今年の世界の広告費は,前年よりも5.5%減の4179億ドルに落ち込む。これはWPPの予測だが,3月に発表した4.4%減を早くも下方修正することになった。
同社は2010年の広告費が前年比1.4%減の4110億ドルと予測し,2010年にようやく底打ちし,ゆるやかに回復に向かうと見ているのだ。これは70か国を対象に調査した結果である。
世界の広告市場の回復をリードするのは,Brazil, Russia, India and China のいわゆるBRICである。中国は景気刺激策が功を奏して順調に回復しており,ロシアも原油価格が70ドルに留まれば一気に回復するという。インドネシアも急速に回復する。
一方,米,英,カナダ,フランス,ドイツ,イタリア,日本のG7国の回復は遅れると予測されている。米国は今年だけではなくて来年もさらに落ち込むと見られており,底打ちは2011年以降に先送りされる。広告市場は実態経済よりも遅れて回復するので,先進国の実態経済がまだまだ厳しい段階では,仕方がないのかも。
◇参考
・Global ad spend revised down again: WPP study(Reuters)
2009年06月26日
2009年06月23日
Twitterの成功事例(その2),ワイン売上が大幅アップ
Twitter(ツイッター)成功事例の第二弾は,ワイン販売が大繁盛しているという話。
米SpringfieldでWine Libraryを運営しているGary Vaynerchuk氏(33歳)は,Twitterを駆使してワインの売上を急激に伸ばしている。ロシア移民の父から譲り受けたワインショップを,オンライン販売に切り替えていたのだが,Twitterが登場した2007年にすぐに飛びつき,ワイン販売に大きな弾みをつけたのだ。以下は,彼のTwitterアカウント(@gareveeの画面である。

Gary Vaynerchuk氏のTwitterへの入れ込みようは生半可じゃない。彼がTwitterに初めて接した時すぐに,Twitterがすごいマーケティング破壊力を備えていることを直感したという。それ以降.Twitterを中核にしたオンライン販促に励む。毎日,多くの時間をTwitterのために費やする。
彼のファンともいえるTwitterのフォロワー数が,今では何と55万人以上にも。投稿数も5800件を超えるすごさだ。彼のTwitterとペアになるwine library tvの動画も素晴らしい。人気ビデオブログとして有名になっている。Vaynerchuk氏自身が登場する動画であるが,これまで692本も撮ってきた。
Twitterの販促破壊力ははっきりと結果に現れているという。新規顧客の獲得コストが,以前のDMや屋外看板に比べ圧倒的に安くついているようだ。今や彼はTwitterのお陰で,米国一の独立系ワイン営業マンにのし上がったとNew Jersey Business Newsは伝えている。
そのNew Jersey Business Newsが紹介しているビデオを以下に貼っておく。彼のソーシャルメディア活用のマーケティングの凄さを納得できるだろう。
ここで,彼のTwitterとビデオブログの最新事例を紹介する。父の日に合わせて,スペシャルビデオが投稿されたことをTwitterで以下のように伝えた。

知らせを受けた多くのファンは,その動画にアクセスすることになる。実際の動画は,こちら(A Fathers Day Wine Tasting Episode #692)でどうぞ。彼の父が特別出演しているビデオだが,親子のやり取りが実に楽しげである。うまそうなチーズとパンに加えて,お薦めのワインが面白く紹介される。こういうビデオを見せられると,おもわずオンライン購入したくなる。動画の上に置かれたTwitterボタンやFacebookボタンを押せば,そのビデオをネタにワイン談義を咲かせることもできるのだろう。

また好奇心旺盛な彼は,日本酒についてのビデオもアップしている。そのビデオは,こちら(Sake Tasting on Wine Library TV Episode #355)で。
この成功事例は確かにすごい。でも彼のような芸達者でないとできない芸当かも・・・。
◇参考
・Companies take time to Twitter(New Jersey Business News)
・Twitterの成功事例,デルがTwitterを使って300万ドル売り上げる(メディア・パブ)
米SpringfieldでWine Libraryを運営しているGary Vaynerchuk氏(33歳)は,Twitterを駆使してワインの売上を急激に伸ばしている。ロシア移民の父から譲り受けたワインショップを,オンライン販売に切り替えていたのだが,Twitterが登場した2007年にすぐに飛びつき,ワイン販売に大きな弾みをつけたのだ。以下は,彼のTwitterアカウント(@gareveeの画面である。
Gary Vaynerchuk氏のTwitterへの入れ込みようは生半可じゃない。彼がTwitterに初めて接した時すぐに,Twitterがすごいマーケティング破壊力を備えていることを直感したという。それ以降.Twitterを中核にしたオンライン販促に励む。毎日,多くの時間をTwitterのために費やする。
彼のファンともいえるTwitterのフォロワー数が,今では何と55万人以上にも。投稿数も5800件を超えるすごさだ。彼のTwitterとペアになるwine library tvの動画も素晴らしい。人気ビデオブログとして有名になっている。Vaynerchuk氏自身が登場する動画であるが,これまで692本も撮ってきた。
Twitterの販促破壊力ははっきりと結果に現れているという。新規顧客の獲得コストが,以前のDMや屋外看板に比べ圧倒的に安くついているようだ。今や彼はTwitterのお陰で,米国一の独立系ワイン営業マンにのし上がったとNew Jersey Business Newsは伝えている。
そのNew Jersey Business Newsが紹介しているビデオを以下に貼っておく。彼のソーシャルメディア活用のマーケティングの凄さを納得できるだろう。
| Gary Vaynerchuk uses social media to help grow his business |
ここで,彼のTwitterとビデオブログの最新事例を紹介する。父の日に合わせて,スペシャルビデオが投稿されたことをTwitterで以下のように伝えた。
知らせを受けた多くのファンは,その動画にアクセスすることになる。実際の動画は,こちら(A Fathers Day Wine Tasting Episode #692)でどうぞ。彼の父が特別出演しているビデオだが,親子のやり取りが実に楽しげである。うまそうなチーズとパンに加えて,お薦めのワインが面白く紹介される。こういうビデオを見せられると,おもわずオンライン購入したくなる。動画の上に置かれたTwitterボタンやFacebookボタンを押せば,そのビデオをネタにワイン談義を咲かせることもできるのだろう。
また好奇心旺盛な彼は,日本酒についてのビデオもアップしている。そのビデオは,こちら(Sake Tasting on Wine Library TV Episode #355)で。
この成功事例は確かにすごい。でも彼のような芸達者でないとできない芸当かも・・・。
◇参考
・Companies take time to Twitter(New Jersey Business News)
・Twitterの成功事例,デルがTwitterを使って300万ドル売り上げる(メディア・パブ)
2009年05月26日
リーチ拡大が進むアドネットワーク,景気回復後の急伸狙う
オンライン広告も,景気減速の影響で急ブレーキがかかっている。オンライン広告市場は,一昨年までの20%〜30%前後の高成長から一転,昨年半ばあたりから10%前後に低落し,さらに多くのメディア系サイトに至ってはマイナス成長に陥っている。
でも,大幅に落ち込んでいる新聞,雑誌,そしてTVのような伝統的なメディア広告に比べれば,オンライン広告はまだマシである。またこの不況で停滞している間に,費用対効果が高いオンライン広告に軸足を移そうとする広告クライアントも増えている。
来年にも景気が回復に向かえば,オンライン広告は20%近い高度成長に復帰するのではとの期待も大きい(たとえば,Forrester Researchの予測)。その備えもあって,アドネットワークの整備が着々と進んでいる。
comScoreが発表した4月の米アドネットワークのトップ25を以下に掲げる。今年4月と昨年4月のユニークユーザー数と,1年間の増減率を示している。

