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2006年10月15日

大手メディアが大同団結,YouTubeに損害賠償請求へ

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 WSJ.comによると,News Corp., NBC Universal(General Electric Co.), Viacom Inc.などのメディア企業が大同団結して,著作権侵害の件でYouTubeと交渉に入る。手を組むメディア企業の弁護士達は,不法使用のビデオにつき15万ドルの補償金をYouTubeに請求すことでまとまったようだ。また,英Guardianが報じたように,Time WarnerもYouTube/Googleと交渉する予定。

 GoogleのYouTube買収により,これからのビデオビジネスの主導権がGoogleに握られかねないだけに,大手メディア企業が足並みを揃えて立ち上がった。


◇参考
・Media Titans Pressure YouTube Over Copyrights(WSJ.com)
・タイムワーナー,YouTubeの著作権侵害問題でGoogleを標的に(メディア・パブ)




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posted by 田中善一郎 at 11:36 | Comment(0) | TrackBack(4) | TV  ビデオ ラジオ
2006年10月14日

タイムワーナー,YouTubeの著作権侵害問題でGoogleを標的に

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 YouTubeを買収することになったGoogleは,同時にYouTubeの著作権侵害問題も抱え込むことになった。Time Warnerは,YouTubeの著作権問題でGoogleを相手に交渉に入るようだ。

 米Time WarnerのDick Parsons会長は, 英Guardianからの取材で次のように語った。 
Mr Parsons told the Guardian: "You can assume we're in negotiations with YouTube and that those negotiations will be kicked up to the Google level in the hope that we can get to some acceptable position."
 利益を生み出せないでいるYouTubeよりも,金持ちのGoogleを相手にした方が,交渉のしがいがあるということか。

◇参考
・Google faces copyright fight over YouTube (Guardian Unlimited)
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posted by 田中善一郎 at 00:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | TV  ビデオ ラジオ
2006年10月06日

GoogleがYouTubeを買収,TechCrunchが確証のないうわさ話として報じる

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 GoogleがYouTubeを買収する。すごいうわさ話が,ネット業界を駆けめぐっていると,TechCrunchが伝えた。

 今や,Google,YouTube,TechCrunchと言えば,ネット業界の話題の震源地である。その組み合わせのうわさ話だけに,ひょっとしたら・・・。

 うわさによると,買収額は16億ドルである。TechCrunchのMichael Arrington に言わせると,この種のうわさ話では,部分的に真実なことが40%の確率で起こるそうな。

 Compete社のグラフでも明らかなように,Google VideoはYouTubeに完敗している。

google youtube.JPG

 これからビデオ市場が急拡大するだけに,Googleとしては,早く手を打つ必要がある。手っ取り早い方法は,YouTubeを買収することだが。でも,YouTubeは問題児だけに,Googleのような企業が本当に買収するとは考えにくいのだが。


◇参考
・Completely Unsubstantiated Google/YouTube Rumor(Techcrunch)
・Google Video is no match for YouTube!(Compete Blog)
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posted by 田中善一郎 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | TV  ビデオ ラジオ
2006年09月27日

ビデオ配信サービスでもMySpaceが制覇するのか,ストリーム数や利用者数でYouTubeをしのぐ勢い

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 MySpaceがビデオ配信サービス分野でもトップサイトになったようだ。comScore調査の7月データによると,ビデオストリーム数でもユニーク訪問者数でも, MySpaceがYouTubeをしのいでいた。巨大な会員数を誇るSNSをバックに,MySpaceがオンライン・ビデオ・サービスでもトップに躍り出たことになる。

 7月のユニーク訪問者数は,MySpaceが3742万人とYouTubeの3054万人を上回った。さらにビデオストリーム数では,MySpaceがYouTubeの2倍以上の15億件にも達し,圧勝した。

 ただし,MarketWatchの記事が指摘するように,comScoreのデータを検証する必要がありそうだ。つまり,YouTubeの投稿ビデオをMySpaceサイトで視聴した場合,どのように計数しているかが曖昧であるからだ。

 comScoreのデータを信用すると,YouTubeはストリーム数やユニーク訪問者数でも,MySpaceどころかYahooよりも下回る。つまりビデオサービスを牽引していると見られているYouTubeは,3番手のビデオサイトとなるわけだ。

MySpace YouTube0609.JPG


◇参考
・MySpace trumps YouTube, Google Video(MarketWatch)
・MySpace Video,あのYouTubeを凌ぐ勢い (メディア・パブ)


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posted by 田中善一郎 at 10:18 | Comment(0) | TrackBack(1) | TV  ビデオ ラジオ
2006年09月18日

