2009年10月31日

アジアのバーチャルグッズ市場,米国の7倍の約70億ドル規模に

 アジアのバーチャルグッズの売上が,今年は70億ドルくらいになりそうだ。

 +8*(Plus Eight Star)のCEOであるBenjamin Joffeが Virtual Goods Summitでアジアのソーシャルネットワーキングの現況を講演し、その中でアジアのソーシャルグッズ市場が70億ドルに達すると語った。2009年の米国市場が10億ドルと予測されているから,アジア市場はその7倍規模となる。

VirtualGoodsAsia7Billion.jpg
(+8*CEOのBenjamin Joffeのプレゼン資料より)

 
 Benjamin Joffe氏がVirtual Goods Summitで使ったプレゼン資料が公開されていたので,以下に貼り付けておく。




 日本,中国,韓国のSNS/バーチャルグッズ/バーチャルゲームの現状を比較しながら紹介している。

 このプレゼンでおもしろかったのは,ソーシャル系ネットの市場規模が市場名の呼び方で次のように変わること。

売上高規模
Virtual Worlds :0.1億ドル×
Social Networks :1億ドル×
Online Games  :10億ドル×

 Second LifeのようなVirtual Worldsは,0.1億ドルを単位とし規模の市場。FacebookやMySpaceのようなSocial Networksは,1億ドルを単位とする市場規模。おもに広告収入に頼っているため,巨大なユーザー数の割に売上規模が大きくなっていない。Online Gameはソーシャルグッズの売上が膨らんでおり,10億ドルを単位とする市場規模に拡大している。

 アジアのソーシャル系サイトは,Online Gamesサービスに注力し高い収益性を実現している。そこで最近ではFacebookもバーチャルグッズやソーシャルゲームに力を入れ始めている。

 ビジネスモデルも,次の四つの波で説明している。

ビジネスモデル
・第1の波:Packaged Software
・第2の波:Online + Subscriptions
・第3の波:Virtual Goods
・第4の波:Social Game

 これから向かう先は,ソーシャルゲーム市場と言いたいのだろう。+8*(Plus Eight Star)はこれまでも日本,中国,韓国のモバイル/インターネット市場を調査しており,アジア市場に関心のある世界中の企業を顧客としたコンサルティングを行ってきた。ソーシャルゲームが大きく開花しているのはアジアなので,これからも同社の調査やコンサルをどうぞと言うことか



◇参考
Asian virtual goods market is seven times bigger than U.S.(VentureBeat)
China’s growing addiction: online farming games(VentureBeat)
posted by Kilimanjaro at 18:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場
2009年10月30日

有望スタートアップ企業の価値はどれくらいか

 景気の底入れ感もあって,ネットベンチャーも元気を戻してきた。

 そのネット分野のスタートアップ企業のバリュエーションをはじき出し,その企業価値ランキングをSilicon Alley Insiderが提供してきている。その最新版SAI 50+: The Most Valuable Internet Startupsが発表された。60社近い有望なスタートアップ企業がリストアップされているが,トップ20を以下に掲げておく。参考までに1年半前のランキングも合わせて載せておく。

 やはり現在は,FacebookとTwitterが台風の目。オープンなプラットフォーム向けのサービスやシステムを提供するスタートアップ企業が急増している。

SAI50+091028.jpg

 1年半前にトップのFacebookのバリュエーションが90億ドルと異常に高く評価されていたのは,07年にMicrosoftがFacebookに出資したときに150億ドルの価値があると見なされていたため。

 この1年半の間で,評価のランキングを高めた勝ち組と,落とした負け組を,Silicon Alley Insider次のように振り分けている。

勝ち組:
NewEgg(4位)
GoDaddy (9位)
DemandMedia(10位)
Quinstreet(11位)
Zynga(12位)
Twitter(15位)

負け組:(落下したランク数)
Habbo -9
Kayak -8
Linden Lab -10
Ning -12
Efficient Frontier -8
Glam Media($360 million) -13
RockYou ($280 million)  -18


 日本でも展開している注目のGlam Mediaは,バナー広告の不振でバリュエーションを落としている。だが,全体にはネット系スタートアップ企業のバリュエーションが高まりつつある。


◇参考
The SAI 50+: World's Most Valuable Internet Startups(Silicon Alley Insider)
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2009年10月14日

ソーシャルゲーム開発のZynga,爆発的な伸びが「どうにもとまらない」

 ソーシャルゲーム・デベロッパーのZyngaの伸びがすさまじい。同社が開発したソーシャルゲームの月間アクティブユーザー数が,6週間前に1億人を超えたばかりなのに,昨日は1億5000万人を大きくクリアしている。

SocialGameTopDevelopers0910.jpg


 このZyngaの爆発的な勢いを見せつけたのが,レストラン経営ゲームのCafé Worldである。10日ほど前にFacebook上でサービスを開始したばかりのソーシャルゲームであるが,1週間ほどで1000万人が登録し、先ほど(日本時間の14日9時)FacebookのCafé Worldページを覗くと,アクティブユーザー数が15,875,687人に達していた。10日間ほどで1500万以上のユーザーを獲得するとは・・・。

