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2007年06月04日

米ビジネスパーソン,SNSを仕事のために利用しているのか

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 米国のビジネスパーソンは,SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をどのような目的で利用しているのか。

 i4cpが2007年5月に実施した調査によると,ビジネスパーソン(ビジネスプロフェッショナル)の65%がSNSを使っている。

 ビジネスパーソンが,SNSを私用で使っている割合と,仕事のために使っている割合とを,各SNSサイト別に調べた結果を以下に示す(クリックで拡大表示可能)。

SNS business person.JPG

 アンケートは複数回答である。MySpaceやFacebookを個人用途で利用し,LinkdInをビジネス用途で使い分けているビジネスパーソンも少なくないようだ。やはり,ビジネスパートナー出会いの場としてLinkdInが圧倒的な人気を誇っており,転職や人脈作りのSNSとして定着している。5割強のビジネスパーソンが,仕事のためにLinkdInを利用している。ビジネス用途ではYahoo360とMySpaceが続いているが,若者が中心という。



◇参考
・Think Online Social Networking Is Kid Stuff? Think Again (4cp)
・Biz Professionals into Online Social Networking(Marketing Charts)



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posted by 田中善一郎 at 07:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月30日

プロフィールアグリゲーターがネット時代の名刺になるかも

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  Web2.0ブームの追い風に乗って,今や,UGC(ユーザー生成コンテンツ)をベースにしたサービスがすっかり定着してきている。ソーシャルニュース,ソーシャルブックマーク,ソーシャルサーチ,動画共有サイトなどなど,共有知とかがもてはやされて,どこもかしこも「ソーシャル・・・・・サービス」で溢れている。

  SNSやソーシャルブックマーク,ソーシャルニュース,写真/動画共有サイトに加わったり,さらにブログを書いたりと,個人でいろんなソーシャル系サイトに関わっている者が増えている。各サイトで自己紹介のページを用意して,別々にコミュニティー活動を繰り広げていることになる。

  こうなってくると,個人のプロフィールページを核にして,参加しているソーシャル系サイトの活動とリンクしたサービスが欲しくなる。特定個人の総合ホームページである。第三者から見れば,個人の活動が俯瞰できることになる。

  そこで,プロフィールサービスとかプロフィールアグリゲーターと称されるサイトが生まれてきている。その個人ページの作り方は試行錯誤の段階だが,基本的には自己紹介ページを中心に,その人の参加しているソーシャル活動がまとまっている。つまり,その人のブログやミニブログ(Twitter),ブックマーク,写真,動画などが,ワンストップで閲覧できる。

  これまで,ソーシャル系サービスに参加していない人は,プロフィールサービスが用意している機能を利用して,ミニブログやブックマーク,写真/動画投稿機能などを投稿できるようになるだろう。

  ここでは,内外の3サイトを挙げておく。サイトにアクセスすれば,大まかな様子がわかるはずだ。

 “profilefly”のキャッチフレーズは,
Share Your Profiles + Contacts + Bookmarks
profile fly.JPG


“ziki”のキャッチフレーズは,
optimize your online visivility
ziki.JPG


 「アバウトミー」はニフティが提供するサービスで,そのキャッチフレーズは,
自己発見プロフィール
aboutme.JPG

 ニフティの「アバウトミー」がネット上の自分(アイデンティティー)をひとまとめにできるサービスと謳っているように,こうした個人のプロフィールページは,ネット時代の名刺の役割も果たしそうだ。SEOを売り物にしているサービスもあり,個人名で検索をかければ,プロフィールページが上位に表示されるようになるのだろう。

 
◇参考
・Do We Already Need Aggregators of Profiles Aggregators?(profy)
ニフティ、いろいろな自分を発見できるプロフィールサービス「アバウトミーβ(ベータ)」を開始

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posted by 田中善一郎 at 08:01 | Comment(0) | TrackBack(4) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月28日

米国で開花したWidget市場,早くもFacebook上が激戦場に

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 SNSのプラットフォームをサードパーティーに開放するというFacebookの発表は,早くも米国のネットサービス市場に新風を吹き込んでいる。

 今回の発表で,FacebookのSNSが,WidgetドリブンのWeb2.0プラットフォームとなる。サードパーティーはFacebookユーザーに向けてアプリケーションを供給できる。そのアプリケーションはWidgetの形でユーザーに提供する。

 発表の2日後にFacebookのサイトを覗いてみた。既にパートナー企業から各種Widgetが提供されていた。日本時間27日の20時には,100種近いWidgetがApplication Directoryに掲載されていた(ディレクトリーページを閲覧するにはFacebookの登録が必要かもしれない。紹介無しで簡単に登録できる)。そこで示されていた人気Widgetのトップ5を次に示す。

facebook  hot app.JPG


 トップのソーシャル音楽ネットワークiLikeのWidgetは,もう23万人以上のMySapceユーザーによってマイページ(プロフィールページ)に貼り付けられていた。

 私も早速,WasintonPostとDiggの二つのWidgetをマイページに試しに貼り付けてみた。すると,マイページ上のマイアプリケーションは,次のようになった(クリックで拡大表示可能)。

facebook My application.JPG

 最初のPhotos,Posted Items,Marketplace,Events,Notes,Groupsの6つは,Facebookが提供しているアプリケーションである。残りのThe Compass(WasingtonPostのアプリケーション)とDigg.comは,私が付け加えたサードパーティーのアプリケーションである。

 今後,続々とサードパーティがFacebookとパートナーを組むと言われている。パートナー企業の顔ぶれを見ても分かるのだが,サードパーティー間のサービス競争が激化しそうだ。ともかく,Widgetベースの新しい魅力あるサービスが続々と生まれてきそうだ。このような賑やかな新しい展開が日本でも生まれてくるのだろうか。