Warner MusicがYouTubeと共同事業,Warner音楽ビデオをユーザービデオに開放

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 ついにここまで来たのか。レコード会社大手のWarner Musicが動画共有サイトのYouTubeと共同事業に着手することで同意した。

 Warner Musicの音楽ビデオやインタビュービデオなどをYouTubeサイトで視聴できるだけではない。驚くことに,Warner Musicからライセンスを受けたビデオを,YouTubeユーザーは自分のビデオに取り込んで制作できるのだ。一種のビデオマッシュアップと言えるのかも。

 Warner MusicとYouTubeは,広告売上を両社で配分する予定。また,この事業に絡んだ動きとしては,YouTubeがroyalty-tracking system を開発したことに注目したい。著作権のある素材をホームビデオが使っていないかどうかをチェックできるという。

 ともかく,YouTubeを取り巻く環境は目まぐるしく変わっている。先週は,世界最大のレコード会社である Universal Musicから,著作権侵害でYouTubeは厳しく糾弾され,訴訟を示唆されたばかりである。一方で,買収対象候補にも挙がられたりと,目の離せない会社だ。


◇参考
・Warner to send videos through YouTube (AP)
・Warner to open video library to YouTube(FT.com):FT.comのサイトでは全文を読めないが,奇妙なことに提携先のMSNBCでは全文が読める。

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posted by 田中善一郎 at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(5) | TV  ビデオ ラジオ
2006年09月15日

米TV局がオンライン配信に賭ける,マーケットプレースも登場

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 10日間ほど休眠しただけでも,浦島太郎状態になってしまう。ネットの世界の変化は激しすぎる。

 とりあえず,RSSリーダーを開いてみた。だが,10日分の未読ファイルが山と積もっており,何もチェックせずに全ファイルをクリアー。次に渋々,ニュースアグリゲーターとブログを数サイトだけ,10日分の見出しをチェックしたのだが。やっぱり,反吐が出るほど色んなコトが起こっている。

 その中で,ビデオ(動画)コンテンツの流通の動きが最も気になったので,それを今日のエントリーのテーマに。

 オンラインビジネスに慎重であった映画業界やTV業界も,ここに来てオンライン配信をビジネスチャンスと位置づけて,一斉に動き始めていた。米Apple,AOL,Amazonnがオンライン映画配信サービスに乗り出すニュースなどは,日本の新聞でも大きく取り上げている話なのでパスする。ここでは,ネットワークTVのNBCを例に,TV番組のオンライン配信戦略を整理しておく。

 米国ではテレビ番組の視聴率は年々落ち込んでいる。TivoなどのDVRが普及し始めていることも影響しているが,やはり若者のTV離れが大きい。だがYouTubeの爆発的人気からも明らかなように,動画(TV番組も含む)離れが進んでいるわけではない。若者を中心に,TV放送を視聴しなくなっているだけなのだ。

 そこで,NBCの戦略は明白だ。NBC番組のコンテンツを,なるべく多くのWebサイト経由で配信していく。系列外のWebサイトでも構わない。競合他社のコンテンツを扱っているサイトでも良い。これって,米国の新聞社サイトの戦略と似ているではないか。ともかく,できる限り多くのチャンネルを介して,TV番組をネット配信し,若者にリーチし,広告ビジネスを盛り上げていこうとしているのだ。

 NBCも今年上期までは,TVコンテンツのネット配信について戦略が固まっていなかったようだ。日本のTV局が最近しきりに噛みついているように,NBCも今年の2月には,TV番組の無断掲載の件でYouTubeに抗議していた。ところが6月に入ると,振り上げていたこぶしを下ろして,YouTubeと仲直りし,ついにはYouTubeを使ってTV番組のプロモーションを実施。今では,YouTubeであろうが,iTuneであろうが,NBC番組の配信サイトとして利用することになっている。

 そして,ついにNBC UniversalはNBBC(the National Broadband Company)と称するベンチャーを設立し,ビデオ(動画)コンテンツのBtoBマーケットプレース事業に着手することになった。扱うビデオは,NBCネットワークや地方局のTVコンテンツが中心になるが,他社のコンテンツも対象とするようだ。配布先は,NBC傘下の局や提携先のWebサイトである。提携先としてはCnet,Forbes,About.comなどが決まっているようだ。

nbbc.JPG


 配信するビデオには広告を付け加える。つまり広告収益モデルである。広告売上はビデオ制作者,配布先サイト(傘下局や提携先Webサイトなど),NBBCの3者で配分する。広告営業はNBBCが担当。売上配分比率は提携先によって変わるが,NYTimes.comも記事によると,配分の例として,ビデオ制作者が30%,配布先サイトが20%,NBBCが50%となっていた。