トップは AOLの Platform-Aである。1億7646万人のユニークユーザーにリーチし,これは米国のインターネットユーザーの91%もカバーすることになる。リーチ力の尺度だけで比べれば,YahooやGoogleのアドネットワークを凌いでいる。
今回のランキングで注目すべきは,AOLやYahoo,Googleのポータル系常連に加えて,上位に新顔が躍進してきたことだ。FOX Audience Networkは約1億5000万人にリーチでき,突然7位に浮上してきた。この1年間でリーチを2桁台の伸びで急拡大させたアドネットワークも目白押しである。たとえば,24/7 Real Mediaは前年同月比で48%増,またTurn, Incは同121%増,CPX Interactiveは同88%増とリーチを一気に広げ,上位に登場してきた。
このほか大物のFacebookも新たに, Facebook Platform と Facebook Connectをベースにした強力なアドネットワークを開発するのではとの噂も出ている。
また,こうした巨大化するアドネットワークとは別に,特定の分野に絞った,いわゆる垂直型アドネットワークの台頭も見逃せない。上の表では,24位のAdifyは180種の垂直型アドネットワークを抱えている。また女性ユーザーをターゲットにしたGlam Mediaも垂直型アドネットワークを擁し,米国のユーザーだけで5500万にリーチしている。GlamやIDG TECHNETWORKのような垂直型アドネットワークは海外への拡大にも力を入れ始めた。
このような垂直型と分類されるアドネットワークの伸びが,急成長しているアドネットワークの中でも,特に際立っているのだ。以下は同じcomScoreの調査で,今年3月と昨年3月における米国の垂直型アドネットワーク全体のユニークユーザー数を示している。2009年3月のユニークユーザー数は1億人を超え,前年同月比で172%も増えているのだ。リーチ率も57.1%と,1年前の21.5%から急伸している。

次は,Gaming,Entertainment,Community,News/Information,Healthの5分野について,垂直型アドネットワーク経由で訪れた人の月間滞留時間と一般に訪れた人の月間滞留時間を比較している。垂直型アドネットワーク経由で訪れた人の方が滞留時間が123%も長いということなのである。それだけより深く興味を持った人を誘導するのだから,垂直型アドネットワークに掲載する広告料金を高くできるということか。

◇参考
・comScore Study Highlights Rapid Emergence of Vertical Ad Networks for Reaching Engaged, Targeted Audiences(comScore)
・April's Top 50 Websites: SocNets, Swine Flu Top-of-Mind(Marketing Charts)
・comScore Releases April 2009 U.S. Ranking of Top 25 Ad Networks(comScore)
・Zuckerberg mum on funding, ad network rumors(Cnet News)
でも,大幅に落ち込んでいる新聞,雑誌,そしてTVのような伝統的なメディア広告に比べれば,オンライン広告はまだマシである。またこの不況で停滞している間に,費用対効果が高いオンライン広告に軸足を移そうとする広告クライアントも増えている。
来年にも景気が回復に向かえば,オンライン広告は20%近い高度成長に復帰するのではとの期待も大きい(たとえば,Forrester Researchの予測)。その備えもあって,アドネットワークの整備が着々と進んでいる。
comScoreが発表した4月の米アドネットワークのトップ25を以下に掲げる。今年4月と昨年4月のユニークユーザー数と,1年間の増減率を示している。
トップは AOLの Platform-Aである。1億7646万人のユニークユーザーにリーチし,これは米国のインターネットユーザーの91%もカバーすることになる。リーチ力の尺度だけで比べれば,YahooやGoogleのアドネットワークを凌いでいる。
今回のランキングで注目すべきは,AOLやYahoo,Googleのポータル系常連に加えて,上位に新顔が躍進してきたことだ。FOX Audience Networkは約1億5000万人にリーチでき,突然7位に浮上してきた。この1年間でリーチを2桁台の伸びで急拡大させたアドネットワークも目白押しである。たとえば,24/7 Real Mediaは前年同月比で48%増,またTurn, Incは同121%増,CPX Interactiveは同88%増とリーチを一気に広げ,上位に登場してきた。
このほか大物のFacebookも新たに, Facebook Platform と Facebook Connectをベースにした強力なアドネットワークを開発するのではとの噂も出ている。
また,こうした巨大化するアドネットワークとは別に,特定の分野に絞った,いわゆる垂直型アドネットワークの台頭も見逃せない。上の表では,24位のAdifyは180種の垂直型アドネットワークを抱えている。また女性ユーザーをターゲットにしたGlam Mediaも垂直型アドネットワークを擁し,米国のユーザーだけで5500万にリーチしている。GlamやIDG TECHNETWORKのような垂直型アドネットワークは海外への拡大にも力を入れ始めた。
このような垂直型と分類されるアドネットワークの伸びが,急成長しているアドネットワークの中でも,特に際立っているのだ。以下は同じcomScoreの調査で,今年3月と昨年3月における米国の垂直型アドネットワーク全体のユニークユーザー数を示している。2009年3月のユニークユーザー数は1億人を超え,前年同月比で172%も増えているのだ。リーチ率も57.1%と,1年前の21.5%から急伸している。

次は,Gaming,Entertainment,Community,News/Information,Healthの5分野について,垂直型アドネットワーク経由で訪れた人の月間滞留時間と一般に訪れた人の月間滞留時間を比較している。垂直型アドネットワーク経由で訪れた人の方が滞留時間が123%も長いということなのである。それだけより深く興味を持った人を誘導するのだから,垂直型アドネットワークに掲載する広告料金を高くできるということか。

◇参考
・comScore Study Highlights Rapid Emergence of Vertical Ad Networks for Reaching Engaged, Targeted Audiences(comScore)
・April's Top 50 Websites: SocNets, Swine Flu Top-of-Mind(Marketing Charts)
・comScore Releases April 2009 U.S. Ranking of Top 25 Ad Networks(comScore)
・Zuckerberg mum on funding, ad network rumors(Cnet News)
2009年05月11日
景気回復後,ネット広告は再び急成長に
米国のネット広告費は,このところ踊り場に入り伸びが鈍化しているが,来年以降の景気回復後には再び勢いよく上昇する。
Forrester Researchの予測によると,米国のネットマーケティング費(interactive marketing spend)が,2008年の231億ドルから2014年には550億ドルに達する。6年間に渡っての年平均成長率が17%の上昇カーブを描くことになるという。