◇参考
・SNSがソーシャルOSに,Facebookがアプリ開発業者65社をパートナーに(メディア・パブ)
・Facebookが今日にも開放路線を発表,SNSがOSの役割を(メディア・パブ)
タグ:Widget SNS

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posted by 田中善一郎 at 07:43 | Comment(0) | TrackBack(1) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月26日

Facebookの開放宣言,MSやGoogleになるとの過激反応も

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 閉鎖的なSNSを開放的なプラットフォームに・・・・。Facebookがこのような開放宣言を打ち上げるやいなや,米国のブロガーが次々と熱烈歓迎のメッセージを発している。

 まずは,
I’ve deleted my MySpace account - long live Facebook!(Social Media Group )
と,早くもMySpaceからFacebookへの乗り換えを宣言する者も。

 MySpace対抗で打ち出した開放路線に対して,
Facebook is Windows, MySpace is DOS(This is going to be BIG!)
と,MySpaceをこき下ろし,Facebookを持ち上げる声が。

 SNS上での大統領選挙キャンペーンが盛んになりそうだが,
Obama Campaign Leverages Facebook's Open API(IP Democracy)
と,公開したFacebook APIを使った選挙活動に期待を寄せるObama支援者も。

 サードパーティにFacebookのSNSを開放するにより,FacebookがMicrosoftになり,さらには次のGoogleになると,期待を込めた発言も多い。
Facebook: The Microsoft of Social Media? (Deep Jive Interests)
Facebook, the next Google?(Widgify)

 世界を変えると言った意見も。
Will Facebook take over the World?(Business Two Zero)
Facebook’s plans for world domination (a web (not paper) magazine)

 だが,Facebookのオープンプラットフォームが成功するかは,これからの展開次第である。約4倍規模のMySpaceに本当に対抗できるかとなると,まだまだ先の話になりそう。

 多くのブロガーはFacebookの開放路線をあまりにも持ち上げるのを見かねてか,茶化すブログがZDNet.comに掲載されていた。
MySpace: 179 million times more open than Facebook
 Facebookはオープンを売り物にしているが,MySpaceの方が1億7900万倍もオープンであるという話だ。このジョーク,MySpaceの会員なら理解できるはず。MySpaceに登録すると,否応なしに,MySpaceの創立者Tom Anderson の友人になる。だからTomは,1億7900万人の友人を持っている。誰にもオープンであるということだ。一方,一般のFacebookユーザーはFacebookの創立者Mark Zuckerbergと友達になれない。だからユーザーは彼の顔も分からないし,何者かも知らない。だからFacebookはクローズだと。

 そういえば,MySpaceでは友達がいなくて寂しい思いをしていたが,Tom君だけが唯一の友達でいてくれる。彼の顔も知っているし,時々,送って来るメールを見れば彼の考え方も理解できる。やっぱり,MySpaceのほうがオープンなのかな・・・。

MySpace Friend.JPG
  


◇参考
・SNSがソーシャルOSに,Facebookがアプリ開発業者65社をパートナーに(メディア・パブ)
タグ:Facebook

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posted by 田中善一郎 at 13:38 | Comment(1) | TrackBack(2) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月25日

SNSがソーシャルOSに,Facebookがアプリ開発業者65社をパートナーに

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  いよいよ,SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)もOS的な役割を演じる時代に入る。

  先ほど,米大手SNSのFacebookが,同サイト上で展開するアプリケーション業者65社と提携することを発表した。Amazon.com, Microsoft ,Photobucket, Slide, Digg ,iLikeなどが提供するWidget形式のアプリケーションを,2400万人のFacebookユーザーがマイページ(プロフィールページ)上で利用できるようになる。

追記:
Here is a list of the companies included in the first-stage of the new Facebook Platform:(ソース:CentralNetworks)

Atomic Mobile, Attendio, Amazon, All Widgets llc, Box.net, Bunchball, Picnick, Chumby, Channels.com, Dogster, EF Tours, Ether, Fashion for the People, FeedBurner, Fliptrack, Forbes.com, Ford Models, Glimpse.com, Hot or Not, I Like, Jangl, Lending Club, Localplatform, Microsoft, Mog, Mosoto, Obama for America, Oodle, Pickspal, Platial, Plum, Project Agape, Prosper, Photobucket, Qoop, Radar, Rapleaf, Red Bull, RockYou, Rupture, Scrapblog, Scribd, Sidestep, Slide, Snapvine, Splashcast, Terralever, The Founders Fund, Twitter, Uber, U Playme, Veoh, Viagogo, Virgin Mobile USA, Warner Bros Records, Washington Post, Widgetbox, Yakpack.



◇参考
・Facebook unveils partnerships, new features
(MercuryNews.com)
・Facebook aims to be Social OS; Waiting for F8 the Big Launch(GigaOM)
・Facebook Launches Facebook Platform; They are the Anti-MySpace(TechCrunch)
・Facebookが今日にも開放路線を発表,SNSがOSの役割を
タグ:Widget SNS

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posted by 田中善一郎 at 10:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月22日

Facebookが今日にも開放路線を発表,SNSがOSの役割を

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 多くのネットサービスが,これからはSNS(ソーシャルネットワークステーションサービス)上で展開される・・・。と言われてきたが,確かにそのようになろうとしている。今や,新しいアプリケーションはソーシャルネットワーキング機能を組み込むのが,当たり前になってきた。

 だからこそ,米SNS企業に,巨大なポータル企業やメディア企業からの買収提案が舞い込んでくるのだ。先週あたりからしきりに,大手のFacebookやBeboが買収されるのではとの観測記事が飛び交っている。