CafeWorldZynga.jpg



 ともかくこの数カ月の間で,FacebookやTwitterのようなソーシャル系サービスによって,ネット口コミの伝播がリアルタイム化し伝播規模も急拡大している。これからは,Café Worldのようなロケット発射現象が頻発しそうだ。

 Zyngaのこの勢いだと,PlayfishやRockYou!をさらに引き離し,独走態勢に入っていくかもしれない。以下は,同社の人気ソーシャルゲームのトップ10である。


Zynga091013.jpg

 トップのFirmVilleの人気は衰えない。毎日,2000万人以上の人が興じており,月間にすると5800万人が遊んでいる。Café Worldに続く新作ゲームをすでに仕込中である。その一つが水族館系ゲーム “FishVille” である。ロケット発射させたいのだろう。


 これだけ勢いよく成長しているZyngaだけに,IPO化の噂が絶えないし,一方で世界最大規模のゲームソフト会社EAがZynga買収に動き始めているという話も盛り上がっている。


◇参考
Café World Hits 10M, Easily Takes #1 Spot on This Week’s Top 20 Games
Is EA Going to Buy Zynga or Playfish in Social Gaming Bid?(Inside Social Game)
Zynga To IPO Before Thanksgiving?(Sillicon Allay Insider)
Zynga Trademarks FishVille ― Get Ready for a Big Aquarium Game(Inside Social Game)
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2009年08月26日

不況でも,急成長しているWebサイトとは

 大不況なんかどこ吹く風。勢いよく成長しているサイトが少なくない。その代表例が,FacebookとTwitterである。それ以外にも元気なサイトが結構多い。

 comScoreがいつものように,米国のWebサイトのユニークビジター数ランキングTop50(09年7月版)を発表した。このランキングでは50位のWebサイトでも,米国内だけで1990万人の月間ユニークビジターがアクセスしている。かなり成熟したサイトが多いはず。でも,まだまだ伸び続けているサイトも見かける。そのような元気なサイトを探してみた。

 まず,トップ10のサイトから。09年7月と08年7月のユニークビジター数を並べて掲載した。

comScoreRanking0907.jpg

 Facebookがトップ5に急浮上したのは別格としても,Ask NetworkやAmazonそれにWikimedia(Wikipediaを含む)が,この1年間でユニークビジター数を大きく増やしてきたのはさすがだ。10位以下で成長著しいサイトもリストアップした。AppleやGlam(女性サイトのコンテンツ/アド・ネットワーク),それにCraigslist(クラシファイド)のような人気サイトが,評判通りユーザー数をぐんと増やしてきている。1年前まで姿を見せなかったが,この1年でトップ50の仲間入りしたサイトとしては,Twitter以外にはAnswer.comとBreak Mediaに注目したい。

 米国の有力サイトの特徴は,海外展開に力を入れていることだ。たとえばSNSのユニークビジター数も,北米市場では年間成長率が10%を切っているが,アジア,欧州,南米市場では20%から35%程度の高成長を示している。以下は,世界のユニークビジター数ランキング(comScoreの09年6月データ)である。米国の有力サイトがいかに海外市場に頼っているかがわかる。

 Facebookのユニークビジター数が3億4000万人となっている。会員数が2億5000万人であるが,会員以外のユーザーがアクセスしているためである。

WorldwideUniqueVisitorscomScore0906.jpg



◇参考
comScore Media Metrix Ranks Top 50 U.S. Web Properties for July 2009(comScore,プレスリリース)
Facebook Is Now the Fourth Largest Site In The World(TechCrunch)
Social Networking Explodes Worldwide as Sites Increase their Focus on Cultural Relevance(comScore,プレスリリース)
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2009年08月25日

地球上の生物180万種のオンライン・データベース,Wikipediaスタイルで着手

 地球上の動植物180万種のオンライン・データーベースを作り上げるプロジェクトが始まった(Guardianより)。

 仕掛けたのは、米国の社会生物学者(sociobiologist)E. O. Wilson氏である。彼は2007年のTED(Technology Entertainment Design)賞の受賞者で,その時彼に夢をかなえる(make a wish)機会が与えられた。その夢が,地球上の生物の種のオンライン・データーベースを作ることであった。

  MacArthur Foundation と the Alfred P. Sloan Foundationから1250万ドルの資金支援を受け, Encyclopedia of Life を設立して,夢のプロジェクトがスタートした。だが,とてつもない規模の作業なので,完成の目標は2017年としている。そしてオンライン・データベースの作成には,市民参加型手法を採用した。つまりWikipediaスタイルで作り上げていく。誰もがテキスト,写真,動画を投稿できる。コンテンツは専門家がチェックする。