ネットマーケティング費の内訳を見ると,相変わらず検索マーケティング費が圧倒的に大きい。2014年でもネットマーケティング費の57%を検索マーケティング費が占めるということか。検索マーケティング費の年平均成長率は15%と,今後とも高成長を見込めるとしている。
高い年平均成長率を示す広告カテゴリーは,トップが34%のソーシャルメディアで,そのあとが27%のモバイルとなっている。米国ではモバイル市場の立ち上がりが遅れているのに,成長率が平均27%程度とは弱気ではないか。この成長率だと,2014年になってもモバイルマーケティング費は13億ドル弱にしか達せず、ネットマーケティング費の内のわずか2.3%を占めるに過ぎないことになる。一方でeMarketerの予測では,2012年のモバイル広告費が65億ドルとなっている。リーマンショック前の予測値ではあるが,あまりにも差があり過ぎるのだが・・。
またForresterの調査では,2009年のネットマーケティングの傾向ととして,企業のマーケターが伝統的なマーケティング費を大きく減らして,少しでもネットマーケティング費にシフトさせたいようだと報告している。ネットマーケティング費を増やすために,どのカテゴリーの伝統的なマーケティング費を減らすつもりなのか。そのアンケート結果は次の通り。
DM:40%
新聞:35%
雑誌:28%
TV:12%
イエローページ:11%
屋外:9%
ラジオ:8%
やはり,新聞や雑誌の紙媒体が犠牲になるようだ。
◇参考
・Interactive Budgets Are Growing At The Expense Of Offline(Forrester)
・Spending expected to pass $6.5 billion in 2012(eMarketer)
・Forrester: Interactive Marketing To Grow 11% To $25.6 Billion in 2009(MediaPostNews)
Forrester Researchの予測によると,米国のネットマーケティング費(interactive marketing spend)が,2008年の231億ドルから2014年には550億ドルに達する。6年間に渡っての年平均成長率が17%の上昇カーブを描くことになるという。
ネットマーケティング費の内訳を見ると,相変わらず検索マーケティング費が圧倒的に大きい。2014年でもネットマーケティング費の57%を検索マーケティング費が占めるということか。検索マーケティング費の年平均成長率は15%と,今後とも高成長を見込めるとしている。
高い年平均成長率を示す広告カテゴリーは,トップが34%のソーシャルメディアで,そのあとが27%のモバイルとなっている。米国ではモバイル市場の立ち上がりが遅れているのに,成長率が平均27%程度とは弱気ではないか。この成長率だと,2014年になってもモバイルマーケティング費は13億ドル弱にしか達せず、ネットマーケティング費の内のわずか2.3%を占めるに過ぎないことになる。一方でeMarketerの予測では,2012年のモバイル広告費が65億ドルとなっている。リーマンショック前の予測値ではあるが,あまりにも差があり過ぎるのだが・・。
またForresterの調査では,2009年のネットマーケティングの傾向ととして,企業のマーケターが伝統的なマーケティング費を大きく減らして,少しでもネットマーケティング費にシフトさせたいようだと報告している。ネットマーケティング費を増やすために,どのカテゴリーの伝統的なマーケティング費を減らすつもりなのか。そのアンケート結果は次の通り。
DM:40%
新聞:35%
雑誌:28%
TV:12%
イエローページ:11%
屋外:9%
ラジオ:8%
やはり,新聞や雑誌の紙媒体が犠牲になるようだ。
◇参考
・Interactive Budgets Are Growing At The Expense Of Offline(Forrester)
・Spending expected to pass $6.5 billion in 2012(eMarketer)
・Forrester: Interactive Marketing To Grow 11% To $25.6 Billion in 2009(MediaPostNews)
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2009年04月24日
不正クリック率の世界地図が登場、詐欺の多い国はどこか
GoogleのAdWordsに代表される検索連動広告では、PPC(pay per click)をベースにしているため、不正クリックは大問題である。だが、クリック詐欺はなくならないようだ。
Click Forensicsが作成した、不正クリック率をマッピングした世界地図(Click Fraud Index)を見ると、世界中でクリック詐欺が蔓延していることがわかる。同社は、検索エンジン会社とは独立に、不正クリック率データを世界中から収集している。

ロシア、中国、メキシコ、ブラジルあたりが不正クリック率が高いのか。イギリスやフランスも赤くなっている。米国や日本は不正クリック率が低いということか。でも不正クリックは越境するので、どう解釈すればいいのかな。直近だと、不正クリックは、カナダ、イギリス、ドイツからが多いという。
最近の四半期別に調べた全体の不正クリック率は、次のようになっている。2009年の第一四半期は13.8%に減っている。
2008Q1:16.3%
2008Q2:16.2%
2008Q3:16.0%
2008Q4:17.1%
2009Q1:13.8%
◇参考
・Industry Click Fraud Rate Declines to 13.8% in Q1 2009(プレスリリース)
Click Forensicsが作成した、不正クリック率をマッピングした世界地図(Click Fraud Index)を見ると、世界中でクリック詐欺が蔓延していることがわかる。同社は、検索エンジン会社とは独立に、不正クリック率データを世界中から収集している。
ロシア、中国、メキシコ、ブラジルあたりが不正クリック率が高いのか。イギリスやフランスも赤くなっている。米国や日本は不正クリック率が低いということか。でも不正クリックは越境するので、どう解釈すればいいのかな。直近だと、不正クリックは、カナダ、イギリス、ドイツからが多いという。
最近の四半期別に調べた全体の不正クリック率は、次のようになっている。2009年の第一四半期は13.8%に減っている。
2008Q1:16.3%
2008Q2:16.2%
2008Q3:16.0%
2008Q4:17.1%
2009Q1:13.8%
◇参考
・Industry Click Fraud Rate Declines to 13.8% in Q1 2009(プレスリリース)
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最近はやっているバイラルビデオ
近頃人気のバイラルビデオ3本を選んでみた。
最初はケータイのT-Mobile。Liverpool Street Stationでみんな一緒にダンシング。キャッチコピーは“ Life's for sharing”。
次は、サムソンのLED。LEDを付けた羊の大群が繰り広げる、驚くべきディスプレーショー。先月中旬ころから評判になっているバイラルビデオ。ともかく凄い。
最後は、お菓子メーカーCadbury。二人の子供の眉毛ダンス。眉毛とお菓子、どういう関係があるのかな?
最初はケータイのT-Mobile。Liverpool Street Stationでみんな一緒にダンシング。キャッチコピーは“ Life's for sharing”。
次は、サムソンのLED。LEDを付けた羊の大群が繰り広げる、驚くべきディスプレーショー。先月中旬ころから評判になっているバイラルビデオ。ともかく凄い。
最後は、お菓子メーカーCadbury。二人の子供の眉毛ダンス。眉毛とお菓子、どういう関係があるのかな?
2009年03月17日
マーケター必見、ペプシコのTwitter利用キャンペーン
ペプシコ(PepsiCo)がSXSW2009(South by Southwest 2009)のスポンサーとなり、Twitterを利用したキャンペーンを展開中である。ソーシャルメディアによるキャンペーンに関心のあるマーケターは見ておくべきであろう。
開催中の22日までなら専用サイト(http://pepsico.com/sxsw)で、そのリアルタイムキャンペーンを見ることができる。同社はペプシーコーラーで有名な世界第2位の食料・飲料メーカーなので、ドリンク、食事、パーティーなどのテーマーを掲げて、参加を呼び掛けている。SXSWの参加者でないと意味がないが。
また、ペプシコは最近、Webラジオ BlogTalkRadioのスポンサーにもなっており、会場でのライブインタビューも実施している。
キャンペーンもリアルタイム展開へ・・・。数年後には「かつて、ブログなどを利用したのんびりとした口コミキャンペーンがあったものだ」ということになるのだろうか。
◇参考
・Why Is Pepsi Paying for Web Radio, Twitter and Facebook?(All Things Digital)
・Mashable Monday at SXSW: Mashable Party and Social Media Smackdown(Mashable)
タグ:twitter
2009年03月13日
広告市場のピークは2007年、08年から10年まではマイナス成長に
市場予測の下方修正は当たり前になってきた。
広告売上は2008年に続いて2009年もマイナス成長を覚悟していたが、2010年のマイナス成長も避けられないとの声が出始めている。
Jack Myers Media Business Reportのよると、米メディア企業の広告売上は、08年は前年比4.2%減であったが、09年(今年)は同12%減、10年は同7%減と予測している。この予測は、最新のデータ(08年第4四半期と09年第1四半期)と、Goldman Sachsによるトップ100社の広告主への聞き取り調査をベースに、行われた。
米メディア企業の広告収入は、2007年が前年比3.6%増の2347億ドルでピークであった。その後マイナス成長が続き、2010年には1887億ドルに落ち込む。07年のピーク値に戻るのは、いつになることやら。
カテゴリー別には、やはり新聞広告が最も大きく落ち込み、ローカルのケーブルTVや地上ラジオも厳しい。
だが、こんな時代にも成長が見込める分野がある。ビデオゲーム、映画、衛星ラジオ、それに多くのオンライン広告に期待がかかる。特にビデオとソーシャルネットワークに望みを託したい。
◇参考
・Report predicts three down years for ad biz(THR.com)
広告売上は2008年に続いて2009年もマイナス成長を覚悟していたが、2010年のマイナス成長も避けられないとの声が出始めている。
Jack Myers Media Business Reportのよると、米メディア企業の広告売上は、08年は前年比4.2%減であったが、09年(今年)は同12%減、10年は同7%減と予測している。この予測は、最新のデータ(08年第4四半期と09年第1四半期)と、Goldman Sachsによるトップ100社の広告主への聞き取り調査をベースに、行われた。
米メディア企業の広告収入は、2007年が前年比3.6%増の2347億ドルでピークであった。その後マイナス成長が続き、2010年には1887億ドルに落ち込む。07年のピーク値に戻るのは、いつになることやら。
カテゴリー別には、やはり新聞広告が最も大きく落ち込み、ローカルのケーブルTVや地上ラジオも厳しい。
だが、こんな時代にも成長が見込める分野がある。ビデオゲーム、映画、衛星ラジオ、それに多くのオンライン広告に期待がかかる。特にビデオとソーシャルネットワークに望みを託したい。
◇参考
・Report predicts three down years for ad biz(THR.com)
タグ:広告
2009年02月17日
ブログの口コミを誘発する紙媒体広告
The Copywriter Underground
これは、Newsweek誌に載った1ページ広告である。広告主は米食品(ハム・ソーセージ)メーカーのOscar Mayer。サンドイッチの広告であるが、キャッチコピーが“Blogworthy”となっている。広告の商品はブログ記事にする価値があるよ,と呼びかけているのか。つまり、紙媒体広告で、ブログの口コミを誘発させたいようだが・・・。
でも、この広告を見てブログに書きたくなるのだろうか。もっと不思議なのは、なぜNewsweek誌なのか。Newsweek誌の読者がこの広告を見てブログを書くなんて、ほとんどありえないと思うのだが。的外れの広告なんでは。ただし、そうとは言い切れないのかもしれない。文章を読むと、ボリュームたっぷりのサンドウィッチなのにカロリーが350以下となっている。Newsweek誌の読者にはメタボ対策に熱心な中高年層が多そうなので、訴求力のある広告かも。
どうしてどうしてOscar Mayerの狙いが当たったのか、この広告が多くのブログで取り上げられているではないか。こちらのブログや、あちらのブログや、かなたのブログや、写真投稿のフリッカーなど、少なくともマーケター向けのブログでは話題になり,この広告の存在がマーケターの間では知れ渡ったのでは。コンシューマー向けには、以下のHotdogger Blogなど、オンラインで売り込めばいいのかも
◇参考
・Oscar Meyer Says Product is Blogworthy(Bloggers Blog)
・OSCAR MAYER AD SAYS IT’S “BLOGWORTHY” - SO WHY NOT SEND US TO THEIR BLOG?(Copywriter Underground)
タグ:ブログ
2008年12月09日
米ホリデーシーズンのEC売上,12月に入って盛り返す
ホリデーシーズンのEC売上げが,12月に入って盛り返している。
異常なまでの景気後退で,米国のオンラインECの売上げも大幅に落ち込むことが懸念されていた。やはり11月末近くまではゼロ成長であったが,例年の成長に比べて低いものの,12月に入って勢いが出てきた。comScoreの調査によると,12月1日の売上げが前年比15%増と活況を呈した。12月1日から5日まででも,以下のように前年比9%増と,心配したほどの低成長ではなかった。