 中でも注目がFacebookの動向だ。独走気味のMySpaceに対抗できるとなると,やはりFacebookである。前日のWSJ.comにも,かねてから噂されていた開放路線について,Facebookが今日にも宣言するのではとの記事が出ていた。以下に,同記事の一部を引用する。
On Thursday, the Palo Alto, Calif., company will announce a new strategy to let other companies provide their services on special pages within its popular Web site. These companies will be able to link into Facebook users' networks of online friends, according to people familiar with the matter.
 Facebook上で外部企業もいろんなビジネスができるようになる。まさに,SNSがOSのような存在になり,その上でかなり自由に外部企業もサービスを展開できそうだ。

 一方のMySpaceは,写真・動画共有サイトPhotobucketに続いて,ユーザーWidget作成サービス会社のFlextorを獲得した。SNS上でのアプリケーション(サービス)も囲い込もうとしている。SNS市場を事実上独占しているMySpaceが垂直統合化の動きを見せ始めているのに対し,Facebookが水平分散ビジネスに向かおうとしているのは興味深い。

  Nielsen/NetRatingsによると,4月における米国からのユニーク訪問者数は,MySpaceが5700万人に対し,Facebookが1440万人である。差が大きい。でも,Facebookは以前,学生(学校のe-mailアドレス保有者)しか加入できなかったが,今は誰もが自由に参加できるように開放した(紹介は不必要)。こうしたオープン路線が功を奏して,この1年間ではFacebookの伸び率はMySpaceの約3倍となっている。

 創立者のZuckerbergは3年前の19歳の時に,Facebookを立ち上げた。現在23歳である。そのせいか,考え方も壮大である。大金持ちになれる機会も蹴ってきた。WSJ.comによると,彼のモットーは'Make the world more open.' オープンSNSには夢がある。


◇参考
・Facebook Opens Its Pages As a Way to Fuel Growth (WSJ.com)
・巨人MySpaceに挑むFacebook,大逆転のために打つ手とは?(メディア・パブ)
・MSの手ごわい敵、GoogleではなくてMySpaceである(メディア・パブ)
・MySpace,揺さぶった末に動画・写真共有サイトPhotBucketを買収へ(メディア・パブ)
タグ:Widget SNS Facebook

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posted by 田中善一郎 at 11:53 | Comment(0) | TrackBack(2) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月14日

スライドショーWidget,米国のSNS上で人気上昇

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  今,米国で人気沸騰しているサービスは何だろうか。セカンドライフやトゥイッター(Twitter)は,まだ一部マニアックな人たちで流行っている段階。幅広く若い人たちに受けているるサービスとなると,スライドショーではなかろうか。

  その中で,新興のSlideとRockYouに注目したい。共にユーザーページやブログに貼り付け可能なWidgetを供給しているが,主要ターゲットはMySpaceなどSNSのプロフィールページである。スライドショーでは,写真の移り変わりにいろんな面白い効果を施せるようにしている。このサービスは以前から展開されていたはずだが,最近はかなり面白いことや高度なことができるようになっているのだろう。すでに,音声や動画をスライドショーにリミックスできるものも登場しているようだが。

  Slideが11日に発表したプレスリリースによると,毎日,同社が供給するスライドショーが1億5000万ページも閲覧されていると主張している。前年比2000%増であるそうな。そして,毎日20万個の新しいスライドショーWidgetが作られているという。以下のように,MySpaceやbebo,Facebookなどの主要SNSに直接,貼り付けることができる。 

slide.JPG

 一方,Rock Youも人気急上昇のようだ。同社のWidgetが毎日1億ページビューを獲得していると,BusinessWeekの記者に告げている。やはり,有力なSNSのユーザーページに直接貼り付けることができる。

Rock you.JPG

 ただし,両社が言い張る数値は,第三者の調査会社のデータではない。実際は,少し割り引かなければならないかもしれない。一方で,まだ売上をたいして計上していないにもかかわらず,最近,潤沢な資金調達を実現している。とりあえず有望分野と見られているようだ。

 また両社とも,MySpaceユーザーが最大のお得意さんである。そのMySpaceが写真・動画共有サイトの Photobucketを買収することになった。Photobucketは,以下のように,スライドショーも売り物にしている。

photobucket.JPG

 MySpaceのように,米国のSNSは概ね開放路線を採ってきていた。サードパーティ会社がSNS市場に向けて,サービス競争を展開できていた。でもトップSNSのMySpaceが,有力サードパーティのPhotobucketを買収するとなると・・・・。



◇参考
・Slide Delivers More Than 150 Million Daily Slide Show Views(プレスリリース)
・Slide May be Biggest Widget Co, but with 100 Million Daily Widgets RockYou is No Slouch(BusinessWeek online)
タグ:Widget SNS

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posted by 田中善一郎 at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(3) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月12日

レッドソックスファンのTwitterに松坂大輔グッズの広告が

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  Forrester Research のPeter Kim氏のブログで,面白いエントリーを見つけた。レッドソックス(Red Sox)ファンが“Twitter”している話である。

  ボストンのレッドソックスファンの熱狂ぶりは,大阪のタイガースファンと似ている。ボストンを拠点にする調査会社Forrester Research のリサーチャーとして,“Twitter”の調査もレッドソックスファンの観点から行うのは当然かな。

  そこで,彼のブログエントリーを参考にしながら,サイトを見回ってみると,いろいろと興味深い事実が浮かび上がってきた。

  まず, "twitter red sox" でグーグル検索してみる。その結果が次の通り。レッドソックス絡みのTwitterだけで26万件も検査されるとは凄い。2ヶ月ほど前に急浮上してきたTwitterサービスもすっかり根を下ろしてきたと言うことか。

*"twitter red sox"でグーグル検索した結果(クリックで拡大表示)
twitter redsox.JPG

 その検索結果のトップに出てきたサイト(Twitter / redsoxcast)にアクセスする。こりゃまさに,レッドソックスファンのTwitterページである。以下は昨日のスナップショット。9日のレッドソックス対ブルージェイズに関するメッセージが投稿されている。松坂と大家の日本人投手が先発した試合だ。そうか,スポーツ観戦しながらTwitterする楽しみ方もあるのだ。