 滑り出しは順調だ。すでに生物15万種以上の投稿があり,250人の専門家と1200人の市民科学者が貢献している。このデータベースの作成過程を垣間見ることもできる。投稿写真は以下のように,写真共有サイトのFlickr(flickr:Encyclopedia of Life Images)で閲覧できる。


FlickrLifeImage.jpg

 また,現在の投稿者数と投稿写真数は次の通り。

Flickr Group Trackr graph

 国別ビジター数を調べたのだが,やはり日本からのアクセスは少ない。

 最後にこのプロジェクトの仕掛人E. O. Wilson氏が,TEDカンファレンスで「世界を変えるための1つの願い」を発表した時のビデオを貼っておく。




◇参考
Wikipedia-style website to record every species on Earth(Guardian)
Encyclopedia of Life to gather every species into a digital Noah's Ark(Guardian)
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2009年07月16日

仮想空間人口が爆発,登録者数が38.6増の5億7900万人に

 仮想空間のコンサルタントK Zeroによると,仮想空間サービスの登録者数が2009年第2四半期に世界で5億7900万人に達したという。前の四半期から38.6%も増えたとのことだ。

 同社は定期的に,世界の仮想空間サービスを対象に,年齢別の登録者数を調べており,Universe Chartを公開している。(ただし日本の仮想空間サービスが抜けているように思えるのだが)。各サービスの登録者全員が,そのサービスの平均年齢と同じとして表示している。たとえば,Second Lifeは登録者会員数が1900万人で平均年齢が33歳であるが,Chartでは1900万人全員が同じ33歳としている。そのUniverse Chartの中から,年齢層が10ー15歳グループを抜き出した図を以下に示す。


VurtualWorldsRegAccounts2009Q2.jpg
(ソース:KZero)

 各仮想世界サービスの全会員が同じ平均年齢とした場合の,年齢別登録者数分布は次のようになる。

VirtualWoirldRegisterdAccountsAverageAge.jpg

 これからも明らかなように,仮想空間サービスのユーザー層は若年,それも14歳以下の子供が中心となっている。日本でも比較的有名な,HabboとかClub Penguinも10代前半がメーンターゲットのようだ。平均年齢が25歳以上の仮想空間サービスとして目立つのはSecond Life(33歳)とUtherverse(32歳)くらいである。


 年齢グループ別にグラフ表示すれば次のようになる。


*仮想空間登録者数:2009年第2四半期(単位:100万)
VirtualWorldRegAccunts2009Q2AgeGroup.jpg
(ソース:KZero)

 こうした仮想空間サービスについていけないのだが,こうした機会にでも仮想空間なるサービスをちょこっと覗いておこう。ここでは,最近,急速に会員を増やしている,NicktropolisStardoll にアクセスしてみた。トップページのスクリーンショットを掲げておく。NicktropolisはViacom傘下のサイトで会員数が860万人。平均年齢は12歳。子供向けのアバタ,チャット,ゲームなどのサービスを提供している。Stardollは会員数が3400万人で平均年齢が15歳のサイトで,着せ替え人形のネット版といったところか。



Nicktropolis.jpg


stardoll.jpg




◇参考
579m Virtual World Registered Accounts(K Zero)
Virtual Worlds Popularity Spikes(Virtual World News)
Nielsen: Kids' online time leaps dramatically(Cnet News)
Virtual Goods Make Up 85% Of Habbo Revenue, Ads And New Products To Grow(Virtual World News)



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2009年06月17日

バラ色の仮想空間市場,2015年まで年率23%の高度成長を予測

 オンラインの仮想空間(Virtual World)市場の将来はバラ色のようだ。

 Strategy Analyticsの予測によると, 世界のソーシャル仮想空間市場は,2009年から2015年の間で何と23%という驚異的なCAGR(年平均成長率)で伸び続けるという。現実空間は大不況というのに,なんとも威勢の良い将来予告ではないか。アクティブユーザー数も2015年まで年率38%で急増するとか。現実の世界が面白くないので,仮想世界に逃避する人が増えるということか。オンラインゲームについていけない私はどうすればいいやら・・・。以下は,仮想空間住民(登録者数)の世代別分布である。

VvirtualWorld2015.jpg

 この仮想空間市場の主な収入源は次の三つとなる。

・Microtransactions
・Subscriptions
・Advertising/sponsorships. 