ユニークビジター数あるいは売上げの前年比から見た,勝ち組と負け組は次の通り。
*勝ち組
Amazon (AMZN), visitors +10%
Wal-Mart (WMT),visitors +7%
Apple (AAPL), visitors +29%
Consumer electronics, visitors +24%
Video games, visitors +9%
*負け組
eBay (EBAY),visitors -9%
Dell (DELL), visitors -17%
Jewelry, sales - 22%
Music, movies, and videos, sales -24%
◇参考
・Holiday E-Commerce Season Sales Finally Match Last Year as Two Workdays this Past Week Each Surpass $800 Million in Online Spending(comScore,プレスリリース)
・E-Commerce Picking Up In December After Terrible November(Silicon Allay Insider)
異常なまでの景気後退で,米国のオンラインECの売上げも大幅に落ち込むことが懸念されていた。やはり11月末近くまではゼロ成長であったが,例年の成長に比べて低いものの,12月に入って勢いが出てきた。comScoreの調査によると,12月1日の売上げが前年比15%増と活況を呈した。12月1日から5日まででも,以下のように前年比9%増と,心配したほどの低成長ではなかった。
ユニークビジター数あるいは売上げの前年比から見た,勝ち組と負け組は次の通り。
*勝ち組
Amazon (AMZN), visitors +10%
Wal-Mart (WMT),visitors +7%
Apple (AAPL), visitors +29%
Consumer electronics, visitors +24%
Video games, visitors +9%
*負け組
eBay (EBAY),visitors -9%
Dell (DELL), visitors -17%
Jewelry, sales - 22%
Music, movies, and videos, sales -24%
◇参考
・Holiday E-Commerce Season Sales Finally Match Last Year as Two Workdays this Past Week Each Surpass $800 Million in Online Spending(comScore,プレスリリース)
・E-Commerce Picking Up In December After Terrible November(Silicon Allay Insider)
2008年12月03日
バイラルビデオ・マーケティングの定番サイトはここ
Nokia(ノキア)のバイラルビデオが話題になっているので覗いてみた。伝説の俳優ブルース・ーリがヌンチャクをラケット代わりに使って,卓球の試合に登場しているビデオである。
こうしたバイラルビデオの企業活用は定着しているが,口コミでどのように伝播しているかを定量的に調べるには,Viral Video Chartが手軽である。これは,バイラルビデオ・マーケティングの定番サイトとして知られている。
そのサイトで,ブルース・ーリ出演のバイラルビデオ(Nokia N96 - Bruce Lee Ping Pong)のマーケティングデータを調べてみた。