*レッドソックスファンのTwitterページ(クリックで拡大表示)
redsoxcast.JPG

 先ほどの検索結果に戻って,2番目のサイトにアクセスしてみた。ここで驚いたのは,飛んだ先がTwitterのメッセージ記事ページであることだ。Twitterの短いメッセージまでを検索対象単位にしているとは・・・。正直なところ,ちょっとやりすぎというか,ノイズ情報までも拾っているのではと心配になる。でも,アクセスしたサイトが,以下のスナップショットのように,ここでは面白かった。

*Twitterの短いメッセージもGoogleの検索対象に(クリックで拡大表示)
DiceK Headband.JPG

  松井が三振したという4月29日付けの投稿メッセージである。20字程度のメッセージが検索対象とは。ここで,感心したのは,ちゃっかりとGoogle広告が掲載されていたことである。もうTwitterでは広告ビジネスが始まっている。その広告をクリックしてみると,なんと松坂大輔(大輔は米国でDice Kと呼ばれている)のグッズ販売サイトである。

*松坂大輔グッズの販売サイト(クリックで拡大表示)
DiceK Goods.JPG

 このサイトでやっと理解できた。レッドソックス戦のテレビ中継でよく見かける,特製はちまき姿のファンが多いことが。ちなみに,このはちまきの価格は9ドルである。


◇参考
・Serendipity from Twitter(Being Peter Kim)
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posted by 田中善一郎 at 12:18 | Comment(0) | TrackBack(6) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月08日

MySpace,揺さぶった末に動画・写真共有サイトPhotBucketを買収へ

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  やっぱりMySpaceがPhotobucketを買収することになったようだ。米国のブログが一斉に報じている。

  SNS,動画共有サイト,写真共有サイト,ソーシャルブックマークサイトなどのソーシャル系サイトは,米国では極めてオープンである。Web2.0サイトと呼ばれるのも,そのためだ。Widgetの貼り付けを容認したり,WebサービスAPIを公開している。こうしてお互いにトラフィックを誘導しあうことにより,ページビューも爆発的に増えてきたと言える。

  これまで,米国のソーシャル系サイトはお互いwinーwinの関係を築いてこれたのだ。ところが集客狙いからマネタイズの段階に入るに従い,一部に利害関係が顕在化してきた。

  そして,約1ヶ月ほど前に,MySpaceが突然,MySpace内でのPhotBucket動画締め出しを敢行したのだ。PhotBucketは動画写真共有サイトで,今や,FaceBookを追い抜き,MySpaceとYouTubeに次ぐ商用ソーシャル系のビッグ3にのし上がってきた人気サイトである。そのサイトを締め出すとなれば,当然,ユーザーから反発が噴出するのは明らか。でも動画広告事業を大きな収益源として育てたいMySpaceとしては,PhotBucketの存在は煙たくなり,ついに締め出すことになったと思われた。

  ところがその2週間後に突如,MySpaceはPhotBucketの締め出しを解除したのだ。ユーザーの反発を招く閉鎖路線に突っ走れなかったためと見られてはいた。だが,その時から,締め出しと解除に至る一連の行動は,最初からPhotBucket買収を狙った策略と観測されていた。MySpaceに高く依存していたPhotBucketがMySpaceから締め出されると,企業価値が急落するのは明らか。そうでなくても,トラフィック急増でサーバー/回線費用が嵩み,経営的に厳しくなっていた。シナリオ通りに,MySpaceに買収されたと言うことか。

  MySpaceのPhotobucket買収を最初にレポートしたのは,シリコンバレーのゴシップブログとして有名なValleywagのようだ。MySpaceの親会社はNews Corpである。マードックは,Dow Jonesの買収を仕掛けたり,Photobucketを獲得したりと,大忙しである。インターネット時代においても,メディア王として居座るのかな。


◇参考
・ When customers aren't customers(Valleywag)
・巨人MySpaceに挑むFacebook,大逆転のために打つ手とは?(メディア・パブ)
・MySpaceの外部ウィジェット締め出し,ブロガーから強い反発が(メディア・パブ)
タグ:Widget SNS myspace

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posted by 田中善一郎 at 09:50 | Comment(0) | TrackBack(1) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月07日

個人でも自前Widgetを作り,自己PRできる時代に

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  企業だけではなくて個人レベルでも手軽にWidget(ウィジェット)/Gadget(ガジェット)を作り,PRできる時代になってきた。

  最近,個人のWidget作成と,そのWidgetの流通を支援するサービスが提供され始めている。ここでは,WidgetboxとGoogleのサービス例を見ていく。どちらも,日本語対応していないので文字化けが生じたが,どのようなことができるかは分かる。


自分のブログをWidget化,エントリー見出しをフィードできる 

  Widgetのディレクトリーサイトとして先行しているWidgetboxは,ブログのWidget化サービスを始めた。ブログのURLを入力し,ちょっとしたカスタマイズ(枠の色とwidgetのサイズを選択)するだけで,自分のブログのWidgetが出来上がる。

*ブログのWidget化(クリックで拡大表示)
make a blidget.JPG

 実際に,このメディア・パブをWidget化してみた。残念ながら,文字化けが生じたが,エントリー見出しをクリックすると,メディア・パブの該当エントリーページに正しく飛んだ。作成したWidgetのタグ(HTML)をコピー&ペーストすれば,Webページやブログに貼り付けられる。MySpaceのプロフィールページにはワンクリックで貼り付けることができた。