 この中で,売上の大半は,バーチャルアイテム販売などのマイクロトランザクション(Microtransactions)が占める。マイクロトランザクションの市場規模は,2008年で10億ドル規模であるが,2015年には173億ドルに膨れ上がる。仮想空間売上の86%はマイクロトランザクションが占めることになるという。

 ちなみに,この仮想空間市場を最も早く立ち上げたのが韓国である。3年前の2006年に,すでにマイクロトランザクションの年間売上が5億ドルに達していたという(Pearl Research’s 'Games Marketより)。
 


◇参考
Virtual Worlds Forecast to Grow at 23% Through 2015(Strategy Analytics)
Exclusive: How Microtransactions Rule Korea(Think Services)
Download Microtransactions 2.0: Powering the Virtual Goods Economy(PLAYSPAN)


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2009年06月13日

Twitterの成功事例,デルがTwitterを使って300万ドル売り上げる

 デル(Dell)がTwitterを活用して,300万ドルの売上を生みだした。Twitterによるマネタイズの成功事例と言えそうである。

 デルの公式ブログによると,同社はTwitterを活用して,デル・アウトレットを200万ドル以上も売りさばき,さらに新製品の販売にも成功したという。デル・アウトレットは,クーリングオフ期間中の開封済みの返品製品であるが,工場にて完全な動作検証を確認した“新装整備品”として売り出されている。

 同社は,デル・アウトレットに関する情報をリアルタイムに届けるために,Twitter(@DellOutlet)を2007年から利用している。Twitterによるバーゲン案内などを見たユーザーがDell.com/outletサイトにアクセスし,多くの人がアウトレット製品や新製品を購入したというのだ。そのTwitterのお陰で,これまで300万ドルの売上を達したと,公式ブログで語っている。以下は@DellOutletページである。

TwitterDellOutlet.jpg 


 Twitterの第1ブーム の2007年から,マーケッティングツールとしてTwitterを試したのは,さすがにデルである。アウトレット製品はディスカウントで売り出されるが,いつ売り出すかが前もって決められない場合が多い。返品の在庫が溜まると,メーカーとしては早く売りさばきたい。一方,バーゲン製品を漁っているユーザーは,とっておきのアウトレット製品情報をいち早く知りたい。まさに,リアルタイムの情報提供手段として,Twitterはピッタリなのかも。

  “Twerrific News―New Dell Deals Exclusive to Twitter”と言っているように,とっておきの新鮮情報をTwitterで提供するとなれば,そのTwitterアカウントにフォローする人が,以下のグラフのように急増するのもうなずける。現在(日本時間13日21時30分)のフォロワー数が63万3219人である。企業の販促用のTwitterアカウントとしては,驚異的なユーザー数を抱えている。

DellOutletFollwers.jpg


追記訂正:
単位を間違って投稿していました。

◇参考
@DellOutlet Surpasses $2 Million on Twitter(Dell.com>Community>Blogs>Direct2Dell)
Social Media ROI: Dell's $3m on Twitter and Four Better Examples(ReadWriteWeb)
posted by Kilimanjaro at 21:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場
2009年06月06日

週明けのアップル開発者会議,得意の「サプライズ」が飛び出すのか

 WWDC(アップル開発者会議)に関するうわさが,水曜日あたりから乱れ飛んでいる。

  来週の月曜日(6月8日)から始まるWWDCで,新型iPhoneが登場することになったようだが,ひょっとしたらSteve Jobsも姿を現すのではとのうわが飛び交っているのだ。

  ことの発端は,5日のWall Street Journal(WSJ)の記事である。療養のために仕事から離れていたJobsについて,匿名の人の話として,月末までに復帰すると報じたのだ。でも一時は,Jobsはかなり危なかったようである。タンパク質が消化できなくなり,9か月以上も餓死の危険にさらされていたという。

  今は療養から離れ,時々Appleの本社に顔を出しているという。イタリアのWebサイトsetteB.ITは,5月27日の会議に出席するためにAppleの正門から入るJobsを,数人が目撃したと伝えている。また最近,Appleの共同創業者のSteve WozniakがJobsと電話で話し,その時,Jobsは健康で元気そうであったという。

  そこでWSJは,来週月曜日から始まるWWDCで,Jobs登場という「サプライズ」の演出が行われるのではと期待しているのである。他のマスメディアやブログも同じように推測しているものが少なくないが,どうも希望的観測にすぎないようにも思えるのだが・・・。



◇参考
JUNE 5, 2009 Jobs Ready to Return to Apple Helm (WSJ.com)
Report: Steve Jobs “was one real sick guy”(Fortune)
Jobs' return to Apple may hinge on public event(AppleInsider)
Rumor: New iPhone to be called "iPhone Video?"(TUAW)
Palm’s New Pre Takes On iPhone(All Things Digital)

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2009年05月14日

アップルのジョブス復帰と新iPhone登場は6月末に,6月8日のWWDCではおあずけ

 AppleのCEO Steve Jobs復帰と次期iPhone登場の時期は,6月末にほぼ固まったようだ。Apple2.0(Fortuneのブログ)やSilicon Allay Insiderなどが,一斉に伝え始めている。

 昨日,米AppleがWWDC09(Apple Worldwide Developers Conference 2009) の概要を正式に発表した。6月8日から始まるWWDC(アップル開発者会議)で,Jobs復帰と新iPhone登場が期待されたが,おあずけになった。

 Jobs復帰については,4月末に開かれた四半期決算の投資家向け説明会で,同社CFOのPeter Oppenheimerが6月末に実現する見通しであることを明らかにしていた。ひょっとしたら,Apple得意のサプライズでWWDC09に登壇するのではとの噂も広がったが,結局,6月末に落ち着いた模様。

