2009年06月11日

iPhone 3GS 対 Palm Pre 対 Android G1, 新世代スマートフォンの比較一覧表

  iPhone 3GS,Palm Pre ,それに Android G1と,新世代スマートフォンの有力機種が出揃った。

  それら3機種を比較した一覧表を,Billshrink が以下のようにまとめている。多くのサイトでも転載されており,評判が良いようだ。

  特に注目したいのは,ユーザーが2年間負担する出費額の比較である。最も経済的なのは,SprintからのPalm Preで,音声,データ,メッセージを使い放題で,2年間の出費総計が2400ドルとなっている。一方のApple iPhone 3G Sは同じ条件で3600ドルとなる。


  アプリケーションの豊富さでは,iPhone が圧倒的にリードしているが,ユーザー費用の点からはPalm Preの方が2年間で1200ドル安い。ただし,音声やメッセージの無制限利用を望まなければ,その差は縮まるようである。

  また,BillShrinkMobileCrunchに載っている,表に関する読者コメントも参考になる。


Billshirinkcom_SmartPhone1.jpg
Billshirinkcom_SmartPhone2.jpg
(ソース:BillShrink )



◇参考
TOTAL COST OF OWNERSHIP: IPHONE 3G S VERSUS PALM PRE VERSUS ANDROID G1( Shrinkage Is Good)
Palm's New Pre Takes On iPhone(WSJ.com)
Palm Preはマジでスゴいのか? iPhone及びAndroidとガチンコ13本勝負で徹底検証(GIZMODE Japan)

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2009年05月06日

9.7インチ画面のKindle DX,489ドルで発売開始

 うわさ通り,アマゾンが大型画面のKindleを発表,米国で予約販売を開始した。出荷は今年の夏から。

 画面サイズは9.7インチ。価格は489ドル。PDFをサポート。


KindleDX.jpg


KindleDXAmazon.jpg


 新Kindle(Kindle DX)と現Kindle(Kindle 2)との比較は次の通り。


KindleDXvs2.jpg


 NYTの人気ブログBitsでも,アマゾンのKindle DXの発表の模様をライブで送り続けている(Live Blogging Amazon’s Kindle Event

 そのブログ記事で,次のような文章が。
10:55 a.m. | On to Newspapers: Three newspapers will offer a reduced price on the Kindle DX in exchange for a long-term subscription: The New York Times, The Boston Globe and The Washington Post. [Corrected that sentence.] These offers will be available starting this summer in areas where home delivery of those papers is not available. Arthur Sulzberger Jr., publisher of The Times, has taken the stage.

 NYTのArthur Sulzberger 発行人が登壇したことを伝えている。長期購読契約者には,電子版のNYTやBoston Globeが割引価格で購読できるようになる予定という(ちなみにBoston Globeは組合の譲歩により休刊を免れた)。

 現在もKindle向けにNYT紙の電子版が月間13.99ドルで販売されている。だが,NYT紙のコンテンツのサブセット版である。写真とかグラフが除かれたりしている。

 Kindle DX向けに,新たなNYTの電子版が出てくるかが注目される。DXではPDFをサポートするので,図表なども表示させるかもしれない。また広告を掲載するかどうかも気になる。

KindleNYT.jpg

タグ:Kindle

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2009年03月05日

アマゾン、電子書籍市場拡大のためにiPhone対応を

 Amazonが電子書籍の販売を加速化させたいようだ。同社の電子書籍リーダーKindle向けの書籍を,AppleのiPhoneやiPod touchでも読むことができるようになる。

 Amazonが出すアプリケーションソフト“Kindle for iPhone and iPod touch”はApple's App Storeから無料でダウンロードできる。同ソフトにより,iPhoneやiPod touchでAppleのマルチタッチインタフェースによりKindle向けの書籍(現在は24万種以上)を読むことができるようになる。KindleやWebで購入した電子書籍を、iPhoneやiPod touchに無線で送ることになる。またAmazonの whispersyncを適用することにより、KindleとiPhoneの間で,読みかけている各書籍のページ同期が取れるようになった。