*メディア・パブのWidget(クリックで拡大表示)
mediapub widget.JPG


 以下は,MySpaceのプロフィールページに貼り付けた結果である。TwitterのWidgetもついでに貼ってみた。

*MySpaceのプロフィールページの一部。Twitterとメディア・パブのWidgetを貼り付けた
MySpace embed Widget.JPG

  作り上げたWidgetは,Widgetboxのディレクトリーに登録され公開されるので,他人が利用してくれるかもしれない。


 パーソナライズドホーム向けのオリジナルGoogle Gadgetを作る

 Googleはパーソナライズドホームページに貼り付けるGoogle Gadgetを数多く揃えている。このほどパーソナライズド・ホームページ・サービスを刷新し,iGoogleと名称を変えたのに合わせてに,個人向けGadget作成サービスを付け加えた。“Make your own gadget”のために,7種類のテンプレートが用意されている。その中のFree FormとCoundownのテンプレートを用いて,二つのGadgetを作ってみた。そのGadgetを自分のパーソナライズドページ(iGoogle)に貼り付けた例を以下に示す。作ったオリジナルGadgetは,Google Gadgetディレクトリーに10日間,公開してもらえるようだ。また,メールで友人達に通知できるようにもなっている。
 
iGoogle Gadget.JPG



 ついでの話だが,Daily Meというテンプレートが用意されていた(下はそのサンプル例)。ここに,最近よく見かける,あの“What are you doing?”の文が。こんなところにも,Twitterの影響が! 友人のiGoogleにDaily MeのGadgetを貼り付けてもらってまで,Twitterしたいのだろうか?

Google gadget.JPG




◇参考
・Google's Personalization Push: iGoogle, Localization, Gadget Maker (Read/WriteWeb)
・iGoogle Make your own gadget(Google)
タグ:Widget

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posted by 田中善一郎 at 07:53 | Comment(0) | TrackBack(2) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月04日

大手SNSのBeboやFacebook,Twitterそっくりサービスを急いで提供

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 一部にしろ,ここまでTwitter人気が高まってくると,SNSサイトも無視できない。

 早くも,SNSの2番手Facebookと3番手Beboも,Twitterもどきのサービスメニューを提供し始めている。共に,学生中心の若者を多く抱えたSNSである。MySpaceと同様,招待が無くても誰でも登録できる。ということで,早速,登録してみた。


 Beboでは,次のようなプロフィールページが作られた。そこで,“What are you doing”との問いを投げかけられている。上限文字数も140字とくる。これは,Twitterそっくりだ。nowをクリックすると,下のように,自動的に“Right now I am?”の文が入り,そのあと続いて書き込んでいけば良い。残り(left)が124字となっている。

bebo Twitter.JPG

 Facebookでも,以下のようなプロフィールページから,自分の現在の状況を,簡単に友人などに伝えることができる。

facebook twitter.JPG

 いつでもどこでも,友人達とゆるい繋がりを保っておきたいというニーズが高まっているとすれば,SNSサイトとしても,とりあえずTwitterもどきサービスを用意しておこうということか。

◇参考
・Social Networking Leaves Confines of the Computer (New York Times)
タグ:SNS

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posted by 田中善一郎 at 11:27 | Comment(0) | TrackBack(2) | Web2.0 SNS CGM
2007年05月01日

Twitter,YouTube,MySpace・・・,米大統領選挙の活動の場に

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obama twitter.JPG

  “Obama”が“twitter”している。今,旬のキーワード二つが連なっている話となると,取り上げなくては・・・。

  早くも2008年米大統領選挙の前哨戦が激しくなっている。今回は,ブログだけではなくて,SNSや動画共有サイト,それに急浮上してきたTwitterのようなサイトも,選挙合戦の新たな場として加わる。

  米大統領選立候補を正式に表明した民主党バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員も,ソーシャルメディアへの対応は抜かりない。特に若者に訴えていくには,ソーシャルネットワークの活用は欠かせないからだ。

  そこでObama陣営は,公式ホームページBarackObama.comだけではなくて,代表的なSNSであるMySpaceやFacebookにObamaプロフィールページを特設した。さらに,動画共有サイトのYouTubeや写真共有サイトのflickrにもObamaページを置き,同候補のビデオや写真を集積している。

facebook obama.JPG

 そして文頭のように,Twitterにも,Obamaページを用意した。

 こうした動きが功を奏したのか,現時点では以下のように,Obama氏が最も多くのMySpace友人(MySpace friends)も獲得している。

民主党候補
Obama 161,657
Clinton 42,211
Edwards 28,139

共和党候補
McCain 23,369
(ソース:techPresident)

追記
 昨日,techPresidentのサイトを見ると,Obama friends数が急落していた。何かの計数ミスなのか,作為的なのかは不明。ファンサイトを計数していたのかもしれない。急落を示したグラフは次の通り。

Obama friends.JPG

techPresientについては,TechCrunch(日本語版)で紹介されている。

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posted by 田中善一郎 at 11:19 | Comment(0) | TrackBack(4) | Web2.0 SNS CGM

Web2.0サイトの能動的な参加者,若者よりも中高年層が多い

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 Web 2.0 Expo(4月中旬に開催)のキーノートスピーチで,HitWiseがプレゼンした資料が面白い。その中から,二つの項目を紹介する。

 一つは,Web2.0サイトのトラフィックについて。2年前はWebトラフィック全体の2%に過ぎなかったのが,今では12%も占めるようになったという。ユーザーが作り出したコンテンツが,かなり飛び交っているのだろう。

*Web2.0関連トラフィック
web20 traffic.JPG

 もう一つは,Web2.0サイトを特徴づけるキーワードである「参加」について。YouTubeやflickr,Wikipediaなどの代表的なWeb2.0サイトでは,以下のように,能動的な参加者となると意外と少ない。大半のユーザーは,単なるROMユーザーか,人気投票に参加する程度とか。YouTubeユーザーの中でビデオを投稿した割合は0.15%である。Wikipediaユーザーも,実際に編集に加わった人の割合は4.59%であった。