 このためWWDC09での基調講演は,Jobsではなくて, Philip Schiller( Apple’s senior vice president of Worldwide Product Marketing)が行う。 iPhone 3.0 や Mac OS X Snow Leopardが主要テーマとなる。

 Jobs復帰を祝うイベントは6月末に開催するようだが,その時の目玉発表として新iPhoneを登場させることになる。つまりWWDC09ではおあずけにされる。

 待たされることになる新iPhoneについてのうわさ話を。ハイエンド版とローエンド版が出てくる。ハイエンド版は現iPhoneよりハイスペックの製品。ローエンド版は容量や機能を限定した廉価製品。今夏末にも進出が予定されている中国市場向けを狙っている。

 

◇参考
Apple Worldwide Developers Conference to Kick Off with Keynote Address on Monday, June 8(Apple,プレスリリース)
Steve Jobs, new iPhone coming in late June analyst(Apple2.0,Fortune)
Uh Oh: No New iPhone Or Steve Jobs At Apple's WWDC (AAPL)(Silicon Allay Insider)
タグ:apple

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2009年04月02日

勢いが続く中国のインターネット産業

 中国のインターネット産業は、深刻な世界同時不況にもかかわらず、相変わらず活発だ。インターネット人口は急増しており、2008年末には前年比41.9%増の2億9800万に達している。

 
 Chinese Internet Network Information Center (CNNIC)が、中国インターネット白書に相当する「第23次中国互网展状况告」を今年1月に発行していたが、その英語版 23rd Statistical Report on the Internet Development in China [pdf].もこのほど公開された。

 その報告書で気になったことは次の通り。

・インターネット人口が年率41.9%の急成長を続けている。
・女性の比率が増えているのも特徴的。女性比率が2007年末に42.8%であったのが、2008年末に47.5%年へとアップした。都市部では女性比率が49.5%と、ほぼ半分に達した。
・インターネット利用時間は、1週間当たり平均16.6時間と長い。
・インターネットユーザーの89.4%がデスクトップPCから利用しているのに対し、ケータイから利用しているユーザーの割合は39.5%と比較的低い。
・それでも、ケータイからインターネットを利用している人口は2007年から133%も増え、2008年末に1億1760万人に達した。3Gケータイが本格離陸していけば、今後、ケータイからのネット利用者は爆発的に増えそうだ。
・ブロガー(ブログを持っている人)がネットユーザーの54.3%に当たる1億6200万人。そのうち実際にブログを更新している人は1億500万人。
・SNS(Friend-making websites)を利用している人は、ネットユーザーの19.3%に当たる5800万人。


 以上は、2008年末のデータである。今年に入っても中国のインターネットサービスは勢いを維持しているのだろうか。そこで、SNSの動きを追ってみた。中国のSNSのトップランナーはXiaonei.com(校内网)で、51.comなどが続いている。Appleapのデータによると、今年2月23日のアクティブユーザー数(ログイン数)がXineiが300万人に対し51.comが235万人であった。それが、3月30日にはXineiが542万人、51.comが281万人と一日当たりのログイン数が急増している。

ChinaSNS200903.jpg
(ソース:AppLeap)

 中国のSNSの特徴的な動きは、Facebookのようにオープンプラットフォームを1年ほど前から相次いで採用し始めたことだ。その結果、Facebookなどで人気の高いゲームアプリケーションが、中国のSNS向けとしても次々と登場している。中には、中国風にうまくアレンジしたアプリケーションも現われている。その中で最も人気の高いゲームアプリケーションが、以下のHappy Farm()である。バーチャル農場で農作物などを育てて収穫していくゲームのようだ。

HappyFarmGame.jpg

 China Web2.0 Reviewの記事によると、2月23日頃には上のHappy Farmを500万人以上のXiaoneユーザーがインストールし、毎日140万人の人がそのゲームを楽しんだという。その約5週間後の4月1日現在では、830万人がインストールし、その日は220万人以上の人が遊んでいる(以下のグラフを参照)。

Happy Farm.jpg

 このXiaoneiのHappy Farmは、以下のFacebookの人気ゲームMy Farmと非常に似ている。

 FacebookMyFarm.jpg

 中国のSNSは明らかに今年に入っても勢いが止まっていない。というか勢いが増しているようでもある


◇参考
What Are Top Apps on China’s Open SNS Platforms?(China Web2.0 Review)
Latest Report on Internet Development in China(Digital China Guide)
中国でも「SNS+ゲーム」が満開する兆し(メディア・パブ)
タグ:SNS

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2009年04月01日

Android搭載のノートPC、Windows離れの動き

  Microsoftがほとんど寡占しているパソコンOS市場でも、Googleが侵食しそうだ。WSJ( The Wall Street Journal)の記事によると、Googleのモバイル端末(スマートフォンなど)向けOS“Android”の採用テストをパソコンメーカーが始めているという。