 このような,広告付きビデオコンテンツのシンジケーションサービスは,YahooやGoogle,AOLも手がけている。そこで,Randy Falco(the president of the NBC Universal television group)は,
“If we really want to compete with big aggregators like Yahoo and Google, we need our video in as many places as possible,”(NYTimes.comより引用) と話す。できる限り多くの提携サイトを介して,NBCのTV番組をユーザーに届けていきたいのだ。 

 さらに,NBCはプライムタイムの新番組(Studio 60, Kidnapped, 30 Rock, Friday Night Lights and Heroes)を放送後に,ストリーム配信することも発表した。30 Rockだけ4話までであるが,その他の番組は8話まで無料で配信する。制作者や出演者などのブログも添える。

 また,買収したiVillageを,NBC Universalのハブ的存在にしていきたいという。現在のiVillageには月当たり1500万人が来訪しているが,さらにビデオやコミュニティーツールを備えていく予定だ。MySpaceをベースにオンラインビジネスを拡大していこうとするNews Corpに対抗していきたいのだろう。FT.comの記事によると,NBC Universalのオンライン売上高を2009年までに現在の5倍に膨らませたいという。TV番組のネット配信が大きな武器にしたいはず。

 NBCを始め米国のTV局は,番組のオンライン配信をビジネスチャンスと捉え,一気に動き始めた。一方,日本のTV業界は未だに,オンライン配信をビジネスクライシスと見ているようだが。



◇参考
*NBCのビデオ・マーケットプレースNBBC
・NBC and Its Stations Venture Into Online Video Market (NYTimes)
・NBBC(A VC)
・FAQs about NBBC

*NBC to stream all new primetime shows
・NBC to stream all new primetime shows(Lost Remote TV Blog)

*NBCU のデジタル戦略
・NBC aims at surge in digital activities(FT.com)
・iVillage’s Central To NBCU’s Strategy; CNBC.com’s Relaunch As Sub Site ( paidContent.org)

*NBCのYouTube対策
・YouTubeにも危機が,TV番組の無断掲載でNBCから抗議を(メディア・パブ)
・YouTubeに猛抗議していたNBC,こぶしを下ろし握手を(メディア・パブ)
・YouTubeとNBCが仲直り,YouTubeでTV番組のプロモーションを(メディア・パブ)

*Google Videoがローカルニュースを強化
・Google considering powering local news viewer uploads(Lost Remote TV Blog)

*ABC affiliates to stream primetime shows
ABC affiliates to stream primetime shows(Lost Remote TV Blog)

*Apple Plans
・Apple Plans to Inhabit Living Room (NYTimes)
・Apple video move divides industry (BBC NEWS )
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posted by 田中善一郎 at 07:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月30日

無料音楽配信サービスでiTuneに挑戦,世界最大の音楽会社Universalが仕掛ける

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 音楽会社トップのUniversal Musicが,無料の音楽配信サービスを仕掛ける。音楽配信サービス会社のSpiralFrogと契約し,米国とカナダで,無料の音楽配信サービスを始めることになった。広告モデルを採用する。プレスリリースによると,年内にベータ版サービスを立ち上げる予定。

 音楽配信サービス市場で圧勝しているAppleのiTunesに挑戦することになる。無料配信の切り札で,どこまでその牙城を崩せるか。今回の発表に反応してか,Appleの株価が2%,下落した。

 LA Timesの記事によると,無料の楽曲をダウンロードする前に,ユーザーは90秒の広告と付き合わなければならない。また音楽ビデオの場合は,120秒の広告を視聴させられる。かなり,なが〜い。タダで音楽を聴くには,仕方がないのかも。

 SpiralFrogによると,iTuneで99セント払って楽曲をダウンロードする場合でも10秒〜15秒は要するのだから,少々長い広告を見せられても“タダ”なら若いユーザー(13歳〜34歳が主要ターゲット)が飛びつくはずと見ているのだが・・・。

spiralfrog.JPG

◇参考
・SpiralFrog and Universal Music Group Partner in Advertising-Supported Legal Music Download Service(プレスリリース)
・Universal Backs Free Music Download Service(latimes.com)
・SpiralFrog, Universal in free music download deal(USAToday、Reuters)
・Universal backs free music rival to iTunes(FT.com)

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posted by 田中善一郎 at 10:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月24日