 Amazonの電子書籍はより多く売れるようになるだろうが、カニバリズムでKindleの販売に悪影響を及ぼさないのだろうか。iPhoneユーザーがKindleを買わなくなるのではとの心配である。でも、Appleはカニバリズムが起こらないと楽観視している。ケータイ(iPhone)で電子書籍を読むことがあっても、それは短時間のはずだと。通常は、優れたスクリーンや長時間バッテリーのKindleで電子書籍を読むはずと見ているのだ。


 でも、ほんとにそう言い切れるのだろうか。最近、O'Reilly Researchが明らかにしたグラフが面白い。最初のグラフは、米国のiTunes App Storeにおけるカテゴリー別アプリケーション数のランキングである。今週(3月1日まで)と12週間前の本数を示しているが、12週間で電子書籍が4倍近く急増し,ゲーム、エンターテインメント、ユーティリティーに次いで一気に4位にアップしている。つまり,iPhoneが電子書籍リーダーとして期待されているのだ。

eBookiPhone1.jpg

 次のグラフは、ゲーム、電子書籍、その他のアプリケーションの価格帯を示している。電子書籍は99セント以下の安価なものが多い。ただし、無料の書籍が少なく、またKindle向け書籍で見かける9.99ドルクラスも多い。

eBookiPhone2.jpg

 ともかくユーザーにとっては、選択肢が増えて有難い。


◇参考
Kindle for iPhone and iPod touch Now Available For Free From Apple's App Store(ニュースリリース)
Amazon to Sell E-Books for Apple Devices(NYTimes.com)
The Fastest-Growing Category in the iTunes App Store: Books(O'Reilly radar)
E-books said to be the fastest-growing category in the iTunes App Store in the last 12 weeks(TeleRead: Bring the E-Books Home)
タグ:Amazon 雑誌

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2009年02月10日

FTやUSA Todayが新たな電子ペーパー発行へ、Kindleだけではなくて Plastic Logicも採用

 アマゾンが華やかにキンドル(Kindle 2)を発表した同じ9日に、Plastic Logic はFinancial Times(FT)やUSA Todayの有力新聞と契約し、近く同社リーダーを利用した電子ペーパー・サービスに着手することを明らかにした。2009年後半からテストを開始し、2010年から本格サービスに入る予定だ。

 PlasticLogic090209.jpg


  Plastic Logicリーダーは 見た目は上の写真のように、Kindle 2と似通っている。Kindle 2と同様薄いが、サイズが11.5 x 8インチ(E-Ink display)大きくしている。これはビジネスユースをターゲットにしているため。新聞や雑誌を読むためだけではなくて、 Word, Excel , Powerpoint, PDFsなどのビジネスドキュメントも閲覧できるのが特徴である。

 以下は、昨年秋のDEMOにおける紹介ビデオである。



 また、Plastic Logicは、Ingram Digital, LibreDigital, それにZinioとも提携し、新聞や雑誌、書籍などのデジタルコンテンツの販売や流通基盤を固めていく。

 でも、先行し勢いづいているKindleに対抗していけるどうか。ディスプレイは同じE-Inkなので、リーダー装置での差別化が難しい。そこで、サイズを大きくして広告を掲載しやすくし、新聞社にアピールしたり、ビジネスユーザーを取り込むためにビジネスドキュメントの閲覧を可能にしていく。



◇参考
'USA Today,' 'FT' Sign on as Plastic Logic's First Newspaper Content Providers (Editor&Publisher)
The electronic newspaper: still a work in progress(FT.com)
Plastic Logic Announces First Content Partners for its eReader and eCommerce Content Store( PlasticLogic、プレスリリース)
Plastic Logic Publishers' Program Enables a Trove of Business and Leisure Content for its eReader( PlasticLogic、プレスリリース)
Plastic Logic's e-reader vs Amazon Kindle... fight! (engadget)
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2009年02月09日

米スマートフォン市場端末が急拡大、2008年はAppleのシェアが一気に21%に

 2008年の米スマートフォン市場は、前年比68%もの急成長を達成した。米国市場でのトップ5ベンダーは次のようになる(IDC調査,RCR Wirelessより)

TopSmartPhoneUS2008.jpg

 オバマも愛用しているBlackBerryのRIMが相変わらず強い。前年比88.5%増で2008年のシェアは46%であった。iPhoneで急成長するAppleは、同101%増で一気に21%のシェアを占めた。この爆発的な成長は今年は持続せず、IDCの予測によると2009年は前年比4〜5%増に落ち着くという。

