストのRobert X. Cringelyが,これから進めようとしているGoogleデータセンターについて,以下のようなおもしろい予測を披露していた。
一つのデータセンターは,5000個のAMD Opteron プロセッサと3.5ペタバイトのディスクストレージから構成され(1ペタは10の15乗),20フィートあるいは40フィートサイズのコンテナに収まる。トラックでコンテナを運べば,一晩でデータセンターに設置できるとか。そのコンテナを世界各地に配置する。Googleのデーターセンターは,2年前に1ヵ所であったのが,現在では64ヵ所に増えたという。2年後には300ヵ所以上に配置されると見ている。インターネット(バックボーン)のピアリングポイントの近辺にデータセンターを置くようにする。データセンターとインターネットのピアリングポイントとの間は,超大容量の光フィバーで直結させるのだろう。
このようにインターネットTVにも対応できる準備を進めており,また300ヵ所以上のデータセンターにより冗長性とフォールトトレラント性も高めていくようだ。う〜ん,もっともらしい。資金もたっぷりあるので,Googleならやりそうだ。
◇参考
・Google Mart(Pulpit)
・About Google Datacenters(McDar),
・Google Data Centers List for SEO
・Google's Secret Plans For All That Dark Fiber? (Slashdot)