YouTubeがブランドチャンネルを立ち上げ,第1号はParis Hiltonチャンネル

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 YouTubeが,広告主向けのカスタマイズチャンネルとなる"brand channels"の提供を始めている。企業が専用のブランドチャンネルを開設して,YouTubeコミュニティーに向けて製品やサービスをプロモーションできるようになる。

 その第一号が"Paris Hilton Channel" である。ゴシップセレブで有名なParis Hiltonの音楽アルバムをプロモーションしている。YouTubeの新たな収益源となりそう。

YouTiube paris Hilton.JPG



◇参考
・YouTube pushes Paris as the way to go(Financial Times - MSNBC.com)
・YouTube Launches Brand Channels; Paris Hilton's Is First( MarketingVOX)
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posted by 田中善一郎 at 07:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月18日

ビデオ共有サイトの評価,トップ10はどこ?

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  YouTubeを先頭にVideo Sharing Website(ビデオ共有サイト)の勢いはすさまじい。ポータルサイトや新興ベンチャー企業から,ビデオ共有サイトの開設ラッシュが続いている。

  こういう時期になると,どこかが横並びの比較表を出してくれる。米Light Reading がその要望に応えてくれた。役に立つ評価比較表をまとめてくれている。他社のトラフィックランキングも紹介されているので,とても便利である。

  Light Readingは,各サイトの評価スコアをはじいた。次のような3種類の評価ポイントについて,次のようにスコアを配分した。
・Ease of use.(スコア: 30)
・File size, storage limitations. (スコア: 30)
・"Other stuff" including format flexibility, editing capabilities, distribution networks, and privacy options. (スコア: 40)

  100点満点による総合スコアのランキングは,video sharing siteランキング表でどうぞ。まな板の上に乗せられたのは45サイト。各サイトにコメントが付けられているので役に立つ。参考までにトップ10のサイトを載せておく。

Light Readingの評価ランキング,トップ10
1) Blip.tv
2) VideoEgg
3) Dailymotion
4) YouTube
5) Veoh
6) Google Video
7) Grouper
8) Jumpcut
9) AOL
10) Eyespot

 MySpaceは19位で,iFilemは30位,Yahoo Videoは35位と,評価は低い。使い勝手やファイルサイズやビデオ編集機能などが劣っていると見られている。

 だが,そうした評価と,サイトの人気とは必ずしも一致しない。次は,そのトップ10について,Nielsenが測定したユニークオーディエンス数と一人当たりの利用時間である。やっぱり,YouTubeはずば抜けている。一人当たりの利用時間でも桁違いに長い。

ユニークオーディエンス数と一人当たりの利用時間:U.S. Home and Work Audience, July 2006)
Site (Unique Audience, Time Spent Per Person (hh:mm:ss))
1 Blip.tv( **, **)
2 VideoEgg(**, **)
3 Dailymotion ( 515,000 , 0:06:25 )
4 YouTube (30,541,000, 0:26:07)
5 Veoh( 1,011,000, 0:03:21)
6 Google Video (9,348,000, 0:06:16 )
7 Grouper( 630,000, 0:02:06 )
8 Jumpcut (**, ** )
9 AOL( ** , ** )
10 Eyespot( ** , ** )
(ソース:Nielsen//NetRatings)


次は,Hitwiseのデータによる,Visit数のランキングである。

米国市場におけるVisit数のシェア
Top US Online Video Sites, Week Ending August 5, 2006
1 YouTube (47.70%)
2 MySpace Videos(24.81% )
3 Yahoo! Video Search ( 6.85% )
4 MSN Video Search( 6.14% )
5 Google Video (4.52% )
6 AOL Media ( 4.37%
7 iFilm (1.74% )
8 MetaCafe ( 1.53%)
9 vMix ( 0.45%)
10 Daily Motion ( 0.37%)
(ソース:Hitwise)

英国市場におけるVisit数のシェア
Top UK Online Video Sites, Week Ending August 5, 2006
1 YouTube (65.04% )
2 Google Video (7.73%)
3 MySpace Videos (7.40% )
(ソース:Hitwise)

 ビデオ共有サイトの激戦区米国で,YouTubeのVisit数シェアが約50%となっている。興味深いのは,英国市場でYouTubeが何と65%も占めていることだ。これで驚いてはいけないかも。ひょっとしたら日本市場では英国以上にYouTubeのシェアが高いのでは。

 
 Light Readingは,他の項目でもサイトの比較をしている。
Video Site Cheat SheetやVideo Site Cheat Sheet II
の表では,次の項目で比べている
・Video editing capabilities
・File size limit
・How much it costs
・Whether videos can be kept private
・Whether a software download is necessary