 スマートフォンを含んだケータイ全体の2008年シェアは次のとおりである。Samsungが不振のMotorolaを抜いてトップに立った。

USMobile2008.jpg


◇参考
Free, state-of-the-wireless-industry special report available for immediate download(RCR Wireless)
タグ:モバイル

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2008年12月10日

グーグルAndroidの“OHA”にソフトバンクモバイルも加入

GoogleAndroidOHA.jpg

 オープン・ハンドセット・アライアンス (Open Handset Alliance:OHA) に新たに14社が加盟した。ソフトバンクモバイルやソニーエリクソンも会員になった。

 OHAはケータイ電話の共通ソフト“Android”を開発推進するための組織で,Googleを核に組織化されている。今回,新会員になった企業は次の通り。

*新会員企業
AKM Semiconductor Inc.,
ARM,
ASUSTek Computer Inc.,
Atheros Communications,
Borqs,
Ericsson,
Garmin International Inc.,
Huawei Technologies,
Omron Software Co. Ltd,
Softbank Mobile Corporation,
Sony Ericsson,
Teleca AB,
Toshiba Corporation
Vodafone.

また,11月にOHAが設立された時からの会員は次の通り。

*設立時の会員企業
China Mobile,KDDI Corporation, NTT DoCoMo, Sprint Nextel, T-Mobile, Telecom Italia, Telefónica, Ascender Corporation, eBay, Google, Broadcom Corporation, Intel Corporation, Nvidia Corporation, Qualcomm, Synaptics, Texas Instruments, HTC, LG, Motorola, Samsung Electronics

 また,以下の大手企業は加入していない。というか,多くは競合企業だから当然かも。

*加入していない有力企業(GIZMODEより)
Nokia, AT&T, Apple, Microsoft, RIM, Verizon, Palm

 OHAに加盟したから,必ずしもGoogle主導のAndroidを採用したアンドロイド・ケータイ端末とか,あるいは関連製品を開発するとは限らない。

 プレスリリースの中で,ソフトバンクモバイルとソニーエリクソンは次のようなコメントを寄せている。

*ソフトバンクモバイル
SoftBank Mobile is proud to be a member of Open Hanset Alliance. We firmly believe that the more wide use of open mobile platforms that the Alliance promotes will bring technological innovations in the industry. This will surely be enormous advantage for our users.

*ソニーエリクソン
Sony Ericsson is excited to announce its membership of the Open Handset Alliance and confirm its intention to develop a handset based on the Android platform.

 ソニーエリクソンはアンドロイド・ケータイ端末の開発意向を示しているようだが,ソフトバンクモバイルはどうかな。同社のホームページでは今朝の時点では何も触れていないが,今日の昼にも発表するのだろう。

 これとは別に,Sprintの動向が注目される。今日の同社の開発会議で,ひょっとしたら開発意向を明らかにするかもしれない。



◇参考
Open Handset Alliance announces 14 new members(Open Handset Alliance)
Android's Open Handset Alliance Adds 14 Members: Sony Ericsson, Garmin, Asus and More(GIZMODE)
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2008年09月27日

ウルトラモバイルデバイス,2013年に2億台出荷とABIが予測

SmartphoneA.jpg

 Googleの 'G1' Android GPhone,Research In Motion (RIMM)のBlackBerry,それにAppleの iPhone 3G 。こうしたスマートフォンは,これからの急成長が期待されているUltra Mobile Devices (UMD) である。

 UMDは、スマートフォンからモバイルインターネットデバイス,それにウルトラモバイルPCまでも含むデバイスの総称である。ABI Researchの予測によると,2008年のUMD出荷台数は1000万台程度だが,2013年には2億台規模に膨れ上がるという。270億ドルの市場になる見込み。

 UMDはパソコンインターネットの流れの延長上にあるモバイルデバイスといえる。が,どうも日本では立ち上がりが鈍い。WSJによると,iPhone 3G が米国を中心に世界各国で順調に滑り出しているのに,日本だけが立ち遅れているとのことだ。