アップしてから2週間で150万回閲覧されており,396ブログで取り上げられ,2022コメントが寄せられている。アップしてから1週間後がピークとなっていた。
言語別には,英語圏が46%でスペイン語圏が24%で,ポルトガル語圏が12%となっている。ブルース・リーはラテン系の人には,いまだに人気が高いのかも。でも,一番多いはずの中国語圏が計数されていないのはどうしてか。中国では測定できないためか。
広告や販促にバイラルビデオを企画・開発している人には,同サイトのAds and Commercials(7days,30days, 356days)が役に立つ。最近の7 日間, 30 日間,あるいは 365 日間のランキングが示されている。また分野別(Brand Verticals)も便利だ。以下の分野別に,バイラルビデオのランキングが得られる。
Alcohol, Apparel, Automotive ,Beverages, Computer Hardware ,Computer Software, Consumer Electronics ,Financial Services, Food, Internet Services, Luxury, Personal Care and Remedies ,Retail, Restaurants, Sporting Goods, Telecoms, Energy and Transportation
例えば最近1ヶ月間におけるアルコール分野の人気バイラルビデオは,Alcohol: Top 20 Viral Videosでどうぞ。米国ではアルコール飲料のテレビCMに厳しい規制が課せられるので,YouTubeなどの動画サイトにバイラルビデオをアップするのが盛んだ。米国ではプロ野球選手がアルコール飲料のテレビCMに出演することはない。でも日本では松坂大輔や松井秀喜もテレビCMに登場しビールを飲んだりしているので,バイラルビデオに頼らなくてもいいのかも。
◇参考
・Bruce Lee plays ping pong, own style, for Nokia(Adverblog)
こうしたバイラルビデオの企業活用は定着しているが,口コミでどのように伝播しているかを定量的に調べるには,Viral Video Chartが手軽である。これは,バイラルビデオ・マーケティングの定番サイトとして知られている。
そのサイトで,ブルース・ーリ出演のバイラルビデオ(Nokia N96 - Bruce Lee Ping Pong)のマーケティングデータを調べてみた。
アップしてから2週間で150万回閲覧されており,396ブログで取り上げられ,2022コメントが寄せられている。アップしてから1週間後がピークとなっていた。
言語別には,英語圏が46%でスペイン語圏が24%で,ポルトガル語圏が12%となっている。ブルース・リーはラテン系の人には,いまだに人気が高いのかも。でも,一番多いはずの中国語圏が計数されていないのはどうしてか。中国では測定できないためか。
広告や販促にバイラルビデオを企画・開発している人には,同サイトのAds and Commercials(7days,30days, 356days)が役に立つ。最近の7 日間, 30 日間,あるいは 365 日間のランキングが示されている。また分野別(Brand Verticals)も便利だ。以下の分野別に,バイラルビデオのランキングが得られる。
Alcohol, Apparel, Automotive ,Beverages, Computer Hardware ,Computer Software, Consumer Electronics ,Financial Services, Food, Internet Services, Luxury, Personal Care and Remedies ,Retail, Restaurants, Sporting Goods, Telecoms, Energy and Transportation
例えば最近1ヶ月間におけるアルコール分野の人気バイラルビデオは,Alcohol: Top 20 Viral Videosでどうぞ。米国ではアルコール飲料のテレビCMに厳しい規制が課せられるので,YouTubeなどの動画サイトにバイラルビデオをアップするのが盛んだ。米国ではプロ野球選手がアルコール飲料のテレビCMに出演することはない。でも日本では松坂大輔や松井秀喜もテレビCMに登場しビールを飲んだりしているので,バイラルビデオに頼らなくてもいいのかも。
◇参考
・Bruce Lee plays ping pong, own style, for Nokia(Adverblog)
2008年11月27日
テクノロジー分野の垂直型アドネット,NetShelterがトップに躍り出る

テクノロジー(技術)分野サイトのトップにNetShelterが躍り出た(Mediaweekより)。
comScoreのユニークユーザー調査(10月データ)によると,NetShelterの月間ユニークユーザー(UU)数が1525.6万人となり,1506.1万人のCNETを追い抜き,技術分野サイトのトップの座に登りつめた。CNET, IDG, Yahoo Tech, SourceForge ,CMPのいずれのサイトよりもUU数が多いが,NetShelterの場合はアドネットワークに加わっている150サイトの総UU数である。昨年夏に女性向けサイトのアドネットワークGlamが,女性向け専用サイトiVillageを追い抜いた状況とよく似ている。
NetShelterはマーケット支援を売り物にしたアドネットワークである。次の5分野別にテクノロジー専門サイトが参加している。たとえば,IS/IT Managment分野では41サイトが加わっている。
1.IS/IT Managment
2.Consumer Electronics
・Apple / Mac / iPod
・Digital Lifestyle / Home Entertainment
・Digital Camera / Photography
・Laptop / Notebook
3.Mobile
4.Developer
5.Games
今年の第4四半期には前年同期比で100%増の売上を見込んでいるという。また,TopTechGiftsのような特設サイトを立ち上げたりしている。

◇参考
・Tech Ad Net Tops the Mighty CNET(Mediaweek)
タグ:広告
2008年11月25日
女性向けサイトGlamの日本語版が開設,大手出版社がアドネットに参加
Glam Media(グラムメディア)が,女性向けサイトGlamの日本語版を11月25日に開設する。
すでに,GlamMedia:グラムメディア・ジャパン(http://jp.glammedia.com/)とGlam(http://www.glam.jp/)が立ち上がっている。上のスクリーンショットは発表前日(24日)のGlamのトップページである。
Glam(グラム)は女性向けサイトを束ねたアドネットワーク。同時にコンテンツネットワークの役割も果たしている。ネットワークには,雑誌社サイト,女性向け専門サイト,ブログなどのパブリッシャーが加入する。
2003年に設立されたGlam Mediaは,2005年9月19日に最初のGlam.comを米国で立ち上げる(同社プレスリリース)。その後,2006年頃からすごい勢いで成長し始め,2007年夏にはユニークユーザー数で女性サイトの定番iVillageを抜き去り,ナンバーワンサイトになったと宣言した(ただしGlamのユニークユーザー数には,加入パブリッシャーサイトすべてのユーザー数も加算している)。
今年に入って,海外進出に着手。英国版とドイツ版を開設し,そして年末に日本上陸となったわけだ。米国内からの月間ユニークユーザー数が5664万人(comScoreの10月データ)となっており,米サイトのトップ10に入っている。
●comScore Top 50 Properties (U.S.),October 2008
Total U.S. - Home, Work and University Locations