 大雑把に見ていくだけでも,ビデオ共有サイトの流れを把握できる。話が変わるが,新聞ではVideo Sharing Websiteのことを動画(ビデオ)投稿サイトと言い出している。米国ではビデオを共有するソーシャルネットワークとして位置づけているようだが,日本では投稿サイトのイメージが強いのかも。


◇参考
・Top Ten Video Sharing Websites(Light Reading)
・日本の視聴者数でYouTubeがGyaOを上回った?,やっぱり本当だと納得した日(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 07:09 | Comment(1) | TrackBack(3) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月16日

digg×YouTube,ヒット間違いなしのサービスが開始

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 こうしたサービスは,Diggがいずれ実施するとは思っていたが,昨日から始めていた。ヒット間違いなしであろう。これは,YouTubeやGoogle Videoのビデオコンテンツを対象に,ユーザーの人気投票をパラメータにしてランキング表示するサービスである。

(クリックで拡大表示)
digg youtube060816.JPG
(右のをサムネイルをクリックすると,直ぐにYouTubeなどのサイトに飛んでビデオを視聴できる)


 参加型ニュースアグリゲーターのDiggは,カバー分野の拡大を進めており,今回,新たにビデオ分野をメニューとして加えたのだ。これまでDiggが対象にしていたコンテンツは,ブログのエントリーやメディアサイトのニュース記事が中心であった。だが,ビデオ分野では,ビデオコンテンツが対象になる。

 現在は,YouTubeやGoogle Videoが掲載しているビデオを中心にサポートしている。近く,Yahoo Videoもサポートする予定で,参加型ビデオアグリゲーターの決定版になりそうだ。始めたばかりだが,digg数(投票数)がかなり多い。主要なビデオ共有サイトをカバーするので,選ばれたコンテンツも良くなりそう。

 これまでも,YouTubeなどのビデオサイトでも人気ランキングページを用意していた。だが,当該サイト内のビデオだけに限定されていたし,マニアック過ぎてウンザリする場合もあった。たとえばYouTubeでは,日本から投稿されたビデオ(多くは日本のTV番組)が上位を占めていたりする。

 また,ビデオサイトの横断的な検索エンジンとしては,AOL Video Searchが強力である。YouTube、Yahoo Video、Google Video、iFilmなどのビデオサイトを始め,ReutersやAPのビデオニュースも検索対象になっている。
 
●訂正
Videoのカテゴリーは1ヶ月半ほど前から始めていました。このブログでも,紹介していました。今回の新しい話は,サムネイルが追加されたことです。サムネイルが付いているかどうかは大きいことですが。人気の高いビデオはYouTubeのものが多いですが,マイナーなサイトからも興味深いビデオが出ています


◇参考
・Video Thumbnails (Digg Blog)
・日本の視聴者数でYouTubeがGyaOを上回った?,やっぱり本当だと納得した日(メディア・パブ)
・Diggがスポーツ分野にも進出,参加型ニュースサイトも1強多弱か (メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 11:13 | Comment(1) | TrackBack(2) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月14日

BBC News,ビデオ・ポッドキャストのテストを開始

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 BBC Newsがビデオ・ポッドキャストのテストを始めた。テスト期間は1年間の予定。無料サービスである。BBC NewsのPodcasts from BBC News のページでは既に,これまでのAUDIO PODCASTSに加えて,VIDEO PODCASTSの配信が始まっている。

 現在,以下のように,3本のビデオ・ポッドキャストが送られている。ビデオコンテンツは,同社の目玉番組である"Ten O'Clock News" や "Newsnight" をベースに作られている。

BBC video podcast.JPG


◇参考
・BBC News Begins Video Podcast Trial([itvt] Bloggit)
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posted by 田中善一郎 at 17:37 | Comment(0) | TrackBack(1) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月12日

打倒YouTubeへ,Googleが仕掛ける必勝法とは

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ネット企業のトップランナーとして独走態勢に入ったGoogle。怖い者なしに思える同社だが,最近気になるサイトが浮上してきた。急伸するMySpaceとYouTubeである。そこでまず,MySpaceとは検索・広告ビジネスでガッチリ手を組むことになった。残るは,YouTube対策である。

 これからが本格的なブロードバンドサービス時代である。Googleとしては,どうしてもビデオポータルでも優位に展開したい。ハリウッド映画会社やTV局との連携も急いでいる。ところが,ビデオ共有やビデオ検索をベースにしたビデオポータル競争においては,新興のYouTubeの勢いに押され気味である。利用者数で差を広げられているのだ。今のうちに,YouTubeを叩いておかなければ・・・。