 日本ではやはり,ケータイの延長上のモバイルデバイスでないとダメなのか。「パソコンを知らない子供たち」として育ってきた若者や,箱庭的なケータイアプリにハマっているユーザーからすれば,現在の舶来スマートフォンでは満足しないのかも。それに,日本のキャリアやメーカーも,パソコンカルチャーの水平分業モデルで展開するUMDを遠ざけ,キャリア主導の垂直統合モデルで可能な限り生き延びたいし。

 2013年ともなれば,モバイルWiMAXだけではなくてLTE(long term evolution)という強力な通信インフラも整備されており,UMDを使ったウルトラ級のアプリケーションも享受できているはずだが・・・。

 
◇参考
200 Million Ultra-mobile Devices to Ship in 2013(ABI Research)
Apple's Latest iPhone Sees Slow Japan Sales(WSJ.com)

タグ:モバイル

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2008年09月19日

世界のモバイル市場予測を俯瞰する

 世界のモバイル市場予測は,eMarketerから頻繁に報告されている。2012年くらいまでの市場規模を整理するために,最近公表された表をいくつか並べてみた。

 まず世界のモバイル広告費は急速に増えていき,2012年で192億ドルになるという。同年の世界のオンライン広告費は合計で980億ドルと予測しているので,モバイル広告はその2割となるのか。

MobileWorldwideAd2012.jpg

 同じ2012年の米国のモバイル広告費は65億ドル。その年の米国のオンライン広告費は500億ドル。ということは米国ではモバイル広告の占める割合が,世界と比べ小さいのか。

MobileUSAd2012.jpg

 モバイルエンターテインメントの売り上げ規模は次のようになる。音楽とゲームが大きい。

MobileEntertainment2012.jpg

 次は,世界のモバイルユーザー数の予測である。意外とモバイルでインターネットを利用する人の割合が小さい。ただし,モバイルインターネットユーザーの多くは,モバイルSNSを利用するようになると見ている。

MobileSNSWorldwide2012.jpg


MobileSNSWorldwide.jpg
Gaurav Mishra




◇参考
Changing Mobile TV and Video, Cramped Ad Spend(eMarketer)
Mobile Ad Spending Set to Soar(eMarketer)
Mobile Advertising on the Go(eMarketer)
Continued double-digit growth(eMarketer)
Worldwide Online Ad Spending(eMarketer)
Mobile Social Networking Set for Growth(eMarketer)
eMarketer Predicts 800 Million Mobile Social Networking Users by 2012(How Global Values Shape Communications Technologies)



続きを読む
タグ:モバイル

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2008年09月18日

Googleのモバイル版ストリートビューが登場

 Google Maps for mobile の新版で,ストリートビュー(Street View)機能が組み込まれた。

 使い方は,以下のビデオでどうぞ。



 BlackberryやJava対応ケータイなら,利用できる。Googleによると、新版は高速化しているという。

 T-Mobile USAが23日に発表するAndroidケータイ“Dream”(10月17日発売予定)では,このストリートビュー機能が利用できるはず。ただしiPhoneで利用しようとすると, "Sorry, Google Maps does not work on your Apple iPhone."とのメッセージが出てくるようだ。スマートフォン市場で,Android 対 iPhoneの前哨戦が始まったのかも。

◇参考
Street View and walking directions come to Google Maps for mobile(Google Mobile Blog)
Google Street View goes mobile(cnet news)

タグ:google

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2008年08月27日

モバイルゲームの世界市場,2012年には約70億ドルに

世界のモバイルゲーム市場が急成長しそうだ。eMarketerの予測によると,モバイルゲーマー人口は2007年の1億5500万人から2012年には5億人に,また関連売上は2007年の約20億ドルから2012年の約70億ドルに増える。

 ゲーマー人口(絶対数)が多いインドや中国,それにマニアックゲーマーを多くを抱えた日本に比べ,米国市場は巨大にはならないと見られていた。だが,モバイルインフラが整いつつあり,またオンライン広告環境も備わっているので,米国のモバイルゲーム市場にマーケッターは注目し始めているようだ。

MobileGame.jpg


◇参考
Mobile Games Make the Next Move(eMarketer)
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2008年08月21日