*主要Web2.0サイトのおける,能動的な参加者の割合
20 Participation.JPG

 さらに興味深いことは,Wikipediaやfrickr,YouTubeなどの参加型サービスにおいて,能動的な参加者は若者よりも中高年層が多いことだ。

Wikipediaでも,編集に加わる年齢層は,35歳以上の中高年層が目立って多い。
*Wikipedia
・View Wikipedia
18-24歳:25.89%
25-34歳:19.96%
35-44歳:23.53%
45-54歳:19.28%
55歳以上:11.3%

・Edit Wikipedia
18-24歳:4.68%
25-34歳:13.53%
35-44歳:27.35%
45-54歳:28.85%
55歳以上:25.53%

YouTubeでも,ビデオを投稿する年齢層は,35歳以上が中心である。
*YouTube
・Visit YouTube
18-24歳:30.55%
25-34歳:17.01%
35-44歳:22.99%
45-54歳:17.13%
55歳以上:12.32%

・Upload to YouTube
18-24歳:1.94%
25-34歳:24.14%
35-44歳:35.56%
45-54歳:30.56%
55歳以上:7.71%


◇参考
・Web 2.0 Sites Make up 12% of Web traffic, up from 2% two years ago, says Hitwise(BusinessWeek)
・米成人ネットユーザーの13%がコンテンツクリエーター(メディア・パブ)
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2007年04月25日

Twitter風サービス,日本のネットベンチャーも開始

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Timelog.JPG

 今日の朝,Timelogの招待状が届いていた。差出人は,SNS構築サービス会社「ナノティ」の服部社長である。

 Twitterライクなサービスという。早速,入会してみた。Twitterとほぼ同じサービスである。しばらく,使い勝手を見てみよう。
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posted by 田中善一郎 at 08:42 | Comment(5) | TrackBack(3) | Web2.0 SNS CGM

巨人MySpaceに挑むFacebook,大逆転のために打つ手とは?

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  米SNS市場ではMySpaceが独走している。SNS上での広告売上高も,米eMarketerの予測によると,今年の8億6500万ドルのうち5億2500万ドルをMySpaceが占めると見ている。

  このMySpaceの独走に待ったをかけようと,2番手のFacebookが大きな手を打つのではとの話が,WIREDなどで報じられている。その手とは,ユーザーのプロフィールページに外部のオーディオ,ビデオなどのコンテンツを自由に組み込めるようにする開放策である。つまり,外部のWidget(ウィジェット)をプロフィールページに貼り付けることを認めるのではとの憶測である。

  Facebookはもともと学生などに限定したSNSで,ハデハデしさはないが学生向けに特化し安心して使えるため大学生や高校生に人気が高い。プロフィールページへの外部Widgetの組み込みを認めないため,非常にスッキリした作りになっている。それが,外部Widgetの貼り付けを認めるとなると,180度の方向転換である。

  一方,MySpaceのプロフィールページは,YouTubeのビデオ画面を貼り付けることができたりと,自由にカスタマイズできるのが特徴である。この開放策が功を奏して,MySpaceが爆発的に会員を増やしてきたとも言える。でも,この開放策が集客には効果を発揮したが,集金には足を引っ張っているのでは・・・。こうマードックが考えたようだ。そこで,MySpaceは開放策の見直しに入った。そして最近,動画・写真共有サイトPhotBucketの動画Widget(ウィジェット)の締め出しを,2週間ほど前に敢行したのである。

  プロフィールページのカスタマイズに関して,MySpaceが開放から閉鎖路線に,逆にFacebookが閉鎖から開放路線に切り替わるかもしれないのだ。これが進むと,SNS市場の勢力図が激変するかもしれない。

  上の路線変更が実施されると,今後の展開はどうなるのか。見方は二つある。一つは,閉鎖に向かうMySpaceから開放に向かうFacebookにドッとユーザーが流れるという見方だ。でもその流れが大きくなるとなれば,MySpaceも閉鎖路線にブレーキをかけることになろうが。

 もう一つは,Facebookの開放路線がうまくいかないという見方である。Facebookの良さは,プロフィールページがシンプルでナビゲーションにすぐれていることである。それなのに,好き勝手に外部Widgetが貼り付けられていくと,Facebookの良さを失い,逆にユーザーのFacebook離れを引き起こしかねない。

 いい機会なので,MySpaceとFacebookの最近の利用推移も見ておこう。以下のCompeteとAlexaの両データを見ても明らかなように,MySpaceとFacebookの差は大きい(クリックで拡大表示可能)。Competeのデータによると,3月の訪問者数はMySpaceが約6000万人に対し,Facebookは1500万人弱である。だが,1年前に比べると,MySpaceが38%増に対し,Facebookは55%増である。今年に入って,MySpaceの利用者数はほとんど増えていない。

 Facebookは,今では学生以外でも招待なしで会員になることができる。さらにプロフィールページの開放策を採れば,弾みが付いて,ひょっとしたら大逆転の可能性が生まれるかもしれない。


*月間訪問者数の推移,ソース:Compete
myspace vs facebook.JPG


*Daily Reachの推移,ソース:Alexa
Youtube Facebook alexa.JPG

 このエントリーを投稿しようとしたら,TechCrunchから,“PhotoBucket Back on MySpace (I Want To Know The Backstory)”の記事が飛び込んできた。2週間前に実施したPhotoBucketの締め出しを,MySpaceが解除したからだ。これまでも,MySpaceは特定のWidgetに対して,締め出し/解除を繰り返してきたが・・・。ユーザーの反発を招く閉鎖路線に突っ走るのに,迷いがあるのだろうか。TechCrunchの記事にあるように,“I Want To Know The Backstory”である。
 