 そこでYouTube打倒とばかりに,Googleが必勝法を仕掛けてきた。米国時間9日に,Googleのホームページが突然変わったのだ。GoogleのホープページといえばGoogle検索ページである。米国の検索件数で60%のシェアを占めることからも明らかに,もの凄い数の人が訪問するページである。そのページからGoogle Videoの検索が直ぐに行えるようになったのだ。

 以下の画面は,上が2005年4月1日のホープページ,下が現在のホームページである。

Google HP JPG.JPG


 Googleのホームページ(トップページ)では,Web検索やイメージ検索など,主要な検索を実施できるようになっている。だが,Googleは多種の検索サービスを揃えており,トップページから検索できるサービスは数種に限定される。9日以前は,Video検索が表示されていなかったのだ。ところが9日になると,商品検索の“Froogle”が追い出され,その代わりにビデオ検索の“Video”が登場していたのだ。

 とたんに,Google Videoの訪問者数が急増するのは間違いない。Hitwiseの測定でも,以下のグラフで示すように,“Video”サイトへの訪問数がいきなり2倍以上に急増し,逆に“Froogle”サイトの訪問者数が減り始めている。Googleホームページからの誘導は効果抜群である。

Google Video Hitwise06081.JPG

 YouTubeとの勝負でのポイントは,Google Videoサイトにユーザーが閲覧したいビデオが揃っているかどうかである。危なっかしいビデオを楽しみにしているYouTubeファンを引き寄せることができるのだろうか。


◇参考
・Google Video - What a Difference a Link Makes(Bill Tancer - Hitwise US)
・ソーシャルネットが次世代インターネットポータルの座に?(メディア・パブ)
・YouTube,ユニークユーザー数でもGoogle Videoを圧倒(メディア・パブ)
・Googleが60%と独走,米国の検索回数調査より(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 15:50 | Comment(0) | TrackBack(2) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月11日

米国若者の約半数,ケータイやiPodでTV番組を視聴したくない

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 米国の多くの若者は,ケータイやiPodなどで,映画やTV番組を視聴したくないようだ。

Los Angeles TimesとBloombergが,12〜24歳の若者を対象に実施した調査結果は次の通り。

ΡΒTV????〓〓〓〓.JPG
(調査:Los Angeles Times/Bloomberg,調査実施時期:6月23日〜7月3日,調査回答者:4466人中1904人が回答)

 納得できる結果である。日本でも,ケータイでワンセグを視聴したり,PSPなどでTV番組を視聴する人を見かけるが,大半は確かに10代や20代前半の人ではない。春にワンセグケータイが登場したときも,自慢げに見せびらかしていたのは,30代後半の人が多かったようだが。

◇参考
・No Big Demand for Small Screen(Los Angeles Times)
・Small screens don’t rule(Los Angeles Times)

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posted by 田中善一郎 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(2) | TV  ビデオ ラジオ
2006年08月10日

Google Maps上の衛星トラッキング,アマチュア天文学者が狂喜しそう

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 Google Maps上でリアルタイムに人工衛星をトラッキングできるマッシュアップサービス“Real Time Satellite Tracking ”が始まっている。

 アマチュア天文学者でなくても楽しめる。トラッキング可能な人工衛星は一覧表から選べことができる。地球の周りは結構,人工衛星で混み合っているのだ。

??Я〓〓〓〓〓〓-6-8.JPG


◇参考
・Real Time Satellite Tracking (with Google Maps)(Ajaxian)
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posted by 田中善一郎 at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(2) | TV  ビデオ ラジオ
2006年07月31日

YouTubeの瀕死説が浮上

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 今,インターネット業界で最も注目を集めている企業となると,やっぱりビデオ共有サイトのYouTubeであろう。同社を買収するならば10億ドル近くも要するいわれるほど,YouTubeは高く評価され始めているのだ。

 ところが一方で,YouTubeはもうすぐ瀕死の状態に陥るとの見方も浮上してきている。Gawker Mediaが発行しているブログValleywagに,“Why YouTube is about to die”という見出しのエントリーが投稿されていた。Valleywagはシリコンバレーのゴシップ満載のブログで,少々過激で危なっかしい内容も飛び出るが,シリコンバレーの裏情報を知るには格好のブログである。

 そのValleywagによると,YouTubeは経営的に追いつめられるとのことだ。特に,ネット接続の通信費が致命傷になりかねないと。今年初めから,通信費が月間100万ドル程度かかっていると見られている。年間にして1200万ドルにもなる。最近では,1日当たりのビデオ配信数が1億を超えている。今年の通信費が1200万ドルで済むかどうかも危うい。オフィス代や人件費を含むと,経費は年間2000万ドルを下らないだろう。