  この記事を受けて、HPがOSにAndroidをプロセッサにARMを採用した小型ノートPCを出荷するかもしれないとの観測記事が、GottaBeMobile.comやSilicon Alley Insiderなどから出ている。

  パソコン市場全体では、今年は前年比12%減と大幅に集荷が落ち込むと見られている。だが、低価格のモバイル対応ノートPC(ネットブック)は前年の1200万台から今年は2100万台と倍近い急成長が期待されている( Gartner予測)。そのネットブック向けOS市場で、AndroidなどのLinux系が浸透侵食しMicrosoft(Windows)離れの動きが始まってきているのだ。

  ワイヤレス高速データ通信やクラウドコンピューティングの整備が進み、スマートフォンやネットブックを利用したモバイルインターネット市場が爆発的に成長していくのは間違いない。その市場でも、MicrosoftではなくてGoogleが主導権を握ろうとしているのか。


◇参考
In Challenge to Microsoft, PC Makers Test Laptops Running Google Software(WSJ.com)
HP May Use Google Android For Netbooks (HPQ, GOOG)(Silicon Alley Insider)
Google Android, ARM Processors Coming to HP Netbooks?(GottaBeMobile.com)
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2009年03月09日

リアルが不況な時は、バーチャルで商売を


 リアルの世界がこうも不景気だと、バーチャルの世界に逃避したくなるのも分からないでもない。上のような可愛いバーチャルペットを相手に、カーソルでなでたり、ボールやフリスビーを投げたり、水や餌を与えたりと、バーチャルワールド(仮想空間)で遊んでいれば嫌なリアルの世界(現実空間)を忘れることができるのかも。

 そこで、仮想空間でバーチャルグッズを販売するオンラインビジネスが盛り上がっている。上の例は、FooMojoが提供している3D(3次元)バーチャルペット・サービス“FooPets”ある。そのトップページを訪れると、多くの犬や猫が“Buy Me”と虚ろな瞳で訴えている。来訪者はたまらず衝動買いに走ってしまうのかも。これが、バーチャルグッズ・ビジネスである。


FooPets.jpg

 バーチャルグッズ・ビジネスへの期待は以前から大きく、VCの投資も続いていた。米バーチャルグッズ関連ベンチャーへの2008年の総投資額は、Virtual Worlds Managemenによると、年間4億800万ドルであった。四半期別の投資額は以下のようになっている。景気減速で投資額が減っているのはやむを得ないところか。

2008年 Q1:1億4773万ドル
2008年 Q2:1億0070万ドル
2008年 Q3:9154万ドル
2008年 Q4:6900万ドル

 2008年第4四半期にVCから資金調達したバーチャルグッズ関連ベンチャーは次のとおりである。

VirtualWorldsGoods.jpg
(ソース:$408 Million Invested in 40 Virtual Goods-Related Businesses in 2008*(Virtual Worlds Management)

 先のFooMojoも、ソフトバンクから990万ドルを調達している。ちなみに、FooPetsはApple's App Storeで99セントで購入でき、iPhoneやiPod touchでも遊ぶことができる。


 また、バーチャルグッズの動向を探るには、明日3月10日と11日に開催されるEngaged!Expoに注目にすべきだろう。2008年のバーチャルグッズ&ギフト市場は、世界で20億ドル、米国で2億ドルとなっている。アジアでのMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)がバーチャルグッズ市場の中心か。同ExpoのVirtual Goods and Gifts関連プログラムはこちらで。


◇参考
Over $408 Million Invested in 41 Virtual Goods-Related Businesses in 2008*(Virtual Goods News)
FooMojo Celebrates 1 Year Anniversary with Free Virtual Valentine's Gift Package For All FooPets Users(PRWeb)


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2009年02月24日

グーグルのクラウドがダウン、世界中でGmailが約2時間も使用不可能に

 またグーグルのクラウドコンピューティングがダウンした。世界中でGoogle Gmailが約2時間近く利用不能に陥ったようだ。

 2009年2月24日19時半ころにGmailを使おうとしたのだが反応が鈍い。なかなかアクセスできない。日本のGmailヘルプにアクセスしてみたが、何事も起こっていない様子。自分のパソコンの調子が悪いのかなと思ったりした。20時少し前に,Googleのブログ検索で「Gmail」で検索すると、
・Gmailに繋がらない
・Gmailサーバー障害?
・Gmailダウン中
・Gmail落ちている
など,Gmailダウンを知らせるブログ記事が出てきた。