(ソース:comScore)
日本国内でも,Glam Mediaが運営するGlamサイトを中核に,ネットワークに加入している外部のパブリッシャーサイトと連携することになる。各パブリッシャーサイトは広告掲載枠を提供し,それに応えてGlam Mediaは営業で取ってきた広告をその広告掲載枠に配信することになる。Glam Mediaの専任営業スタッフが広告主から高単価の広告依頼を受け,それをパブリッシャーサイトの広告枠に絶えず埋めていけるかどうかが勝負となる。広告メニューについてはこちらを参照。
開業時にGlamネットワークに加わっているパブリッシャーは約30サイトである。小学館,日経BP社,講談社,集英社,光文社、主婦の友などの雑誌社,カフェグローブ・ドット・コムなどのオンライン専業社,それにフジテレビジョン,ベネッセコーポレーションなどである。一方広告主としては,フェンディ ジャパン,メイベリンニューヨーク(日本ロレアル),MHDディアジオ モエ ヘネシー、全日本空輸が名を連ねている。
Glamサイトはパブリッシャーサイトのポータル的な役割も課せられる。つまり加入パブリッシャーサイトにトラフィックを誘導するための仕掛けが必要である。編集能力が問われる。Glamサイトではまず,ファッション,ビューティー,ジュエリー&ウオッチの3カテゴリーのコンテンツを提供する。またオープニングキャンペーンとして、世界5都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ミラノ、東京)のグラムエディターが選んだアイテム全50点を、ユーザーにプレゼントする。
Glam Mediaには謎が多い。このため,米国ではGlamを絶賛するブログがある一方で,詐欺師とこき下ろすブログも少なくない。資金調達時に投資家へ,今年の年間売上1億ドル(1億5000万ドルの説も)を達成すると約束したとも言われている。まもなく,その結果が明らかになろう。(こちらを参照)
その目標達成のためか,最近Glamは,全従業員200人の7%に相当する14人をレイオフしたようだ。いずれも営業スタッフと言われている。また今月上旬に入って同社は,パブリッシャーへの支払いを60日〜90日から120日に延長した。景気減速が,垂直型アドネットワーク事業にも悪影響を及ぼしているのだろう。
ともかく厳しい状況下での旗揚げだが,国内で初めての本格的な垂直型アドネットワークであるだけに,日本のオンライン広告市場に新風を吹き込んでもらいたい。
◇参考
・11.25 グラムメディア国内サービス開始:ユーザー向けに世界5都市からのプレゼントキャンペーン同時開催 (プレスリリース)
・奇跡の女性サイト“Glam”(1),Facebookをしのぐ勢いで日本上陸へ(メディア・パブ)
・奇跡の女性サイト“Glam”(2),真の世界一へこれからが正念場(メディア・パブ)
・Glam Lays Off 14, Reorgs Sales Team(Silicon Alley Insider)
・Glam Media Blames Economy, Slows Down Payments To Publishers:Glam Media、経済環境悪化にかこつけて配信パートナーへの支払いサイクルを延長(TechCrunch)
・カフェグローブ・ドット・コム、女性向け広告およびメディアネットワークを展開するグラムメディア・ジャパンと広告事業で全面提携(プレスリリース)
タグ:広告
2008年11月14日
米国の広告市場,回復は2010年以降との予測が
深まる経済不況。市場予測の下方修正が相次ぐ。広告市場も例外ではない。
Citigroupによると,米市場における総広告費の成長率は,今年(2008年)が1.8%減で来年(2009年)が3.6%減になるという。プリント,放送,インターネットを含む全メディアの広告費の総計が,今年も来年も前年割れするとの予測である。同社はこれまで,今年は0.2%増,来年は0.3%増と見ていたが,ここにきて下方修正したのである。今年は北京オリンピックと大統領選の特需があったものの,ローカルおよび全米の広告メディアの広告費が予想以上にひどい落ち込みを示している。個人消費も減速しており,米国の広告市場は1950年代以降で最も厳しいマイナス成長時代を迎えそうだ。
際立って悲惨な広告メディアは,いつものように新聞だ。今年は前年比16.3%減で,来年は同12.5%減とCitigroupは占っている。インターネット広告は今年は同11.4%増となんとか2桁成長を維持したが,来年は同5.8%増とかなりスローダウンするとのことだ。
◇参考
・Advertising Industry May Not Recover Until 2010, Citigroup Says (Bloomberg.com)
Citigroupによると,米市場における総広告費の成長率は,今年(2008年)が1.8%減で来年(2009年)が3.6%減になるという。プリント,放送,インターネットを含む全メディアの広告費の総計が,今年も来年も前年割れするとの予測である。同社はこれまで,今年は0.2%増,来年は0.3%増と見ていたが,ここにきて下方修正したのである。今年は北京オリンピックと大統領選の特需があったものの,ローカルおよび全米の広告メディアの広告費が予想以上にひどい落ち込みを示している。個人消費も減速しており,米国の広告市場は1950年代以降で最も厳しいマイナス成長時代を迎えそうだ。
際立って悲惨な広告メディアは,いつものように新聞だ。今年は前年比16.3%減で,来年は同12.5%減とCitigroupは占っている。インターネット広告は今年は同11.4%増となんとか2桁成長を維持したが,来年は同5.8%増とかなりスローダウンするとのことだ。
◇参考
・Advertising Industry May Not Recover Until 2010, Citigroup Says (Bloomberg.com)
タグ:広告
2008年11月13日
オンライン広告市場のトレンドが俯瞰できるグラフ
Morgan Stanleyが発表したプレゼン資料“Technology/Internet Trends”を,Gawkerの Nick Dentonが紹介してくれている。Web2.0 Summit(2008年11月5日,Sun Francisco)で使われた資料である。
米国のインターネットトレンドをまとめている。トレンドそのものはわかっていても,この資料のように定量的に示してくれていると役立つ。ウィジェットの形で提供されているので,下に貼り付けておいた。
上のプレゼン資料から,オンライン広告関連を中心にいくつかのページを以下に。
最初は,米国における広告市場の成長率の推移。メディア別に示されている。高成長を続けていたインターネット広告も成長率が鈍化し始めている。来年にかけて冷え込みそう。

次は,リテール市場のトレンド。Eコマース(インターネットリテール)も成長率が鈍化してきている。

広告費とGDPとの関係は次の通り。広告市場が景気に大きく影響を受けている。

GDP(real GDP)の浮き沈みにバイアスがかかった形で,広告市場が大ブレしている。特にReal GDPがマイナスになった時,つまり今年や来年は,広告市場が悲惨なことになる恐れがある。

次は、参考までに,ポータルサイトとソーシャルサイト(YouTubeやFacebook)の勢いの差を見せつけるグラフ。

ソーシャルサイトの台頭により,インプレションのインフレが起こり,次のように広告CPMが下降線を辿っている。

◇参考
・A 2009 Internet Media Plan(Nick Denton)
・How Low Will Online Ads Go? Lower, Says J.P. Morgan. Very, Very Low, Says Gawker’s Nick Denton(All Things D)
米国のインターネットトレンドをまとめている。トレンドそのものはわかっていても,この資料のように定量的に示してくれていると役立つ。ウィジェットの形で提供されているので,下に貼り付けておいた。
上のプレゼン資料から,オンライン広告関連を中心にいくつかのページを以下に。
最初は,米国における広告市場の成長率の推移。メディア別に示されている。高成長を続けていたインターネット広告も成長率が鈍化し始めている。来年にかけて冷え込みそう。
次は,リテール市場のトレンド。Eコマース(インターネットリテール)も成長率が鈍化してきている。
広告費とGDPとの関係は次の通り。広告市場が景気に大きく影響を受けている。
GDP(real GDP)の浮き沈みにバイアスがかかった形で,広告市場が大ブレしている。特にReal GDPがマイナスになった時,つまり今年や来年は,広告市場が悲惨なことになる恐れがある。
次は、参考までに,ポータルサイトとソーシャルサイト(YouTubeやFacebook)の勢いの差を見せつけるグラフ。
ソーシャルサイトの台頭により,インプレションのインフレが起こり,次のように広告CPMが下降線を辿っている。
◇参考
・A 2009 Internet Media Plan(Nick Denton)
・How Low Will Online Ads Go? Lower, Says J.P. Morgan. Very, Very Low, Says Gawker’s Nick Denton(All Things D)
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2008年11月10日
旅行サイトのアドネット“TAN”,オンマップ広告を採用
旅行サイトを束ねた垂直型アドネットークTravel Ad Network (TAN)が,オンマップ広告を採用する。
インターネットで旅行の計画を立てたりする時,ネット上のマップ(地図)を見ながら調べることが多い。その地図上に,利用する状況に合わせて広告を掲載することは,効果的であろう。特定の観光地をズームアップするユーザーに対しては,その場所にあるホテルやレストランなどの広告を掲載すればよい。

TANでは,Lat49のシステムを用いて,マップ上の掲載を始める。 こうした広告を"Mapvertising" というそうな。TANに加わっている旅行サイトに登場することになる。単なるバナー広告に比べ,マップ上広告の方が広告単価をアップできると期待している。
旅行サイトのランキングを以下に示す。comScoreのデータによる,月間ユニークユーザー(UU)数の多い順である。Travel Ad Network (TAN)の場合は,アドネットワークに加わっているサイトのUU数の合計である。これは,2008年3月のデーターであるが,その後加入サイトも増え,TANのUU数は月間2500万人である。他も増えているので,現在もTANは3位のようだ。