WSJ,スマートフォンBlackBerry向けに無料ニュースサービスを立ち上げ

WSJDigital.jpg

  The Wall Street Journal(WSJ)は,スマートフォンBlackBerry向けの無料ニュース記事サービスを,今週火曜日から始めた。これから急成長が期待されるモバイル広告が狙い。

 WSJ.com のニュースをはじめ, MarketWatch.com, Barrons.com それに AllThingsD.comの記事がサービスの対象になるようだ。会社情報や株価も見ることができる。WSJ.com Mobile Readerで,記事の見出しと要約,それに本文が閲覧できる。カテゴリーやキーワード によるカスタマイズも可能。さらにオプションで,RSSフィードで配信される競合サイトやブログのコンテンツも取り込める。

  ちなみにBlackBerryは米国のビジネスパーソンの間で最も人気の高いスマートフォンである。Strategy Analyticsの調査によると,米国の携帯電話機市場で2008年第2四半期のシェアが10.6%となり,2007年同時期の4.8%から急伸している。


◇参考
WSJ launches free news application for BlackBerry (AP)
Mobile Phones Soar in U.S. Despite Slump(RedHerring)
タグ:モバイル WSJ

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2008年08月19日

Google CEOの予言実現へ,YouTubeモバイルの広告を日本でもテスト

 先日のテレビインタビューで「Google CEOのシュミットが,将来はモバイル事業がPC事業を上回る」と予言。その予言の実現に向けて早速,GoogleはYouTubeモバイルで広告配信のテストを実施する。

 同社の公式ブログによると,まず米国と日本で開始する。YouTubeモバイルの需要は急増しており,モバイル端末によるYouTubeビデオの視聴回数は今や,毎月億のオーダーに達しているという。


◇参考
Google CEOのシュミットが予言,将来はモバイル事業がPC事業を上回ると(メディア・パブ)
This is a test -- ads on YouTube's mobile site(Official Google Mobile Blog)
タグ:google

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2008年08月16日

Google CEOのシュミットが予言,将来はモバイル事業がPC事業を上回ると

 PC(デスクトップ)からモバイルへ。米国でもこの動きが目立ってきた。

 先日,Appleが株価時価総額でGoogleを追い抜いた出来事は,まさにこの流れを象徴しているかのようだ。PCインターネットで主導権を握っていたGoogleよりも,モバイルインターネットで先行するAppleを,市場が高く買ったのかもしれない。

 GoogleがAppleに時価総額で追い抜かれた丁度そのタイミングで,同社CEOのEric Schmidt がJim Cramer担当のCNBC番組“Mad Money”に出演した。Cramerは有名な投資指南役であるそうな。その番組でSchmidtは,Googleは絶えず新しいことに挑戦し,急成長を続けていくと主張。またGoogleは将来,デスクトップ事業よりもモバイル事業で多く稼いでいくだろうと予言した。つまりモバイルインターネット全盛時代に入っても,Googleは主役の地位に居座ると言いたいのだろう。
 
GoogleEricCNBC.jpg
 

◇参考
Apple Tops Google Market Cap as IPhones Beat Ads: Chart of Day (Bloomberg.com)
AppleがGoogleを市場価値で追い抜く(メディア・パブ)
Mad Money: Googling Eric Schmidt (CNBC.com)
Jim Cramer(I Love Times Square)


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2008年06月12日

App Storeのアプリソフト売上,2009年までに10億ドルを超えるか

 App StoreでのiPhone/iPod touch向けアプリケーションソフトの売上はどれくらいか。先のエントリーで登場した投資銀行Piper JaffrayのアナリストGene Munster は,App Storeでのアプリ売上が2009年末までに10億ドルを上回ると予測している。

 彼は,以下のようにconsevative(弱気),neutral,aggressive(強気)の3シナリオに分けて,予測した。

AppStoreiPhone.jpg
(via AppleInsider)

 2009年末までに,iPhone/iPod touchユーザーが8500万人(iPhonerユーザー6160万人 +iPod touch ユーザー2340万人)となり,そのうちアクティブユーザー数は7770万人(neutralの場合)〜8080万人(aggressiveの場合)と予測。市場規模はneutralの場合で7億7700万ドル,aggressiveの場合で12億1100万ドルになる。App Storeでのアプリ売上の3割がAppleの取り分になるので,同社の売上高は2億3300万ドル〜3億6300万に。営業利益率を60%とすると,同社のApp Storeの営業利益は1億6300万ドル〜2億5400万ドルが見込める。