◇参考
・Note to Everyone: MySpace Is Not the Web. Get Ready to Move On(Wired)
・Facebook Widgets(Mashable)
・MySpaceの外部ウィジェット締め出し,ブロガーから強い反発が(メディア・パブ)
・米国のWeb2.0サイト,トップ25はどこか(メディア・パブ)
・For Social Networks, Generating Revenue a Struggle(MarketingVOX)
・PhotoBucket Back on MySpace (I Want To Know The Backstory)(TechCrunch)
・Videos working on MySpace again!(Blog.Photobucket.com)
タグ:myspace SNS Facebook

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posted by 田中善一郎 at 07:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web2.0 SNS CGM
2007年04月24日

音声版TwitterのMySay,SNSサイトでも利用されそう

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  テキストベースのTwitterブームにあやかって,ビデオベースのUstreamが出現し,そして音声ベースのMySayも登場してきた。

MySay.JPG

Sean mysay.JPG


 “Twitter”がWhat are you doing?の問いに対して独り言のような短いテキストメッセージを友人達に発信するサービスとすれば,“MySay”はHow are you today?の問いに対して独り言のおしゃべり(音声)を友人達に伝えるサービスである。

  MySayはSNS上でも利用できるようにWidgetを用意している。MySpace, Hi5, Friendster, Xanga, Freewebs ,Facebookのユーザープロフィールに貼り付けて利用する。



◇参考
・MySay is Twitter for Talkers(Mashable)
・トラフィックが大爆発した“Twitter”(メディア・パブ)
・Twitter騒動の余震,YouTube並のヒットサービスとの声も(メディア・パブ)
・ギークがはまるサービス,“Twitter”の次は“Ustream”か(メディア・パブ)


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posted by 田中善一郎 at 13:17 | Comment(0) | TrackBack(1) | Web2.0 SNS CGM

米成人ネットユーザーの13%がコンテンツクリエーター

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 Web2.0のキーワードの一つにユーザー参加型がある。ユーザー参加と言っても,いろんな段階があるはず。米ForresterのCharlene Li がまとめた"Social Technographics"では,次のようにユーザー参加レベルを分類している。

Forrester070424.JPG

 参加型のタイプをCreator,Critics、Collectors,Joiners,Spectatorsの5レベルに分け,それぞれに米ネットユーザーの何%が参加しているかを示している。

 Creatorとは,Webページやブログを発行したり,動画共有サイトに投稿するユーザーである。米ネットユーザーの13%がCreatorとなっている。一方で52%の過半数のユーザーは上の5タイプのどれにも参加していない。


◇参考
・Forrester’s new Social Technographics report(The Groundswell ,Incorporating Charlene Li's Blog)
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posted by 田中善一郎 at 10:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web2.0 SNS CGM
2007年04月17日

ギークがはまるサービス,“Twitter”の次は“Ustream”か

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UstreamTV.JPG

  米国のTwitter熱が日本にも飛び火してきているようだが,米国のギーク達はもう別の新しいサービスに浮かれ始めている。

  Twitterは,先月の音楽見本市SXSW(3月中旬開催)の参加者を通して一気に盛り上がった。特にRobert ScobleなどのカリスマブロガーがTwitterの会員になり,Twitterの魅力を熱く語り出したことが大きかった。

 そして1ヵ月も経たないうちに,Robert ScobleやChris Pirilloの著名ギークブロガーが,別の新サービスに惚れ込んだようだ。彼らが新たにはまったサービスは“Ustream”である。

  Ustream(Ustream.tv)は手軽にライブビデオ(生動画)をストリーム配信できるサービスである。ビデオカメラ(ウェブカム)をインターネットに接続できれば,誰もが独自のビデオチャンネルを無料で立ち上げることができる。このライブビデオの受像画面をブログなどに貼り付けられる。

RobertScobleのUstream.tvチャンネルはRobertScoble's Show で,Chris PirilloのUstream.tvチャンネルはchrispirillo's Showである。2人とも,ライブビデオを流す時間を予告している。ScobleがWeb2.0 Expoの会場から,ライブビデオを送るようだ。
web20 Scoble channel.JPG

 実際に,どのようなビデオ(動画)を流しているのだろうか。過去のライブビデオの録画が,YouTubeに投稿されていたので,以下に貼り付けておく。 

*RobertScobleのライブビデオの録画


*Chris Pirilloのライブビデオの録画


 どちらも,特別の準備もなく,その時間帯の本人の姿を撮っているだけである。Twitterが独り言のようなインスタントメッセージ(あるいは短いブログエントリー)を送っているように,Ustreamも本人の何気ない姿を送るだけのようだが・・。普段はそうだが、イベントのような動画を送ったりもできそうだ。

 今月15日から始まったWeb2.0 Expoの会場から,Scobleは会場の様子をライブで中継する。その画面を下に貼り付けておく。ライブの時間帯になれば,動画を視聴できるはずだが・・。
(このエントリーの投稿寸前に,下の画面にライブビデオが送られてきたのには驚いた。最初は視聴者数は20人前後であったが,すぐに30人へと増えていった)



 TwitterはSXSW会場からブームの火がついたが,UstreamはWeb2.0 Expo会場からブームを巻き起こすことができるのだろうか。ライブビデオのストリーム配信サービスには,Justin.tv なども生まれてきている。

 TwitterもUstreamも,自分の行動をネットにさらけ出すことになるのか。いつも監視されているようで・・・,あまり気乗りがしないのだが。


◇参考
・Nothing more boring than the "narcissystem"(Tech Geek Blogger)
・Twitter, Ustream — how much is too much?(mathewingram.com/work)
・Live Internet Video Stream(Chris Pirillo)
・中毒ユーザー続出の“Twitter”,WSJまでも騒ぎに加わる(メディア・パブ)
・Scoble.TV @ Web 2.0 Expo... live now via Ustream.TV(Web 2.0 Expo)
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posted by 田中善一郎 at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(5) | Web2.0 SNS CGM
2007年04月12日