 そこで,英語版のGoogle Blog Searchで「Gmail outage」で検索すると、5000件のブログ記事が検索された。

 20時前後には,Gmailにアクセスすると、次のようなサーバーエラーのメッセージが表示されるようになった。

GmailServerError.jpg

 20時頃には,欧州やアジア(日本?)のメディアが次々とGmailダウンを報じていた。BBCとindiatimesの記事画面を以下に示す。

GMailDown090224.JPG


GmailIndia0902.jpg

 ダウン時間が米国では深夜だったせいか、ブログが最初に騒いでいた。以下はニュースアグリゲーターのTechmemeの画面である。

GmailDownTechmeme0902.jpg

 BBCの第一報は11時12分(GMT)<日本時間の20時12分>だったので、Gmailがまだダウンしていた時間帯である。その頃に、英語版Google Helpにアクセスすると、「多くのユーザーに影響を及ぼす問題がGmailで発生した」ことを伝え、不便をかけたことを謝っている。障害が太平洋時刻1:30am(日本時間18時30分)に発生したとのことだ(日本語版Googleヘルプの最初のページには、そのような報告がかなり後の日本時間23時過ぎになっても掲示されていない)。

GmailStatus.jpg

 Gmailユーザーは世界で1億1300万人も存在する。クラウドコンピューティングの中の1サービスである。BBCの記事によると、2008年中は毎月平均して10-15分くらいGmailのダウンタイムがあったと、Googleが認めている。2008年8月にもGmailがかなり長い時間ダウンしたことがあった。でもダウンの影響を受けた地域が限られていたようだが。今回のように世界規模のダウンが起こるようだと、クラウドコンピューティングに頼りきるのも・・・。

◇参考
Googleのクラウドコンピューティングは大丈夫なの?(メディア・パブ)
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2009年02月03日

ブラウザーのシェア、IEの過半数割れは時間の問題か

Net ApplicationsのBrowser Market Shareを見ていると、インターネットブラウザーの世界シェアでMicrosoft IEが過半数割れするのは時間の問題のようだ。

 下の表は,2008年3月から2009年1月までにおける代表的なブラウザのシェア推移である。

BrowserShare200901.jpg
(ソース:Net Applications)

 08年3月と09年1月のシェアを比べても,IEのシェアが下げ止まらないことと、対抗のFirefoxやSafari、それにChromeが拡大し続けている傾向が明らかである。


●2008年3月のシェア
Browser200813.jpg
(ソース:Net Applications)

●2009年1月のシェア
Browser200901.jpg
(ソース:Net Applications)

 IEはこの10ヶ月間でシェアを7%強も減らしている。この傾向が続けば、2年後にもIEの世界シェアが過半数割れすることになる。

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2009年01月24日

2008年Q4の米VC投資が激減,前年同期比33%減に

 米国のVC投資が急速に落ち込んでいる。2008年第4四半期の米VC投資額が54億ドルと,前年同期の80.1億ドルから33%も激減した。件数も818社と前年同期の1051社から大幅に減っている。

 これは,PricewaterhouseCoopers と the National Venture Capital Associationとから発表された恒例のレポートThe Money Treeのデータによる。


Venture Capital Investement Data 2008 - Get more Business Plans
(ソース:Venture Capital Investement Data 2008


 このレポートから,いくつかのページを以下に示す(クリックで拡大表示可能)。最初はベンチャーキャピタル(VC)の投資額の推移である。2001年から2008年までをグラフ表示している。やはり2008年の年間投資額も,2007年に比べ8%減っている。

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 次は,2008年におけるIT投資額とライフサイエンス投資額である。カテゴリー別で見ると,ITではソフトウエア分野が49億ドルで最も多く,ライフサイエンス分野ではバイオテクノロジー分野が45億ドルであった。

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 主要分野別に,2006年,2007年,2008年の投資額である。エネルギー分野とメディア/エンターテイメント分野が2008年も含めて3年間増え続けている。

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 四半期単位の最近の動きを見ると,2008年Q4はほとんどの分野で投資額が大幅に落ち込んでいるが,メディア/エンターテイメント分野だけは微増していた。

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 また,大きなトレンドとしては,インターネット分野の投資が景気の影響で踊り場に入っているが,オバマ政権も力を入れるクリーンテクノロジー分野の投資は盛り上がっている。

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◇参考
Surprise! VC Funding Fell Off a Cliff in Q4(GigaOM)
タグ:vc

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2009年01月06日

年間2兆ドルを消費する米国のママさん,マーケターは“Mom 3.0”対策を

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アマゾン

 恐るべきはママさんの消費パワーだ。米国の母親は現在,年間2.1兆ドルを消費している。さらに2012年に3兆ドルに膨れ上がるという。

 ほとんどの家庭ではママさんがCFOである。家計費の85%をママさんがコントロールしているという。それなのに,多くの企業はママさんへのうまい話しかけを行えていなかった。

 そこで, "Mom 3.0,"という造語を作り出して,これからの3兆ドル市場でのマーケティング手法を指南しているのが,BSM Media CEOのMaria T. Baileyである。彼女は2002年に“Marketing to Moms”という本を発行していたが、昨年夏に新刊“Mom 3.0: Marketing with Today's Mothers by Leveraging New Media & Technology”を出し、ママさん向けの新しいマーケティング手法を説いているのだ。