 これはGene Munster がはじいた皮算用。iPhoneの売上台数の予測も,Appleアナリストのよって大きくぶれる。Fortuneの記事によると,2009年におけるiPhoneの販売台数は,Gene Munster (Piper Jaffray)が4500万台と占っているのに対し,Tony Sacconaghi( Bernstein)が1000万台と見ている。要するに、Gene Munster はAppleアナリストの中でももっとも強気の予測を打ち上げる人のようだ。なので,上の表の予測データも少し割り引いて見るべきかも。


◇参考
Apple's App Store could emerge as $1.2B business by 2009(AppleInsider)
How many iPhones will Apple sell in 2009?
iPhoneアプリの7割は無料か,15%がGPS対応で10%がゲーム(メディア・パブ)
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iPhoneアプリの7割は無料か,15%がGPS対応で10%がゲーム

 サードパーティー製のiPhoneアプリケーションの7割が無料で入手できるようになる。投資銀行Piper JaffrayのアナリストGene Munster がそのように予言している(AppleInsiderより)。

 App Storeで入手できるiPhoneアプリの平均価格は2.29ドルと見ているが,アプリの71%は無料で手に入れることができると予測している。登場するアプリの内訳は次のようになるという。

15%:GPS対応
10%:エンターテイメント指向
10%:ビデオゲーム
15%:エンタープライズ向け

 注目したいのは,エンタープライズ向けアプリがかなり出てきそうなこと。iPhone 3GがBlackBerryキラーとなるのであろう。



◇参考
WWDC survey suggests 70% of planned iPhone apps may be free(AppleInsider)
Apple may have killed the BlackBerry(CNET News.com)

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2008年06月10日

iPhone 3G,7月11日の22ヵ国を皮切りに70ヵ国で発売を

AppleiPhone3GApplePage.jpg

 チマチマした日本風ケータイビジネスも,いよいよ変わらざる得なくなってきた。

 AppleのiPhone 3Gが,日本を含め22カ国で7月11日に発売になる。それを皮切りに,計70ヵ国の世界展開が始まる。

iPhpone3G080711.jpg

iPhone3G2008.jpg


 おもしろいアプリも次々と現れるのだろう。iPhone SDKのダウンロード数も早くも25万本を上回っている。

「iPhone - iPhoneを購入するには」のページもあるが,予約しても相当待たされるのだろうな。

 Steve JobsがWorldwide Developers Conference 2008(WWDC 2008)で行った基調講演のビデオはこちらで。
Apple - QuickTime - WWDC 2008 Keynote

プレスリリースはこちらで。
Softbank and Apple to Bring iPhone 3G to Japan on July 11
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2008年05月23日

急拡大するモバイルウェブ市場,グローバルなモバイル広告も先陣争いが

 英Juniper Researchによると,世界のモバイルウェブ市場が2013年には224億ドルに膨れ上がるという。現在の市場規模が55億ドルということだから,これからかなり急成長するようだ。

 そのモバイルウェブ市場を牽引するのがモバイルSNS/UGC 。現在の18億ドル規模から2013年には112億ドルと爆発的に急拡大すると,Juniperは予測している。これからのインターネット市場の主戦場が,PCからモバイルに移行していくのは間違いなさそう。

 そこで早くも,グローバルなモバイル広告市場の主導権争いが始まってきているのだ。ここでも,Google,Yahoo,AOL,それにMicrosoftが乗り込んでいる。これら巨人に先行してグローバルモバイル広告で頭角を現している独立系ベンチャー企業が注目を浴びている。AdMobである。

 そのAdMob事業開発担当副社長のNiren Hiro(ニレン・ヒロ)氏から,4月中旬にAdMobのシステムについて聞く機会があった。日本法人設立の準備を進めている彼は神戸生まれで日本語がペラペラであったので助かった。その時に聞いたAdMobのシステムについては,すでに国内のニュースサイトやブログで今年1月に詳しく解説されていたので,そちらを参照してもらいたい。たとえば,湯川さんのブログ「湯川鶴章のIT潮流」小林雅さんのブログである。また日本法人設立についても今年1月のCNET Japanの記事で紹介されている。AdMobの日本語版ページも立ち上がっているので,最新の状況がつかめる。