MySpaceの外部ウィジェット締め出し,ブロガーから強い反発が

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  SNSトップのMySpaceが突然,MySpace内でPhotBucket動画を締め出した。オープンなソーシャル系サイト同士の共存が崩れ始めたのか。

  PhotBucketは動画写真共有サイトである。今や,FaceBookを追い抜き,MySpaceとYouTubeに次ぐ商用ソーシャル系サイトのビッグ3にのし上がってきた。

  これまでソーシャル系サイト同士は概ね,持ちつ持たれつの関係にあった。米国のSNSはオープンなサイトが多いだけに,なおさらである。そのためMySpaceのユーザーページでも,YouTubeやPhotBucket,Flickrなどからの動画や写真のWidget(ウィジェット)が,数多く貼り付けられている。当然,ユーザーの往来も多くなる。

  MySpaceなどのSNSサイトとしても,このような外部Widgetを容認することにより,集客力を高めてきたとも言える。MySpaceユーザーからすれば,自分のページに外部Widgetを自由に貼り付けたいからだ。

  また,動画や写真の共有サイトも,SNSやブログからのトラフィックをアテにしている。そのためには,自サイト提供のWidgetを,SNSやブログに貼り付けて(エンベッドして)もらいたい。実際,急成長している共有サイトは,MySpaceなどの大手SNSからのトラフィックに支えられてきた。逆に,締め出された共有サイトの多くは苦戦を強いられている。

  一見,SNSと動画/写真共有サイトはwin-winの関係に見える。ところが,MySpaceのような大規模SNSでは,会員数だけがやたらに増えたが,会員数に見合う収益化で満足な状況に至っていない。そこで,YouTubeやPhotBucketに客を送り込むインフラとして,SNSサイトが使われているのではとの不満を募らせてきていたのだ。

  中でも動画サービスは,これからの収益源として最も注目される分野である。せっかく集めたSNS会員に対して,外部の動画共有サイトが勝手にサービスを展開してもらっては,MySpaceもおもしろくない。動画広告もやられてしまうかもしれない。MySpaceの親会社でもあるNews Corpには潤沢な動画資産を抱えているだけに,手を打つ必要がある。そこで,MySpace自身も1年ほど前から,自前の動画共有サービスを繰り広げている。外部の動画共有サービスの閉め出しは急務となっているようだ。

  実際に,Widgetの締め出しは,時々実施していた。瞬間的にだが,YouTube動画を閉め出したこともあった。だが,その時は,すぐに締め出しを解除した。おそらく,MySpaceを支えているミュージシャンのページに,YouTube投稿のプロモーションビデオが数多く貼り付けられていたからであろう。今回のPhotBucket動画締め出しでも,YouTube動画については何も手を打っていない。

 今回の行動について,いろんな憶測が飛んでいる。今回の締め出しでPhotBucketが大打撃を受け企業価値が落っこちた時に,MySpaceがPhotBucketの買収に動くという話が一つ。もう一つは,外部Widget提供者に対し,MySpaceでのWidget事業を有償で認めるのではとの話が。

  だが今回のMySpaceの行動に,当然のように,ブロガーからブーイングの嵐が吹き荒れている。その中で,MicrosoftのDon Dodge氏がブログの中で次のように語っているのが目に付いた。
Free services always come with strings attached, limitations, service outages, advertising, and rules that can change at any time without notice.  
 フリーサービスは,突然,変更されても仕方がないことだと。Microsoft社員らしい発言である。タダほど恐いモノはないと言いたいのだろう。

  ともかく,MySpaceがWidgetビジネスの主導権を握っていこうとしている。

◇参考
・Breaking news: Posting from Photobucket to MySpace(Blog.Photobucket.com)
・Photobucket動画、MySpaceから遮断される(TechCrunch Japanese)
・米国のWeb2.0サイト,トップ25はどこか(メディア・パブ)
・MySpace Video,あのYouTubeを凌ぐ勢い (メディア・パブ)
・MySpace & Photobucket - Free services come with strings attached(Don Dodge on The Next Big Thing)
タグ:Widget myspace

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posted by 田中善一郎 at 17:47 | Comment(0) | TrackBack(1) | Web2.0 SNS CGM
2007年04月11日

シリコンバレーで最もホットなスタートアップ企業はどこ?

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 シリコンバレーで最もホットなスタートアップ企業はどこか。シリコンバレー情報ブログの“Valleywag”が,次のような投票結果を紹介している。

StaruUp200704.JPG

 人材斡旋のSNS“ LinkedIn”とベンチャーブログ“Venture Beat”がそれぞれが,

“What are the three hottest companies companies in Silicon Valley currently?”
“What’s the hottest company in Silicon Valley?”(what’s the next hottest company?)

と読者に問いかけた。それに対する答えのコメントの中で出てきた企業名を計数しグラフ化したものである(Valleywagのスタッフが手を加えているようだが)。

 シリコンバレーの連中にとって,今,最も元気の良いベンチャー企業といったところか。

 TwitterとかSecond Lifeは当然として,モバイル広告ネットのAdmobとか,スライドショーを提供しているslideも,人気があるのか。確かにSlideのスライドショーは,そこら中のSNSで良く見かける。Geniは家系図をプロフィールに取り込めるSNSである。意外な人が遠い親戚であることを発見できたりすると,面白そうだが。


◇参考
THE CHART: Hottest startups (Valleywag)
・What are the three hottest companies companies in Silicon Valley currently?(LinkedIn: Answers)
・What’s the hottest company in Silicon Valley?(VentureBeat)
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posted by 田中善一郎 at 09:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web2.0 SNS CGM
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