 6年前の“Marketing to Moms”から,Web2.0を反映して“Marketing with Moms”と変わらないとダメということか。

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 現在のママさんは,以下のようにオンラインリテラシーは高い。
・ママさんの80%は先週,オンラインビデオを視聴した。
・ママさんの87%はブログを読んでいる。
・ママさんの90%は家庭でもオフィスでも同じ製品を使っている。
・500万人のママさんは彼女自身の事業を所有している。
・ママさんの88%は家庭のCFOである。
(かなり宣伝っぽい数値に思えるのだが)

 こうしたママさんに対しては,企業は“Marketing to Moms”という姿勢だけでは相手にされないかも。これからは、たとえば影響力のあるママさんブロガー ("Alpha Mom")をつかまえ,口コミマーケッティングなどをもっと多く仕掛けていかなければならない。

 ママさんは世界で最も強力な消費者グループであるそうな。日本でも残念ながら,ママさんというか奥さんが財布をがっちり握っている。確かに,奥さん対策がより重要なんだろうな。

 Mom Marketの概要についてはこちらで。



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2009年01月03日

世界のOSシェア,Windowsが90%割る一方で,Macが10%台へ

*2008年12月のOSシェア
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(ソース:Net Applications)

世界のOSシェアで,Macが間もなく10%台に乗せることになりそうだ。

 Net Applicationsが測定した2008年12月のOSシェアによると,Webにアクセスしたパソコンの10%近くがMacであった。Macのシェアが11月の8.87%から12月の9.63%へと大きく跳ね上がったのだ。一方,ダントツのOSであるWindowsは逆に,シェアを11月の89.62%から12月の88.68%へと減らしている。

 代表的なOSについて,2008年2月から12月までのシェア推移を以下に示す。縮小するWindows,拡大するMac。勢いの差がはっきりと読み取れる。

OSShare2008.jpg
(ソース:Net Applications)

 2006年から2008年の推移を見ても,圧倒的なシェアを誇るWindowsのシェアが少しずつ減っている一方で,AppleのMacのシェアがじわじわ増えている。 

OSShare20062008.jpg
(ソース:Net Applications)






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Chromeの出現で,IEやFirefoxのブラウザーシェアに異変が起こったのか

 GoogleのブラウザーChromeのシェアが昨年末(2008年12月)に1%を超えた。Net ApplicationsのMarket Share によると,12月のブラウザーシェアが以下のグラフのようになり,Chromeが初めて1%台に乗せた。

BrowserShare200812.jpg
(ソース:Net Applications)

 2008年9月にGoogleがブラウザー市場に参入したことにより,これからのブラウザー勢力図がどう塗り替わっていくのかが注目された。特に,Microsoft Internet ExplorerやFirefoxがどの程度を受けるかである。

 以下に,代表的なブラウザーの月次シェアを,2008年9月から12月までを示しておく。

*Internet Explorer
71.52% (9月)→71.27%(10月)→69.77%(11月)→68.15%(12月)

*Firefox
19.46%(9月)→19.97%(10月)→ 20.78%(11月)→21.34% (12月)

*Safari
6.65% (9月)→6.57%(10月)→ 7.13%(11月)→7.93%(12月)

*Chrome
0.78%(9月)→0.74%(10月)→0.83%(11月)→1.04%(12月)

 ブラウザーのシェアは一気に変わったりしない。Chromeがシェアを伸ばし4ヶ月間で1%台に乗せたのは,まずまずと言えるのかもしれない。

 Internet Explorerは,Chromeの出現とは関係なしに,相変わらずシェアが縮小している。それよりも気になったのが,IEのシェアを侵食して伸びてきていたFirefoxとSafariが伸び悩むのではないかということであった。しかし,10月から12月まで,FirefoxもSafariもこれまでと変わらずシェアを拡大させている。

 2006年から2008年までの,各ブラウザーの年間シェアは次のようになっている。

BrowserShare2008.jpg
(ソース:Net Applications)

 ともかく,IEの長期下落が今後とも続きそうなことと,これからFirefoxとSafariそれにChromeのシェア拡大競争が激しくなるのは間違いなさそう。


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2008年12月09日

Apple,来年後半にネットブックかタブレット端末を出荷か

 複数の推測筋によると,米Appleは来年後半にも英ARMアーキテクチャーベースの新しいモバイル端末を商品化するかもしれない。Mac Rumors(その名の通りうわさ話)によると,ネットブックかタブレットたぐいのモバイル端末のようだ。

 すでに同社は,iPhoneやiPodにARMプロセッサを使っているが,さらにP.A. Semi社を買収して 低消費電力プロセッサを開発しているという。新しいARMプロセッサは,IntelのAtomプロセッサと同等の性能を持ちながら,大幅な低消費電力化を実現すると言われている。

 Appleは差異化のために,今後とも垂直統合のビジネスモデルでまい進していくことになるのだろう。


◇参考
Apple's ARM Plans in 2009? NetBooks, Tablets, Other?(Mac Rumors)
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