 このAdMobからAdMob Mobile Metricsレポートが発行されているが,4月レポートが出ていたので、続きのページにそのウィジェットを貼り付けておいた。そのレポートによると,今年4月の一ヶ月間で,世界160カ国のモバイル端末に向けて25億以上も広告を配信している。国別の広告リクエストのランキングが次のようになる。

AdRequestsbyGeoapr2008.jpg

 広告配信の様子を実感できるのがAdMob AdMonitorである。配信する端末(メーカーと機種)に加えて、国や通信キャリアも表示されるので,結構楽しめる。毎秒のページビュー数もメーター表示されるのだが,2000ページビューを超えていることが多い。

AdMobAdMonitor.jpg

 今回のレポートでもっとも面白かったのが,AppleのiPhone向けの広告配信の結果である。現在、iPhoneが公式に利用できる国は,米国,ドイツ,フランス,英国の4カ国。それなのに、カナダ,メキシコ,香港,ブラジルなどにも広告は配信されている。これはアンロックしたiPhoneが出回っているからだ。ひょっとしたら、ウクライナ首相のiPhoneにも広告が配信されるかもしれない。

iPhoneRequestsAdMob.jpg

 このように世界中をカバーするAdMobのネットワークは,日本でも本格展開する。Niren氏は月間広告インプレッション数が,年内にも世界で80億,日本で10億に達すると意気込む。

◇参考
Mobile Web 2.0 revenues to reach $22.4bn by 2013, driven by User Generated Content and Social Networking, according to Juniper Research(Juniper Research)
Study reveals iPhone still minority on web(Electronista)


続きを読む(AdMob Mobile Metricsレポート)
タグ:モバイル

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2008年04月30日

夏に出荷の3G iPhoneは200ドルを切る

 既に報じられている話だが,Fortuneの記事のメモを。

 3G iPhoneが今夏に出荷されることになっている。米国におけるAppleの携帯事業者パートナーであるAT&Tは, 新型3G iPhoneを200ドルを切る価格で売り出すようだ。

 8Gバイトと16Gバイトの2機種が予定されている。399$〜499$の値札が付くようだが,2年契約ユーザーは200ドルが割引される。事実上,最安値機種は199ドルとなる。

 AT&Tの平均的なiPhoneユーザーは毎月100ドルの通信料を払っている(米国の一般ケータイユーザーの通信料は50ドル程度)。AppeはAT&Tともレベニューシェアを適用しており,iPhoneユーザーがAT&Tに支払う通信料の9%〜25%はAppeの財布に入ることになる。さて,日本市場での3G iPhone はどうなるのやら。


◇参考
AT&T to cut the price of Apple’s new iPhone(Fortune)
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2008年02月26日

モバイルSNS市場,日本が異常なのか,欧米が遅れ過ぎなのか

  これから欧米でも,モバイルサービス市場が燃え盛ろうとしている。インターネットビジネスの台風の目が,パソコンからモバイルにシフトしている。

 欧米のネット関連企業が一斉に,モバイル市場に本腰を入れ始めた。GoogleやYahoo,Microsoftなどの大手もそうだ。パソコンネット市場がやや飽和気味になってきただけに,未開拓地が多く残るモバイルネット市場に入れ込むのは当然かもしれない。

 現在のモバイル市場では,日本と欧米では大きな時差が存在する。日本がかなり先を走っている。欧米は第3世代携帯電話方式の導入で遅れていたこともあって,後追いする形となっている。でも,日本で先行したモバイルアプリケーションが,はたして欧米でも同じように受け入れられるのだろうか。

 電車内や待ち合わせ場所などで皆が一斉にケータイ画面に見入る光景や,文芸部門の年間ベストセラーでケータイ小説が上位を独占したことなど,日本のケータイ事情は欧米のニュースメディアでも最近よく紹介されている。だがどうも,ケータイべったりの生活をおくっている日本人を変わり者と見ているようでもある。