 だが,売上のほうは不透明である。6月までは事実上,ゼロであった。やっと7月と8月に,100万ドルの収入を見込んでいる。映画や音楽,TV番組のプロモーションの場としての期待が大きいが,著作権侵害の問題を抱えているため,YouTubeを使ったプロモーションにクライアント企業が大金を注ぎ込むとは考えにくい。

 さらに追い打ちをかけるように,もっと厳しい問題が待ちかまえているのだ。ネットの中立性法案が米下院で否決され,上院の商務委員会でも否決されたのだ。大量のトラフィックを流しているユーザーは今後,通信費の急増が避けられないかもしれない。Valleywagのエントリーによると,YouTubeはビデオの配信にLimelight Networksを主に利用しているが,そのLimelight Networksの通信品質が劣化し始めるというのだ。Packet Shaping(パケットシェーピング)と称する技術を使って,ネットの帯域幅制限をかけようとしているのである。ネット中立が崩れたことにより,ネットワークプロバイダーは多くの通信料を払うユーザーだけに通信品質保証サービスを提供し,逆に少ない通信料で済ませたいユーザーには帯域制限をかけることができるようになるのだ。

 爆発的に膨らむ一方のトラフィックを抱えているYouTubeにとって,非常に厳しい状況に追い込まれそうだ。これまでの通信品質を確保するだけでも,通信費がかなり増大しそうである。YouTubeはSequoia Capitalから1150万ドルの資金を調達したと言われているが,その資金も通信費で瞬く間に吹っ飛んでしまいそう。

 やはり買収されるかもしれないが,名乗り出る企業が現れるかどうか。


◇参考
・One more reason YouTube's in trouble: Net Neutrality is over(Valleywag)
・Feature: Why YouTube is about to die(Valleywag)
・シリコンバレーのゴシップブログ,Gawker Mediaが発行(メディア・パブ)
・大手メディアがYouTubeを買収するには10億ドルが必要か(メディア・パブ)
・YouTube、1日に1億のビデオを配信(TechCrunch Japanese)
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2006年07月29日

ソニーのPSP,ビデオポッドキャストのサポートを開始

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 ソニーのPlayStation Portable (PSP)が,ビデオポッドキャスト(ビデオブログ)のサポートを始めた。ユーザーはPSPファームウエアをバージョン2.8にアップデートする必要がある。RSSフィードで配信されるビデオクリップを,PSPで受けられるようになる。

 この2.8に対応したビデオポッドキャスト・サイトが,PSP Fanboyで紹介されている。話題のRocketboom にも対応している。

 PSPのアップデートを,年内に少なくとももう一回,実施する予定。その一つは,VoIP機能である。つまり電話機能を追加するようだ。

◇参考
・PSP®「プレイステーション・ポータブル」情報(PlayStation.com(Japan))
・Sony adds video podcast support to PSP(Macworld UK)
・2.80 Blowout: Video podcasts [Update 1](PSP Fanboy)

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posted by 田中善一郎 at 10:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | TV  ビデオ ラジオ
2006年07月26日

次は,YouTubeがMySpaceを追い抜く番に

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Simpy Chichimichiのブログで,YoutubeがMySpaceを追いついたという話が出ていた。つい最近,MySpaceがページビュー数でYahoo Mailを訪問回数(Internet visits)で追い抜いたとのニュースが飛び込んできたばかりであった。それが今度は,YouTuneがリーチ数でMySpaceを追い抜いたという。最初は,Hitwiseのデータであり,今回はalexaのデータである。

 そこで,alexaのサイトで,YouTube vs MySpaceのリーチとユニークユーザーを調べてみた。その結果のグラフが次の通りである。
MySpace vs YouTube reach0607.JPG

MySpace vs YouTube uu0607.JPG

 alexaのデータを見る限りでは,リーチ数でYouTubeがMySpaceを抜き去っている。でもページビューの比較では,MySpaceが圧倒的に多い。SNSと動画共有サイトとの違いがはっきりと現れている。SNSでは頻繁に友人同士のやりとりが行われるため,ページビューは非常に多くなる傾向があるからだろう。ただ,ちょっと気になるのは,YouTubeの爆発的な急増ぶりに比べ,MySpaceが踊り場にさしかかっていることだ。特に,ページビューが減り始めているのは気がかりである。
 


◇参考
・YouTube Beats MySpace (Simpy Chichimichi)
・MySpace,訪問回数で米国トップのサイトに:Hitwiseの調査(メディア・パブ)