単位:1000(ソース:TAN)
現在TANには,200以上の旅行サイトが加盟している。LonelyPlanet, Rand McNally, FlightView, Viator, Rough Guides, EuropeForVisitors.com, HotelsByCity などが仲間入りしている。
代表的な広告主は,American Express,Best Western,Herz,VISA,Hilton Hotel,CitiCards,Appleなどである。
◇参考
・Travel Ad Network Launches "Mapvertising" in Partnership With Lat49(プレスリリース)
・Travel Ad Network Approaches 25 Million Global Uniques With Addition of Maps.com(MarketWatch)
インターネットで旅行の計画を立てたりする時,ネット上のマップ(地図)を見ながら調べることが多い。その地図上に,利用する状況に合わせて広告を掲載することは,効果的であろう。特定の観光地をズームアップするユーザーに対しては,その場所にあるホテルやレストランなどの広告を掲載すればよい。

TANでは,Lat49のシステムを用いて,マップ上の掲載を始める。 こうした広告を"Mapvertising" というそうな。TANに加わっている旅行サイトに登場することになる。単なるバナー広告に比べ,マップ上広告の方が広告単価をアップできると期待している。
旅行サイトのランキングを以下に示す。comScoreのデータによる,月間ユニークユーザー(UU)数の多い順である。Travel Ad Network (TAN)の場合は,アドネットワークに加わっているサイトのUU数の合計である。これは,2008年3月のデーターであるが,その後加入サイトも増え,TANのUU数は月間2500万人である。他も増えているので,現在もTANは3位のようだ。
単位:1000(ソース:TAN)
現在TANには,200以上の旅行サイトが加盟している。LonelyPlanet, Rand McNally, FlightView, Viator, Rough Guides, EuropeForVisitors.com, HotelsByCity などが仲間入りしている。
代表的な広告主は,American Express,Best Western,Herz,VISA,Hilton Hotel,CitiCards,Appleなどである。
◇参考
・Travel Ad Network Launches "Mapvertising" in Partnership With Lat49(プレスリリース)
・Travel Ad Network Approaches 25 Million Global Uniques With Addition of Maps.com(MarketWatch)
タグ:広告
2008年10月30日
ユーザー作成のビデオ広告,スーパーボウル向け広告で100万ドル賞金をゲットできるかも
ユーザー作成のビデオ広告が,オンラインやTV放送のコマーシャルとしてちょっとしたブームになってきた。
NYTimes.comで,ユーザー作成ビデオ広告でひと儲けした人の成功話が紹介されていた。その人の名はJoel Moss Levinson(28才)。彼は失敗を重ねながら多くの職を渡り歩き,大学も中退した人だそうだが,現在は家庭用ビデオカメラで撮った動画広告で数々のコンテストで賞を獲得し,20万ドル以上も稼いだという。
まず作品を。最初はKlondike Video Contest で10万ドルの賞金を得た時の受賞作品。Klondikeのスナックバーの広告用ビデオである。
●Klondike Video Contest $100,000 Winning Video
次は,SundiaのWatermelon Video Awardにエントリーした作品。
●Mr. Watermelon, Party Fruit
次はHonda関連のコンテストにエントリーした作品。
●Honda of Bowie Rocks!
彼の作品一覧(Joel Moss Levinson's YouTube Page)はこちらで。
いずれもドタバタのコメディー風動画である。どうも米国の企業サイトでは,ユーザー参加型プロモーションの一環として,自社製品を取り上げたビデオ広告のコンテストが盛り上がってきているようだ。そのコンテストのエントリー作品を紹介することが,製品プロモーションになるし,優秀作品はテレビコマーシャルに採用したりする(Sundiaの例)。
そして,TV広告の最高峰であるスーパーボウル広告にも,ユーザー作成ビデオが登場するかもしれない。Doritosは次のスーパーボウル(2009年2月3日)の間に UGC(user-generated commercial)を流す予定だ。優秀作品があれば,100万ドルを提供するという。
◇参考
・Finding a Gold Mine in Digital Ditties(NYTimes.com)
・Doritos Puts up $1 Million for Consumer-Created Doritos Commercial that Beats Seasoned...(Reuters)
NYTimes.comで,ユーザー作成ビデオ広告でひと儲けした人の成功話が紹介されていた。その人の名はJoel Moss Levinson(28才)。彼は失敗を重ねながら多くの職を渡り歩き,大学も中退した人だそうだが,現在は家庭用ビデオカメラで撮った動画広告で数々のコンテストで賞を獲得し,20万ドル以上も稼いだという。
まず作品を。最初はKlondike Video Contest で10万ドルの賞金を得た時の受賞作品。Klondikeのスナックバーの広告用ビデオである。
●Klondike Video Contest $100,000 Winning Video
次は,SundiaのWatermelon Video Awardにエントリーした作品。
●Mr. Watermelon, Party Fruit
次はHonda関連のコンテストにエントリーした作品。
●Honda of Bowie Rocks!
彼の作品一覧(Joel Moss Levinson's YouTube Page)はこちらで。
いずれもドタバタのコメディー風動画である。どうも米国の企業サイトでは,ユーザー参加型プロモーションの一環として,自社製品を取り上げたビデオ広告のコンテストが盛り上がってきているようだ。そのコンテストのエントリー作品を紹介することが,製品プロモーションになるし,優秀作品はテレビコマーシャルに採用したりする(Sundiaの例)。
そして,TV広告の最高峰であるスーパーボウル広告にも,ユーザー作成ビデオが登場するかもしれない。Doritosは次のスーパーボウル(2009年2月3日)の間に UGC(user-generated commercial)を流す予定だ。優秀作品があれば,100万ドルを提供するという。
◇参考
・Finding a Gold Mine in Digital Ditties(NYTimes.com)
・Doritos Puts up $1 Million for Consumer-Created Doritos Commercial that Beats Seasoned...(Reuters)
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2008年10月29日
オンライン広告,不況にもかかわらず2桁成長を継続するかも
深刻な景気後退で,広告ビジネスの見通しもますます暗くなってきた。新聞,雑誌,TVのメディア広告は,今年から来年にかけてかなり厳しくなりそうだ。米国でも,そして日本においても。
さらに頼みの綱のネット広告にも,最近,暗い話が次々と舞い込んでくる。広告価格が急落しているとか,ディスプレイ広告売上が下降線を描き始めたとか,コストをかけてユニークユーザー数を増やしたのに広告売上が伸びないとか・・・・。
先ほど見つけたWSJの記事では,アドネットワークが苦戦している状況を伝えている。この2〜3年,アドネットワークは大ブームで,今や米国市場では300以上もが乱立している。期待の有望サービスとして,VCも競って出資してきた。そこで盛り上がっていると思いきや,不況の荒波を受けたのか,うまく離陸できないネットワークが多いようだ。
例えば,JellyCloud(Redwood City, Calif.-based targeted ad network)は年初にVCから1150万ドルの資金を調達したのに,今月に入って倒産した。有力なAdBriteも最近,スタッフの40%をレイオフした。最大規模のアドネットワークであるPlatform-A(AOL)も陰りが見えているという。
さて,たまにはこうした気の重い話から逃避したくなる。こういう時には,eMarketerの予測データを見ると元気づくかもしれない。ネット業界の期待に応えてか,やはり今回も,次のような一覧表を提供してくれている。