 日本がモバイルインターネットで先行しているのは確かだ。そのためGoogleやYahooが日本市場で先駆けてモバイル向け検索エンジンサービスや検索連動広告事業を展開している。だが,日本人が夢中になっているモバイルサービスが世界で通用するとは限らない。日本市場で成功しているサービスが「グローバルな先進サービス」であるのだろうか。

 最近,日本のSNSと欧米のSNSの違いを調べていて,驚くべき事実に出くわした。日本のSNSはもともと,米国のSNSをお手本に展開してきた。パソコンSNSの規模(会員数)も米国の巨大SNSと比べるとまだまだ小さい。

 だが,モバイルSNSとなると立場が完全に逆転する。日本がかなり先行している。日本人のテーストを組み込んだモバイルSNSが大きく開花している。先のエントリーでも触れたように,日本のSNSトラフィックの8割近くがモバイルアクセスになろうとしているのだ。

 欧米を拠点とするMySpaceやFacebookなどの大手SNSサイトも,モバイルSNSに力を入れている。だが,彼らのモバイルサービスの捉え方が日本とはちょっと違うようだ。あくまで現在のSNSを拡大するためにモバイルにも注力していくという姿勢である。最近MySpaceのKatz(managing director of international)が次のように語っている(NMA.co.ukより)。

  MySpace MD Travis Katz has predicted that over half of the site's traffic will be from mobile within five years.

 MySpaceの共同創立者であるDeWolfeも昨年,同じように予測していたTelegraph.co.ukより)

  "I fully expect in four or five years from now at least half of the log-ins to MySpace will come from mobile devices".

 「5年以内にもSNSトラフィックの5割がモバイルからとなる」。彼らからすれば意欲あるメッセージを伝えたつもりなのだろうが,これには驚いた。日本では現時点で既に,SNSトラフィックの8割近くがモバイルからとなっているのだから。

 欧米のインターネットモバイルが遅れすぎているのか,それともどっぷりケータイ生活を過ごしている日本人が変わりすぎているのか。日本で成功した先行モバイルサービスを“グローバルな先進サービス”と信じて,海外進出する日本企業も少なくない。かつてドコモが2兆円近くを投じ欧米を中心とした携帯電話会社数社と資本提携を結んで,iモードサービスの世界展開を夢見ていたことを思い出す。

 最後に,M:Metricsの興味深い調査結果を載せておく。大規模な調査である。欧米の主要国と中国のモバイルユーザーを対象にしたアンケート調査である。代表的なモバイルサービスを,モバイルユーザーの何%が利用しているかを調べている。モバイルSNSを米国で4%が,EUで3%がアクセスしていた。日本では20%を超えているはず。やっぱり,小さなケータイキーボードに向かってすごい速度で連打するニッポン人は変なのかな?

MobileMarketplace0802.JPG



◇参考
MySpace plans for half of traffic from mobile users(NMA.co.uk)
MySpace plans tactics to take over the world(Telegraph.co.uk)
パソコンの“SNS疲れ”からケータイの“SNS元気”へ(メディア・パブ)
98.4 million people in the United States and Western Europe are playing mobile games; but new downloads wane(M:Metrics プレスリリース)
Thumbs Race as Japan’s Best Sellers Go Cellular (NYTimes.com)
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2008年02月15日

スターバックスでの無線LANの無料利用,全米全店で年内に実現へ

 米Starbucks(スターバックス)は無線LAN(Wi-Fi)アクセスの無料提供サービスを今春から始める。

 年内には,全米7000店舗で利用できるようになる。同店のカード保有者(Starbucks Card Holders)は,1日当たり2時間の無線LANサービスを受けられる

 Starbucksは新たにAT&Tと10年契約を結び,AT&Tの無線LANサービスを無料提供することになった。このため既存のAT&T無線LANユーザーは,時間無制限で利用できる。

 ラップトップやスマートフォン(iPhoneなど)を持ち込んで,長く居座るユーザーが増えることになりそう。でも海外展開は未定。


◇参考
MORE THAN 12 MILLION AT&T, STARBUCKS CUSTOMERS TO GET FREE WI-FI ACCESS FOR A RICH IN-STORE EXPERIENCE (プレスリリース)
Free Wi-Fi in the brew for Starbucks(Seattle Times Newspaper)

タグ:モバイル

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