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posted by 田中善一郎 at 07:28 | Comment(0) | TrackBack(2) | TV  ビデオ ラジオ
2006年07月25日

大手メディアがYouTubeを買収するには10億ドルが必要か

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 動画共有サイトのYouTubeでは,今や毎日1億本近いビデオが視聴されているという。この強大な集客力と影響力を誇示するYouTubeに対し,大手メディア会社が買収に動き出したとしても不思議ではない。

 New York Post の記事によると,もし,YouTubeを買収するとなると,今なら10億ドル近くそろえなければならないとか。生まれて1年そこそこの会社にだ。投資銀行Allen & Co.の年次会議で,YouTubeが4億ドルの価値があるとの話で盛り上がった。実はその会議以前から,大手メディア会社がYouTube を買収するなら6億ドルは必要と業界筋は見ていた。News CorpがMySpaceを,またNBCがiVillageを買収したときと,ほぼ同じ額である。

 でも,YouTubeはビジネスモデルも確立できていないし,さらに著作権侵害問題を抱えあまりにも危なっかしい会社だ。大ばくちを打つ勇気ある(無謀な?)メディア会社が名乗り出てくるのかしら。


◇参考
・$KY'S THE LIMIT:SUN VALLEY BUZZ BOOSTS YOUTUBE TOWARD $1B(New York Post Online Edition)
・YouTube Worth $1 BIllion? But Who Will Buy It?(John Battelle's Searchblog) 
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posted by 田中善一郎 at 16:06 | Comment(0) | TrackBack(1) | TV  ビデオ ラジオ
2006年07月21日

日本の視聴者数でYouTubeがGyaOを上回った?,やっぱり本当だと納得した日

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 日本からのYouTubeの月間視聴者数が,GyaO(ギャオ)を追い抜いたという驚くべき事実を,1週間ほど前にFujiSankei Business が次のように伝えていた。
民間調査会社のネットレイティングスによると、(日本国内からYouTubeを視聴している人の数が)5月は前月比約150万人増という異例のペースで伸び、月間の視聴者数が約410万人に達した。USENの無料ネット放送で人気の「GyaO(ギャオ)」は約380万人だったため、視聴者の数では動画専門サイトのトップに躍り出たとみられる。
 こうなると,これからの日本国内のビデオ関連ビジネスにおいても,YouTubeの存在は無視できなくなってきた。

 確かに,日本からのアクセスが急増していることは間違いないが,視聴者数でGyaOを追い抜くまで来ているとは,信じがたい話である。そこで,久しぶりにYouTubeをアクセスしてみた。やっぱり,この話はウソじゃないんだ。その日に最も視聴されたビデオを掲載しているページ(Most Viewd)があるので,それを見てみた。下が,その時のスナップショットである(クリックで拡大可能)。

YouTube極楽とんぼ.JPG

 トップ10のビデオのうち8本が日本からの投稿ビデオである。1位のビデオだけでも311万回も視聴されている。日本人でないと視聴しそうもない類のコンテンツである。おそらく,このビデオだけでも,日本から300万に近い人がアクセしたはずだ。今や,YouTubeの日本からの月間視聴者数は410万人どころではなさそう。

 極楽とんぼの不祥事により欽ちゃん球団が解散を表明したというニュースを新聞でチラッと読んでいたが,このスキャンダルに関するビデオがYouTubeランキングの上位を独占していたのである。このような芸能ネタで,まるでYouTubeを日本人が占拠するとは。これからも,頻繁に起こりそう。

 YouTubeが用意しているサーバーや回線リソースを,日本人にたっぷり使われていることになる。でも,昨日のようなコンテンツだと,とても,広告スポンサーが寄りつきそうもない。それ以前に,投稿ビデオそのものが,著作権侵害のコンテンツだし。make moneyどころではないのだ。

 YouTube問題は,米国内だけの話ではなくなってきた。


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posted by 田中善一郎 at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(5) | TV  ビデオ ラジオ
2006年07月11日

YouTubeサイトのビデオをAVIファイルとして格納するツール

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 YouTube, GoogleVideo, iFilmなどの動画(ビデオ)共有サイト上のビデオをダウンロードしてAVI ファイルに変換するツールと,その操作法を,DVDHelp.usと称するサイトが紹介している。無料のツール(Firefox, VideoDownloader, MediaCoder)で実現できるようだ。

◇参考
・How To Save YouTube, MySpace, etc. Videos As AVIs(DVDHelp.us support forum)
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posted by 田中善一郎 at 09:29 | Comment(1) | TrackBack(1) | TV  ビデオ ラジオ
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