各調査会社が発表した米オンライン広告の成長率の一覧表である。ほとんどの調査会社は,2008年も2009年も2桁成長を予測している。eMarketer自身も8月に発表しており,それによると2008年のオンライン広告費は245億ドルで前年比17.4%増に,また2009年は285億ドルで前年比14.5%増になるようだ。前年までの30%前後の伸びに比べて鈍化しているが,これからの2年間は15%前後の伸びでしのいで,2010年以降に再び急成長できれば・・・。
でも,これらの予測は楽観的との不安も。リーマン崩壊から始まった金融危機が広告予測にも影響しているはずだが,リーマンショック前に発表したデータだと,楽観的な予測になっていたかもしれない。しかし,10月の発表で15%前後を予測している調査会社も少なくないのでちょっと安心か。中にはThinkPanmureのように,2009年のオンライン広告売上は3%の成長に留まるとの厳しい予測を出す会社もいるが。
ただはっきりしているのは,不況対策の広告費削減は新聞,雑誌,TVなどの伝統マスメディア広告が対象になっていることだ。ネット広告に対しても、以前に比べ厳しい費用対効果を突きつけられるだろう。単にページビューとかユニークユーザー数が多いだけでは広告主から相手にされなくなる。湯川さんが単行本「次世代マーケッティングプラットフォーム」で熱をこめて説いていおられるシナリオが,米市場では一気に進みそう。
◇参考
・Online Ad Spending Will Keep Growing(eMarketer)
・Shakeout Threatens to Thin Out Web-Ad Brokers(WSJ.com)
・ユニークユーザー数が増え続ける米ニュースサイト,だが新聞社には暗雲が(メディア・パブ)
・景気後退でオンライン広告価格も急下落(メディア・パブ)
・大変だ!ディスプレイ広告がこれから急減する(メディア・パブ)
さらに頼みの綱のネット広告にも,最近,暗い話が次々と舞い込んでくる。広告価格が急落しているとか,ディスプレイ広告売上が下降線を描き始めたとか,コストをかけてユニークユーザー数を増やしたのに広告売上が伸びないとか・・・・。
先ほど見つけたWSJの記事では,アドネットワークが苦戦している状況を伝えている。この2〜3年,アドネットワークは大ブームで,今や米国市場では300以上もが乱立している。期待の有望サービスとして,VCも競って出資してきた。そこで盛り上がっていると思いきや,不況の荒波を受けたのか,うまく離陸できないネットワークが多いようだ。
例えば,JellyCloud(Redwood City, Calif.-based targeted ad network)は年初にVCから1150万ドルの資金を調達したのに,今月に入って倒産した。有力なAdBriteも最近,スタッフの40%をレイオフした。最大規模のアドネットワークであるPlatform-A(AOL)も陰りが見えているという。
さて,たまにはこうした気の重い話から逃避したくなる。こういう時には,eMarketerの予測データを見ると元気づくかもしれない。ネット業界の期待に応えてか,やはり今回も,次のような一覧表を提供してくれている。
各調査会社が発表した米オンライン広告の成長率の一覧表である。ほとんどの調査会社は,2008年も2009年も2桁成長を予測している。eMarketer自身も8月に発表しており,それによると2008年のオンライン広告費は245億ドルで前年比17.4%増に,また2009年は285億ドルで前年比14.5%増になるようだ。前年までの30%前後の伸びに比べて鈍化しているが,これからの2年間は15%前後の伸びでしのいで,2010年以降に再び急成長できれば・・・。
でも,これらの予測は楽観的との不安も。リーマン崩壊から始まった金融危機が広告予測にも影響しているはずだが,リーマンショック前に発表したデータだと,楽観的な予測になっていたかもしれない。しかし,10月の発表で15%前後を予測している調査会社も少なくないのでちょっと安心か。中にはThinkPanmureのように,2009年のオンライン広告売上は3%の成長に留まるとの厳しい予測を出す会社もいるが。
ただはっきりしているのは,不況対策の広告費削減は新聞,雑誌,TVなどの伝統マスメディア広告が対象になっていることだ。ネット広告に対しても、以前に比べ厳しい費用対効果を突きつけられるだろう。単にページビューとかユニークユーザー数が多いだけでは広告主から相手にされなくなる。湯川さんが単行本「次世代マーケッティングプラットフォーム」で熱をこめて説いていおられるシナリオが,米市場では一気に進みそう。
◇参考
・Online Ad Spending Will Keep Growing(eMarketer)
・Shakeout Threatens to Thin Out Web-Ad Brokers(WSJ.com)
・ユニークユーザー数が増え続ける米ニュースサイト,だが新聞社には暗雲が(メディア・パブ)
・景気後退でオンライン広告価格も急下落(メディア・パブ)
・大変だ!ディスプレイ広告がこれから急減する(メディア・パブ)
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2008年10月26日
景気後退でオンライン広告価格も急下落
景気に連動するのが広告事業。景気が悪くなると広告価格が下落していく。好調だったオンライン広告も例外ではなくなってきた。価格が急降下してきたようだ。
PubMatixが発表した"AdPriceIndex Q3 2008"レポートによると,四半期ごとのオンライン広告価格が次のように急落してきている。グラフの価格はePCM(effective Cost Per Mille:ページ表示1000回あたりの平均報酬額)に対応している。
・
◇参考
・PubMatic AdPrice Index Quarterly Report | Q3 2008(PubMatic)
・アドネットワーク選別で広告売上アップをめざす(メディア・パブ)
PubMatixが発表した"AdPriceIndex Q3 2008"レポートによると,四半期ごとのオンライン広告価格が次のように急落してきている。グラフの価格はePCM(effective Cost Per Mille:ページ表示1000回あたりの平均報酬額)に対応している。
・
◇参考
・PubMatic AdPrice Index Quarterly Report | Q3 2008(PubMatic)
・アドネットワーク選別で広告売上アップをめざす(メディア・パブ)
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2008年10月21日
女性サイトネットワークのGlam,次は男性サイトネットワークを構築へ
女性サイトのアドネットワーク(+メディアネットワーク)で急拡大しているGlam Mediaが,次は男性サイトのネットワークBrash.comを立ち上げた。
Brashは男性向けサイトのハブサイトである。コンテンツネットワークであるともに,アドネットワークを狙っているはずだ。ユーザーターゲットは18歳から49歳の男性で,彼らが関心を持ちそうなサイトとネットワークを組む。
まず,ライフスタイル,エンターテインメント,テクノロジー関連のWebサイトやブログを仲間に入れる。現在,25サイトが入った。参加サイト例を以下に示す。
・ArtistDirect,
・DigitalTrends.com,
・eCoustics.com,
・InGameNowSeriousWheels.com
・MonstersandCritics.com
スタート時のネットワークで,約1000万人にリーチできるという。またコンテンツとしては,次のサイトと提携する。
国内ニュース:Time.com
音楽ニュース:Rolling Stone
車のレビュー:TheCarConnection.com
技術情報: CNET
カバー分野としては,次の5チャンネルを用意する。
・Men’s Lifestyle (Style, Fitness, Travel, Food & Drink),
・Entertainment (Music, Movies, TV, Games),
・Tech (Audio, Gadgets, PC & Macs),
・Auto (Luxury, Sport, SUV, and Sedans),
・News (World, US, Politics & Tech).
いつものことだが,Glam Mediaは大風呂敷を広げる。comScore Media Metrixのデータによると,8月の米国でのユニークユーザー数が5229万人に達し,米国サイトのトップテンに入った。確かに凄そうである。でも一方でコストカット対策で,米国の社員12人(7%に相当)を9月に削減したばかりだ。また,景気後退でしばらくディスプレイ広告市場が厳しくなりそうなのに,こんな時期にアドネットワークを立ち上げるとは・・・・。
◇参考
・GLAM MEDIA LAUNCHES BRASH.COM NETWORK TO REVOLUTIONIZE DIGITAL BRAND ADVERTISING TARGETING MEN(プレスリリース)
・Glam about to launch Brash, a content and ad network focused on men?( VentureBeat)
・Glam Media Finds Its Male Side, Launches Brash.com(paidContent.org)
・奇跡の女性サイト“Glam”(1),Facebookをしのぐ勢いで日本上陸へ(メディア・パブ)
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